2023年1月21日(土)放送の『1億3000万人のSHOWチャンネル』。
鹿児島県指宿市にある39年連続日本一の部屋食に輝いた老舗宿「いぶすき秀水園」を紹介します。
教えてくれるのは“旅の達人”ことホテル評論家の瀧澤信秋さんです。
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
指宿温泉 いぶすき秀水園
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創業60年目、鹿児島県指宿市にある旅館「いぶすき秀水園」。
焼酎蔵元を営んでいた創業者が別荘を増改築し開業しました。
西郷隆盛が書いたとされる書や横山大観が描いたという日本画など、ロビーには古美術に精通する創業者が集めた骨董品がズラリと並びます。
指宿は大河ドラマにもなった「篤姫」ゆかりの地、今和泉島津家の別邸があった場所なんです。
他にも貸切で楽しめる天然温泉「桧」なども人気です。
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿2023」料理部門ランキング、全国の旅行会社約1万4,000事業所を対象とした投票で39年連続日本一に輝きました。
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前菜…美味豆腐(牛乳と生クリームを使ったお豆腐)
前菜…蟹三彩
造り…二段箱盛り(鯛・車エビ・きびなご・赤身・水烏賊)
吸物…清まし汁仕立て(蟹しんじょのお吸い物)
蓋物…薩摩黒豚やわらか煮(大豆あんかけ)
焼物…柿釜ふろふき焼き
留椀…香の物
水物…芋焼酎羊羹
料理の器には有田焼を使用。
100室規模で器の運営・管理は大変で数が多いほど破損のリスクが増えるにもかかわらず、特注品や販売が終了した皿を使い続けるこだわりがプロを唸らせます。
そして秀水園の美味しさの秘訣が39年前から受け継がれる秘伝のダシ。
最古参の料理人が毎朝作るこのダシは「替鉢 飛魚出汁の寄せ鍋」など料理の多くに使われていて、秀水園の味を守り続けています。
高い評価を受け続けられる理由は「基本に忠実なこと」。
高級食材や特殊メニューに頼ることなく「基本」だけで勝負できるのは料理人の腕が抜群だからなんです。
「柿釜のふろふき焼き」は柿をくり抜いた器にえのき・いんげん・牡蠣をたっぷり3枚入れ、卵を使ったオリジナル特製みそを入れ、オーブンで20分ほど焼いて作る一品。
この料理のためだけに作った柿の葉模様の有田焼とともにいただきます。
さらに新メニューにも挑戦し続けるなど常に飽きさせない工夫を怠らないのが人気の秘密です。
おわりに
部屋食日本一の旅館、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。