2019年12月3日(火)放送の『たけしの家庭の医学』。
『名医の改善法で長引く症状が劇的解消!驚きのビフォーアフター!』というテーマで放送されました。
推定患者数およそ3000万人。
日本人の4人に1人が悩んでいるという、頭痛。
街の皆さんに聞いてみると、
頭痛歴30年「ひどいときは何もできなくなるので、あまり予定を入れない」
頭痛歴10年「やっぱり寝込んじゃうので、家のことができなかったり」
皆さん、つらい痛みでかなり苦労されているようです…
教えてくれるのは、埼玉国際頭痛センターのセンター長、坂井文彦先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
40年来の片頭痛に悩む春日さんの場合
そんな頭痛に長年悩まされている、埼玉県在住の春日幸代さん(58歳)。
「ほとんど毎日なんですけど、左の肩から耳の奥にきて、左側のこめかみからてっぺんにかけてズキンズキン」
「一番最初は高校生のとき」
春日さんを悩ませているのは、40年来続いているという片頭痛。
これまで何度か病院で治療も受けてきたものの、慢性化した痛みはなかなか消えず。
今は毎日のように襲ってくる痛みを市販の薬で何とかやり過ごしているそう。
「あまりにも痛くて精神的に暗くなるのが嫌だから飲んじゃう」
「(痛いと)感じの悪い人になっちゃう」
痛みのひどいときは、ついついイライラして周りの人に当たってしまうことも…
春日さんの頭痛はどんなものなのか、彼女の1日に密着しました。
春日さんの感じた痛みの度合いを10段階で”頭痛ダイアリー”という表に記入してもらいます。
いつどんなときにどれくらいの痛みが出るかを細かく知ることで、治療に役立てられるのだといいます。
①ほぼ毎朝強い痛みがある
②天気が悪いと頭痛が悪化
③改装作業で無理な姿勢が続くと頭痛が悪化
春日さんの頭痛は改善できるのでしょうか?
「片頭痛の改善法としておススメの方法があります」
坂井先生が教えてくれた頭痛改善法は…コマ体操。
春日さんには1週間、毎日朝晩2回コマ体操を実践してもらいました。
そして1週間後…
朝起きてからの痛みが10段階中8だったのが、わずか2に!
さらに、朝起きたときの痛みが減ったため、5日目以降は飲み薬も塗り薬もまったく不要に!
そして1日通しても痛みのバロメーターはずっと2以下。
このまま続けていけば、頭痛がゼロになる日もそう遠くないのでは?と坂井先生は言います。
片頭痛改善!コマ体操
1.足を肩幅に広げ、両腕を胸の高さまで持ち上げる
2.その状態から肩の力を抜いて、上半身を左右に90度コマのように回転させる
3.頭痛のないときに1日2回2分ずつ行う
・上半身だけを一定のリズムで回転させる
・笑顔で行うとリラックス効果も加わり、より効果的
そこで痛みのないときにコマ体操を行い、首から脳へ別の刺激を送るとその信号が打ち消され、痛みの神経回路を遮断。
その結果、片頭痛が起こりにくくなるというのです。
緊張型頭痛を改善!肩グルグル体操
片頭痛と並び悩んでいる人の多い2大頭痛の1つが、肩こりからくる緊張型頭痛。
「緊張型頭痛は血液の流れが悪くなる、血管が収縮して頭痛が起こります」
「頭全体が締め付けられる、圧迫される。さっきの(片頭痛の)ズキンズキンとは別ですね」
1.足を肩幅に開き、両ひじを曲げる
2.肩を後ろ周りにグルグルと5回まわす
→服を脱ぐような感じで
3.肩を前周りにグルグルと5回まわす
→リュックサックを背負うような感じで
4.これを朝晩それぞれ2セットずつ行う
・肩・胸・背中の筋肉をほぐし、痛み物質を洗い流す効果がある
・頭痛があるときに行う
坂井先生によると、この肩グルグル体操は肩こりにも効果的なんだそう。
おわりに
コマ体操と肩グルグル体操、簡単なので毎日行いたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。