2020年11月7日(土)放送の『世界一受けたい授業2時間SP』。
『アメリカで大ブーム!こんまり先生のときめき片づけ術』というテーマで放送されました。
片づけコンサルタント、“こんまり”こと近藤麻理恵先生。
2010年に出版した著書『人生がときめく片づけの魔法』は世界42か国で翻訳され大ベストセラーに。
2015年にはアメリカの雑誌TIMEの『世界で最も影響力のある100人』にも選出されました。
こんまり先生が片づけ術を伝授するのは、著書『ゴミ清掃員の日常』で話題のお笑いコンビ“マシンガンズ”の滝沢秀一さん。
滝沢さんがこんまり流片づけ術を実践しながら実際に自宅を片づけていきます。
片づけの結果は果たして!?
今回は『アメリカで大ブーム!こんまり先生のときめき片づけ術』の放送内容についてまとめてみました。
こんまり流ときめき片づけ術
①片づけの前にやるべきこと
片づけを始める前にまずやるべきことは写真を撮ることです。
片づけの前に写真を撮ることで『いま自分がどれだけ片づけられたか』を後から見ることができるので、片づけのモチベーションを保ちやすくなるんです。
また、終わった後の達成感にも繋がります。
②片づけの順番
こんまり流片づけ術で最初に片づけるのは衣類です。
残すか手放すかの判断がしやすい衣類の片づけから始めましょう。
モノを捨てるときは「今までありがとうございました」と言いながら、感謝の気持ちを込めて捨てるのが大事なポイントです。
③一度片づけてもすぐに散らかる原因
一度片づけててもまたすぐに散らかってしまうのは、モノに定位置がないのが原因です。
定位置さえ決めておけば使った後に戻すだけでいいので散らかることがないんです。
④モノが散らかると健康にも悪影響
モノが散らかった状態は健康にも悪影響があります。
モノが多いとストレスホルモンのコルチゾールが増加し、うつ病などの精神的なリスクが高くなることもあるんです。
こんまり流片づけ術で整理整頓をしましょう。
服を片づける
服は1着1着を手に取って“ときめく”モノだけを選びます。
判断基準は『今の自分をときめかせてくれるかどうか』。
手に取ってときめけば残し、ときめかないものは全て手放します。
ちなみに“ときめき”は英語で『spark joy(スパークジョイ)』と言います。
アメリカではこんまり流片づけ術が流行った影響から、片づけのことを『マリエ・コンドウ』と呼ぶようになったんだそう。
ネット注文した服が届いたらすべきこと
商品を受け取ったらすぐにタグを取りましょう。
ネットショッピングでダメなのは段ボールにしまいっぱなしにすること。
届いたらすぐに開けてタグを取ることで買ったものが溜まりにくくなります。
選別と収納を一緒に行うのはNG
こんまり流片づけ術で大事なのは『自分が残したい服がどれだけあるのかを認識すること』。
まず先に選びきる、そして終わってから収納する、という順番がオススメです。
クローゼットは右肩上がりに収納
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
クローゼットに服をしまうときは右肩上がりに収納してください。
右肩上がりに収納することでクローゼットを開けたときに『右肩上がりのときめき感』を感じることができます。
また、右下の空いたスペースには衣装ケースなども置けるようになります。
収納するときには同じアイテムを分散させず、同じところにしまうのがポイント。
ときめかない服を片づけるときの禁止事項
ときめかない服を部屋着にしても結局着ないままになってしまいます。
ときめかない服は思い切って処分し、おうちいるときこそときめく部屋着を着るのがオススメです。
Tシャツのたたみ方
服は薄くたたんで重ねてしまうと下のモノが見えにくくなってしまいます。
引き出しを開けたときに立てた状態で服をしまうことで、自分がどんな種類の服をどれだけ持っているのかを一目で見ることができます。
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
洋服を立たせるためには、半分にたたむときに裾から襟を5cmほどあけてからたたんでください。
そうすることで襟がよれるのを防ぐことができ、たたんだ後の収まりが良くなります。
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
柄物のTシャツをたたむときは、柄が見えるようにたたむのがオススメです。
パーカーのたたみ方
この時期かさばるフード付きパーカーのこんまり流のたたみ方です。
【フード付きパーカーのたたみ方】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
①手でシワを伸ばす
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
②両袖側を真ん中に向かってたたみ、袖を中に折り込む
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
③フードの部分を先に中心に折り込む
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
