【世界一受けたい授業】三浦春馬さんが伝えたい日本製|47都道府県の伝統工芸

【世界一受けたい授業】三浦春馬さんが伝えたい日本製|47都道府県の伝統工芸 話題のモノ

2020年7月4日(土)放送の『世界一受けたい授業』。

『三浦春馬先生が教える!いま知っておきたいメイド・イン・ニッポン』というテーマで放送されました。

教えてくれるのは、俳優の三浦春馬先生。

【世界一受けたい授業】三浦春馬さんが伝えたい日本製|47都道府県の伝統工芸
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

2008年、映画『恋空』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も数々のドラマや映画に出演されています。

雑誌の取材でおよそ4年かけて47都道府県を訪問し、各地の伝統工芸や文化などに触れた三浦春馬先生。

その取材をまとめた本『日本製』がいま話題なんです。

三浦春馬先生が47都道府県を旅して出会ったさまざまな日本製、今改めて見直したい日本の良さを紹介します。

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

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京都府

伝統工芸ユニットGO ON(ごおん)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

西陣織・竹工芸・木工芸・京金網・朝日焼・茶筒、この京都を代表する6つの工芸品の若手後継者6人により2012年に結成されました。

伝統の技術を生かしつつ現代のライフスタイルに生かせるものを展開しています。

京金網

平安時代から続く伝統の京金網。

手作業で美しい六角形を針金で組んでいきます。

これまで豆腐すくいや茶こしを作ってきました。

【『金網つじ』二代目の辻徹さん(38歳)】
「いまの時代に生きている人たちがどんなものがあったら使いやすいのかなぁ、とか考えて日々モノづくりをしてますね」

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

こうして作り上げたのがとてもオシャレなコーヒードリッパー。

さらに、直火で焼くトースト用の金網やバングルも若い人たちに大人気なんです。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

※Amazonや楽天など通販サイトでは売り切れ状態で、現在は金網つじ公式サイトでのみ購入できるようです。
【三浦春馬先生の解説】
「これは僕の私物なんですけど、取材に行った際にかっこいいなと思って購入させてもらったバングルです」

朝日焼

陶器用の土を自分たちの手で掘るのが特徴の朝日焼。

現当主の松林豊斎さん(39歳)は400年の歴史を持つ朝日焼の十六代目。

朝日焼は和室の空間に合うように渋い色のものが多く、少し地味な印象でした。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

しかし松林さんはこれまでの朝日焼にはなかった鮮やかな水色を茶碗に取り入れました。

デザインも斬新で色も現代風なポップな仕上がり。

【朝日焼十六世当主の松林豊斎さん(39歳)】
「ロンドンで展示をしたり白い壁やリビングの中で茶碗を見ようとなったときに、鮮やかに美しく見える色というので作るようになりました」

より現代の若者が手に取りやすい作品にチャレンジしているんです。

茶筒

1875年創業の『開化堂』の六代目、八木隆裕さん(45歳)。

開化堂では150年近く茶筒だけを製作してきました。

職人が手作業で作る茶筒は気密性が高いため、蓋を被せると…

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

スーっと滑り降りていくんです。

 

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【『開化堂』六代目の八木隆裕さん(45歳)】
「100年くらい前に買っていただいたお茶筒も修理で返ってくるんです。逆に言うと、今買っていただいたお茶筒が100年後に修理に返ってくるということなんです」

そこで八木さんはパスタ缶やコーヒー缶など今の私たちのライフスタイルに合った新しい製品を開発。

【『開化堂』六代目の八木隆裕さん(45歳)】
「毎日使ってて楽しいなという部分がないとやっぱりこういう道具って日常の中に使われていかないと思っていて。今の時代に合った物が作れたら嬉しいなとは思っています」

『GO ON』が手掛けた作品はイタリアで開かれた世界最大級のデザインイベントで金賞を獲得するなど、海外からも高い注目を集めているんです。

【世界一受けたい授業】三浦春馬さんが伝えたい日本製|47都道府県の伝統工芸
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【三浦春馬先生の解説】
「若者の世代にどうしたら伝統工芸を身近に感じていただけるかっていうところで、新しいアイデアみたいなものを常に考え続けている姿勢というのにとても刺激をもらいました」

