2019年8月20日(火)放送の『教えてもらう前と後』。
『きのこの美味しさを見分ける前と後』というテーマで放送されました。
これからの季節、食卓の彩に欠かせないきのこ。
そのきのこの中でも代表的な、しいたけ・しめじ・えのき。
より栄養素が多いものを選ぶ見分け方と調理法が紹介されました。
さらに内臓脂肪を減らす効果が期待できる、えのきを使ったかんたんレシピも教えてくれましたよ。
教えてくれるのは、きのこの栄養学を研究して10年、食糧学院 副学院長の馬渕知子先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
美味しいしいたけの選び方
しいたけと言えば、スーパーで笠を裏返した状態でパック詰めされていることが多いですが…
実は裏側の笠の部分を見るだけで、美味しいしいたけを見分けることができるんです。
美味しいしいたけは…笠の裏が狭い
「笠の小さなしいたけは肉厚で食感も良く、より美味しいんです」
「笠の大きなしいたけというのは一見食べるところが多いので選びがちなんですが、成長しすぎてしまっていて美味しい成分が抜け出てしまっていることがあります」
実際に切って比べてみると、確かに笠の裏が狭いしいたけの方が肉厚。
実はしいたけは成長して笠が広がるほど、味が抜けていくんです。
しいたけから出ている胞子、この胞子と一緒に栄養とうま味も吐き出してしまうんです。
美味しくて栄養のあるしいたけを食べたければ、笠の裏をチェック!
美味しいえのきの選び方
バターとの相性抜群のえのき。
スーパーではパックに入って売られていることが多いですが…
パックの真上から見るだけで、美味しいえのきを見分けることができるんです。
美味しいえのきは…笠の高さが均一
実は新鮮なえのきは軸が真っすぐで笠の高さが揃っているんです。
えのきは根元が栄養豊富
そんなえのき、実は栄養素も豊富。
最近では内臓脂肪を減らす効果が期待できると注目されているんですが…
えのきの栄養が豊富なのは…根元
「皆さんはえのきを調理するときに結構上の方で切ってしまって、下の部分を捨ててしまっていると思うんですね」
「これ、とってももったいないんです」
えのきは重力の関係で根元に近いほど栄養成分が多く、特に脂肪燃焼に役立つキノコキトサンは根元ほど豊富なんです。
えのきステーキ
栄養効果抜群!えのきの根元かんたん料理。
【えのきステーキの作り方】
①使うのは根元の石づきの部分だけ
②洗わずに石づきの先を1cmほどカットする
③フライパンで両面を焼く
④バターとしょう油を加えて味付けすれば出来上がり
今まで捨てていた部分が手軽に栄養満点料理に生まれ変わりました♪
真上から見て美味しいえのきを選んだら、根元まで残さず食べましょう。
しめじの美味しい選び方
この夏の時期におススメしたいきのこが、しめじ。
しめじには快眠をサポートするオルニチンが豊富で、寝苦しい夜にはもってこい。
しかも、その量はしじみのおよそ5倍!
実はある調理法を知っているだけで、その栄養素をより効果的に摂ることができるんです。
その調理法とは…しめじとホタテの炒めもの
ポイントは一緒に炒めるホタテ。
ホタテには睡眠の質を高めると言われるグリシンが豊富。
しめじと合わせることで効果もダブルに!
一方、きのこを使った料理として定番のお鍋。
スープまで飲み干さないと、十分な栄養を摂るのは難しいんです。
しめじを食べるときはホタテと一緒に炒めるのがベスト。
松茸そっくり!?松きのこ
そんなきのこの中でも今予約3か月待ちの、大注目のきのこがあるんです。
松茸!ではなく松茸そっくりな新種のきのこ。
値段は国産松茸のおよそ40分の1。
新品種きのこ…500円/100g
しかも、そっくりなのは見た目だけではなく味も…
松茸そっくりなきのこ、その正体とは!?
「こちらは姿形は松茸のようなんですが、実はしいたけの育種からできている美味しいきのこです」
見た目は松茸そっくりですが、本当はしいたけの仲間。
その名も…松きのこ
広島県世羅町で栽培されるこの松きのこ。
松茸を研究していたら偶然生まれた、まさに奇跡のきのこ。
値段もお手ごろなので贈り物にするもよし、贅沢に丸ごと一本かじるもよし。
ぜひ一度ご賞味を♪
おわりに
松きのこ、食べてみたいなぁ…
ここまで読んでいただきありがとうございました。