2020年1月18日(土)放送の『世界一受けたい授業 日本の危機2時間SP』。
『若者も不安視する年金問題!年金の詳しい仕組みを教えます』というテーマで放送されました。
番組が行った『日本にとってピンチだと思うこと』のアンケートで、年金問題の順位は…
20~30代…2位
40~50代…1位
昨年6月に金融庁が「年金だけでは老後生活するのに2000万円不足する」と発表した際には、日比谷でデモが起こり、10代~30代の若い世代も多く参加しました。
そもそも年金とはどんな仕組みで、いくらもらえることができるのでしょうか?
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
年金の基礎知識
年金は『国民年金』と『厚生年金』の2つに分かれていて、国民年金には20歳以上の人全員が加入する義務があります。
現在、国民年金は60歳まできちんと納めた人に対し、基本65歳から月に6万5008円が支給されています。
一方、厚生年金は会社員や公務員が加入している年金で、給料や勤務年数によってもらえる金額が変わってきます。
現在、平均すると月に14万5000円が支給されています。
会社員や公務員は国民年金も厚生年金も加入しているため、どちらの年金も受け取ることができます。
しかし少子高齢化などにより、30年後には受け取れる額が今より2~3割も減ると言われています。
年金を支払うべき2つのポイント
だからといって「将来年金をいくらもらえるかわからないのなら、払わなくてもいいんじゃない?」という考えは大間違い!
①病気やケガで働けなくなってもお金がもらえる
年金には障害年金という制度があり、65歳前でも万が一病気やケガで障害を負い、働けなくなってしまった場合に年金を受け取ることができます。
②65歳以降であれば生涯にわたりお金がもらえる
年金の最大の特徴は、もらえる年齢に上限がないこと。
生きている限りお金がもらえるのです。
つまり、年金の掛け金は万が一働けなくなってしまったときや、長生きしたときの保険だと思って払っておくべきなのです。
支払い方法で国民年金がお得に!
Q:国民年金は◯◯◯支払うと割引になる。どんな制度?
答えは…まとめて支払う
国民年金前納割引という制度では、月々に払う年金をまとめて先に支払うことで、毎月払うよりも割引されます。
一番お得になる、2年分をまとめて支払う方法だと…およそ1万5000円も割引に!
毎月納める場合…39万5400円
前納割引の場合…38万880円
しかし、この制度は厚生年金に加入している人は対象外となり、自営業・農業・漁業など国民年金に加入している人が対象になります。
おわりに
国民の義務である国民年金の保険料納付。
どうせならなるべくお得に納めたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。