④フード側から3分の1ずつたたむ
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
⑤立てるようなイメージで完成
本・書類を片づける
本はまず自分のモノだけを先に片づけてください。
片づけは『自分のときめき感度を鍛える』ということがとても大切。
ついつい家族のモノや共有スペースから片づけがちですが、まずは自分のモノを完璧に片づけるのがポイントです。
また、本の帯は本を売るための宣伝や広告という意味合いがあるので、とることでよりスッキリと収納できます。
・どうしても手放せない本の収納方法
ペンディングボックス(未処理ボックス)を1個用意して、そこに全部入れるようにしましょう。
そこからはみ出したらアウト、というルールです。
・書類は基本全捨て
紙を片づけるポイントは『全捨て前提だとしたら何を残したいか?』。
本当に大事なものを選ぶことが大事。
家電の説明書なども捨てます。
最近ではインターネットなどで簡単に調べることができるので、捨ててしまっても問題ありません。
仕事場を片づける
リモートワークも増えたいま、自宅で仕事をするときのポイントです。
専用スペースを作るのはなかなか難しいので、仕事用の専用トレイを用意してそこに仕事で使うモノだけを入れるようにしてください。
同じテーブルでもそのトレイを持っていくだけで、食卓から職場へと機能も頭も簡単に切り替えることができます。
キッチンを片づける
キッチンは基本的にコンロやシンク周りにモノを置かないようにし、シンクの下などにしまいます。
取り出しやすさよりも掃除のしやすさを重視して片づけると、ときめくキッチンをキープしやすくなります。
いつまでも箱から出さないと結局使わないままになってしまいます。
小物類を片づける
判断基準は『今の自分がときめくかどうか』。
昔ときめいていたけどすでにお役目が終了したモノは意外と多いんです。
そういったモノは迷わず手放しましょう。
USBメモリなどの小さいものは小さな箱に入れ、薬などのケア用品は中くらいの箱に入れるなど、種類によって分けて箱に収納してください。
消しゴムや小さな付箋も立てて収納することでよりスペースを活用でき、何より見た目がスッキリするのでときめき度もUPします。
・カバンの中身の整理術
カバンの中身は帰宅したら全て取り出します。
カバンにはその日使うものを入れますが、そのままにしておくとどんどん溜まって知らないうちに使わないものでパンパンに。
カバンの中身を毎日取り出してチェックし、使うものだけを入れるようにしましょう。
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
収納するときはモノが全て見えるように立てて入れるのがオススメ。
・たくさんあるバッグの収納術
たくさんあるバッグは中に入れ子にすることでスッキリと収納することができます。
形や大きさが同じくらいのバッグを組み合わせて入れることで、収納場所が2分の1で済むようになります。
思い出の品を片づける
子どもが描いてくれた似顔絵など、どうしても手放したくない思い出の品もあります。
そういうときは写真に撮ることで自分の心の中にしっかりと残すことができるので、すんなりと手放しやすくなります。
手放した後は空いたスペースに新しい思い出の品を置けるので、よりときめく場所になるんです。
また、たまったスケジュール帳などは最高の年だった一冊を残し、あとは手放しましょう。
写真は年代別に並べ、自分がよく写っているもの、見てもピンとこないもの、一枚一枚見て確実に仕分けてください。
・ぬいぐるみの手放し方
手放しにくいぬいぐるみは透けない袋に入れましょう。
ぬいぐるみは視線があると捨てにくくなってしまうので、透けない袋に入れることで手放しやすくなります。
また、袋にお塩を入れることで感謝の気持ちを込めることができるのでオススメです。
・思い出の品の片づけでやってはいけないこと
捨てづらいからという理由で実家に送ることで、今度は実家が散らかってしまいます。
こんまり流ときめき片づけ術を実践した結果
こんまり流片づけ術を実践し、2日かけて家の片づけを終えた滝沢秀一さん。
ゴミの量はゴミ袋12袋・ダンボール5箱という結果に。
片づける前と後を比較してみると、明らかにときめく空間に変身していました。
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
10枚の写真を3枚にするとき、捨てる7枚を決めるというより大切な3枚を選ぶ気持ちでやりましょう。
おわりに
長年片づけていなかった部屋を片づけるのってホントに大変ですよね。
そんなときはこんまり先生のアドバイスにもあったように、まずは自分の持ち物から優先して少しずつ行いましょう。
こんまり流ときめき片づけ術、年末の大掃除の際にぜひ参考にしてみてください。
僕もさっそく実践したいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
「片づけというのは手放して減らしていくことが大事なわけではなくて、『自分にとって大事なモノを大切にする』ということ」
「ときめく・大切だなと思うモノは堂々ととっておく、ということがとっても大切なんです」