岩手県(漆)

岩手県で訪れたのは、日本一の漆の生産地『浄法寺』。

漆とはウルシの木の樹液のこと。

お椀やお箸など漆器の塗料として使われていて、ヨーロッパでは漆器そのものが『JAPAN』と呼ばれ愛されています。

漆の採取方法は木の表面に傷をつけ、樹液が染み出したらヘラでかき出します。

【三浦春馬先生の解説】
「実はウルシの木は一度樹液を採ると二度と樹液を採ることができません。それで漆を作る木としての役割を終えるんです」
「その漆が漆器という新しい命になって、人の手に届き受け継がれていきます」

漆を固めるために蒸し蒸しした部屋、通称『漆風呂』に入れます。

この部屋は常に湿度約80%に設定されています。

通常ペンキや絵の具などの化学塗料は塗料の中の水分が蒸発して乾きます。

一方、漆は空気中の酸素を取り入れて自分で固まる性質を持っています。

女性職人で職人歴10年の三角裕美さん(39歳)にはぜひ伝えたいことが。

【女性職人の三角裕美さん(39歳)】
「使えば使うほどツヤが出るのが浄法寺の漆器の特徴のひとつですので、しまっておくのではなく毎日漆器で食べて洗って拭いて、繰り返すことが大切かなと思います」

たとえばコチラは塗った直後の器、そして5年経過すると…

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

こんなにツヤが出ます。

三浦春馬先生は取材のときに器とスプーンを購入したそうです。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【三浦春馬先生の解説】
「もう1年以上使っているので経年美化を楽しめています」

最近では漆を使ったスマホケースなど、若者が手に取りやすく身近なものも。

宮城県(水産加工)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

宮城県では水産加工の工場を訪問。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

まるずわいがにと言われる大型のカニを使い、カニのビスクスープなど『かに物語』という新ブランドとして展開しています。

【三浦春馬先生の解説】
「まるずわいがにってこんなに美味しいのに知名度があんまりないんですね。だからこうしてブランド力を上げているんですね」

群馬県(高崎だるま)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

群馬県では高崎だるまを取材。

高崎はだるまの全国生産のおよそ8割を誇るだるまの名産地なんです。

だるまと言えば赤のイメージですが、今はピンクや黄色に青など色とりどり。

高崎だるまは体を覆う赤がしっかりと出るように、まず一度全体を白に塗ります。

これは牡蠣の貝殻をパウダー状にしたもの。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

これに赤の色を塗ると鮮やかに仕上がるんです。

高崎だるまの特徴は眉毛が鶴、髭が亀の形になっていること。

縁起の良い2つの動物をかたどっていて、別名『福だるま』や『縁起だるま』とも呼ばれています。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

三浦春馬先生も絵付けを体験しました。

だるまのふるさと大門屋』五代目の中田千尋さん(30歳)は、日本の素晴らしい製品を世界の人に知ってもらいたいとインスタグラムで高崎だるまを世界に配信しました。

すると…

【『だるまのふるさと大門屋』五代目の中田千尋さん(30歳)】
「ロンドンのブティックから『一緒にお仕事しませんか?』とオファーをいただいて。今ではロンドンのブティックでもうちの商品が販売されています」

およそ600個のだるまが完売したんだそう。

現在、イタリアやドイツなど9つの国や地域で販売されています。

福井県(メガネ)

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福井県鯖江市はメガネフレームの国内シェア約96%、世界でも有数のめがねのまち。

鯖江めがねは1つ1つ手作業で作っているため微妙な調整がきき、歪みなどが少なく長期間使用できるのが特長なんです。

鯖江市では2018年から新成人全員にめがねをプレゼントしています。

世界に誇る故郷の産業を再認識してもらうとともに、日頃から勤務先や学校で幅広くPRしてもらうため鯖江市が企画。

三浦春馬先生が取材したのは鯖江にある『ボストンクラブ』。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【『ボストンクラブ』代表の小松原一身さん(61歳)】
「このめがね見覚えございませんか?実はこのめがね、映画『マトリックス』で使われたサングラスです」

監督からの依頼を受けて全ての俳優用に鯖江で作ったんです。

さらにフレームが全て竹でできためがねは、ファッション性に優れているのはもちろん鼻パッドの部分も竹なので、めがねがズレるのを軽減してくれるんです。

新潟県(金属加工技術)

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新潟県では金属加工が盛んな燕三条の技術力を生かした製品を取材しました。

長野県(エレキギター)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

長野県ではエレキギターを製造する『フジゲン』の工場へ。

高品質な日本製ギターの製作工程を見学しました。

岐阜県(和紙)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

岐阜県ではユネスコ無形文化遺産にも認定された本美濃紙を取材しました。

伝統的手法で作られているこの和紙は東京オリンピックの表彰状として使われることも決まっています。

【三浦春馬先生の解説】
「僕も知らなかったんですけど、この和紙の原料は僕の出身地の茨城県の楮(こうぞ)という植物が原料になってます」

徳島県(藍染め)

徳島県では藍染めを取材しました。

藍色は『JAPAN BLUE』として世界で注目を集めています。

藍染の染料『蒅(すくも)』の生産量が日本一の徳島県上板町にある『BUAISOU』という平均年齢33歳の若手職人の会社。

普通は染料を作る人と生地を染める人は分業ですが、『BUAISOU』では原料の藍の栽培・染料作り・染色・デザイン・製作まで一貫して全て行っています。

【楮覚郎さん(31歳)】
「全ての工程を一貫して行うことによって、物になったときの説得力が変わってくると思うんですよ」

イギリスやデンマークなど海外でも大人気です。

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さらに、徳島を代表する陶器である大谷焼とコラボしたマグカップを製作。

【三浦春馬先生の解説】
「あえてひび割れしてるところにですね、丁寧に塗り込んでいくっていう作業でできた独特の風合いになったこの陶器。すごく魅力的です」

他にも使うほどに色の変化を楽しめるけん玉やトートバッグなど、伝統を守りつつ柔軟な発想の作品を発表しています。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【三浦春馬先生の解説】
「実はですね、僕が今着ているこの服は『BUAISOU』の皆さんが作った作品なんですね。濃い色からこういった薄い色まであって、とっても手に取りやすいと思います」

滋賀県(和ろうそく)

滋賀県では和ろうそくの職人さんを訪ねました。

普段私たちが使っているろうそくは洋ろうそくと言われ、石油から作ったパラフィンが原料です。

一方、和ろうそくの原料はウルシ科の櫨(はぜ)の原料から摘出した蝋。

櫨のろうそくはススが出にくく垂れる蝋の量が少ないのも特徴です。

しかし近年、環境変化などで櫨の生産量が激減しているため、洋ろうそくに比べて櫨の和ろうそくはとっても貴重。

値段も洋ろうそく1本約15円に比べて、和ろうそく1本約220円とお高めです。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

三浦春馬先生が取材に訪れた和ろうそくの店『大與(だいよ)』さんでは「もっと和ろうそくに親しんでもらいたい」と、米のぬかから蝋の成分を抽出して製造した『お米のろうそく』を販売しています。

【『大與』四代目の大西巧さん(40歳)】
「櫨のろうそくに比べて半分ぐらいのお値段でご購入いただけるので、和ろうそくの入門編として皆さんに知っていただくために作らせていただきました」

普段よく見かける洋ろうそくは芯の部分が糸で溶かした蝋を型に入れて作ります。

一方、和ろうそくは和紙にい草を巻きつけて真綿で固定した太い芯を使います。

これ、全て手作りなのですごく時間がかかるんです。

櫨で作る和ろうそくの場合、この芯の周りに手で蝋を塗る『手掛け』という工程があります。

【『大與』三代目の大西明弘さん(68歳)】
「早くしないとあんまりゆっくりするとその時点で固まってしまうからね。固まるまでに形を整えてそれなりに太さも合わせないと」

蝋の温度はおよそ40℃、手際よく作業しなければ固まってしまうため時間との勝負。

その作業を何度も繰り返し蝋を塗り重ねて太いろうそくにします。

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そのため、このように断面が層になっているのが櫨の和ろうそくの特徴なんです。

その手掛けを体験した三浦春馬先生。

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【三浦春馬先生の解説】
「温かくてぬるま湯につかってるような感じもありましたね。簡単そうに見えるんですけども綺麗に作るのは難しかったです」

奈良県(瓦)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

奈良県では瓦造りの様子を見学しました。

姫路城の天守にあるシャチの形をした瓦を手掛けた職人さんから特別にシャチ瓦をプレゼントされました。

和歌山県(胡麻豆腐)

出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

和歌山県では日本仏教の聖地、高野山の麓にある胡麻豆腐のお店『濱田屋』へ。

精進料理に欠かせない胡麻豆腐。

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材料は胡麻・本葛・水だけという昔ながらの製法で作った胡麻豆腐を味わいました。

愛媛県(今治タオル)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

愛媛県では今治タオルを取材しました。

今や世界的にも有名になった今治タオル。

今治市はおよそ120年前からタオル産業が盛んなタオルの聖地です。

綿花の栽培が盛んだったことがタオルが作られるようになった理由の1つ。

もう1つの理由は水質がいいこと。

今治市を流れる蒼社川の不純物(金属イオン)が少なく柔らかい水質。

この水で洗浄や染色をすると糸本来の柔らかさやしなやかさが出て、今治タオル独特の風合いになるんです。

人を育てる環境も整っています。

【今治タオル工業組合理事長の井上祐基さん】
「各企業さんに就職していただいた方々を、半日は会社で仕事をしていただいて、半日は学校で勉強してタオルの基礎を学んでいただくというようなことをしています」

福岡県(博多ちゃんぽん)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

福岡県では『博多ちゃんぽん』というガラス工芸の職人さんを訪ねました。

博多ちゃんぽんとは息を吹き込むと底の部分がへこんだり出っ張ったりすることで音を発する玩具。

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【三浦春馬先生の解説】
「取材当時はご存命だった(職人の)國井さんにこの音色が届けばいいなっていう風に思います」

宮崎県(神楽面)

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

宮崎県では若い神楽面職人を訪ねました。

宮崎県高千穂町は神々が降り立ったとされる神話の町。

お話を伺ったのは神楽面職人三代目の工藤省吾さん(33歳)。

ノミを使ってお面を作るのですが、最後にやすりを使わなくてもいいくらい滑らかに仕上げることができれば一人前だといいます。

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三浦春馬先生はこのとき頂いた天鈿女命(あめのうずめのみこと)のお面を自宅に飾っているそうです。

【三浦春馬先生の解説】
「そのときもらったのがこのお面なんですけども。意外だったのは伝統的なお面なんですけれども『大まかな決まりごと以外は絶対的に守らなければならないルールっていうのはないよ』っていう風におっしゃっていたのが印象的でした」

三浦春馬さんが最後に伝えたいこと

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出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』

【三浦春馬先生の解説】
「僕たちのような若い世代が次世代につなげるために、本当にいろんなアイデア、そして地域のために働きかけている姿っていうのが印象的でした」
「なので自分たちがそんな職人さんたちの作品を使うことによって、伝統の継承を手助けしていけたら本当に素敵なんだろうなっていう風に思います」

おわりに

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少子化とともに少なくなっていく日本の伝統工芸の後継者。

僕たち日本人が一人でも多くこれらの製品を常用していくことが、日本の伝統工芸の明るい未来へとつながっていくのかもしれません。

2020年7月18日、三浦春馬さんが30歳という若さで急逝されました。

4年半かけて日本全国の伝統工芸を再発見してきた三浦春馬さん。

一人の日本人として、三浦春馬さんが遺してくれたものを大切に大切に受け継いでいけたらと思います。

三浦春馬さん、ありがとうございました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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