【世界一受けたい授業】『メモの魔力』に学ぶ!著者の前田裕二先生が教える効果的なメモの取り方

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2019年4月6日(土)に放送された『世界一受けたい授業 平成のベストセラーランキング2時間SP』。

今話題の本『メモの魔力』の著者である前田裕二さんが先生として出演されていました。

『メモの魔力』は昨年末に発売され、発売2日で17万部をを記録し現在までにおよそ30万部を突破しているベストセラー本です。

本のキャッチコピーは『一行のメモが、人生を変える』

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

結果を出すために当たり前のことを頑張る

前田裕二先生は1987年生まれの現在31歳。
ストリーミングサービス『SHOWROOM』を運営するSHOWROOM株式会社の社長であり、今注目の若手実業家です。

前田先生は友人たちとの食事会でも、一人ひとりの会話の中で気になったことをその都度メモしているんだそう。

蜷川実花さん「メモさ、そんだけいつも常にしていて見返す時間あるの?」

前田先生「これはルーティーンというか習慣にしていて、寝る前に絶対に見返すようにしています」

ナレーション「目の前の出来事や聞いたことを、ただ書いているわけではありません。メモには二つの目的があります」
「一つ目は記録としてのメモ、これは皆さんが学校の授業でノートを取るのと同じ」
「先生が大切にしているのは二つ目、アイデアを生み出すためのメモ。そのために…」

前田先生「こうやって見開きでノートを使う」

世界一受けたい授業『メモの魔力』著者の前田裕二先生

ナレーション「左ページは『自分が見聞きした事実』、そして右ページに『それについての自分の考え』を書くんです」
「するとそこから、新しいアイデアや発見が生まれます。例えば…」
「8歳で両親を亡くした前田先生は、小学6年生のときからギターの弾き語りで生活費を稼いでいました。あるとき…」

聴衆の女性「ねぇ、松田聖子の『白いパラソル』歌える?」

前田先生「その曲よく知らないので1週間待ってください。来週までに練習して歌いますね」

ナレーション「そして1週間後…」

前田先生「渚に~白いパラソル♪」

聴衆の女性「私のために一生懸命1週間練習してくれたんだね、ありがとう」

ナレーション「その女性は感動し、なんと1万円を入れてくれました」
「それからというもの、この女性はずっと常連に」

【その時の前田先生のノートのメモ】
左ページ(事実):リクエスト曲を1週間一生懸命練習した リクエストした人はとても喜んでくれた
右ページ(自分の考え):お客さんは自分のために時間を使ってくれたことに感動する

ナレーション「この右ページが大切なんです」
「大学を卒業し外資系証券会社に入社した前田先生は、業績トップの先輩から多くのことを学びました」

【その時の前田先生のノートのメモ】
左ページ(事実):先輩は、日経新聞を隅から隅まで読んでいる。忙しいはずなのに、みんなに話し掛けている。
右ページ(自分の考え):結果を出すために当たり前のことを頑張る

ナレーション「どの分野でも、仕事に必要な基本を継続できる人は多くありません。しかし、新聞を読んで情報を仕入れることでお客さんから信頼を得たり、みんなに話し掛けることで仲間が増え自然と情報が集まるのです」
「この当たり前のことを徹底的にやりきり、前田先生は2年でトップクラスの業績に」

『自分の心が動いた出来事』や『世の中が動いた出来事』を書く

堺正章さん「前回の授業で、『普段からメモをとってみよう』という方が非常に増えてるという」

前田先生「そうなんです、ありがたいことに」
「ただ、『左ページ(事実)に何を書くかっていうことがけっこう難しい』っていう声をいただいているので。何かが動いたときにそれを左ページに書くということが基本的な考え方になります」
「で、『何が動いたときか?』ということなんですけども、大きく2つあります」

前田先生「1つは『自分の心が動いたとき』。道を歩いていてハッと目にとまるものがあったりとか、映画を見ていて感動したりとか」
「で、もう1つは『世の中が動いたとき』。すごいヒットしている何かがあったりとか、ネットでバズってるぞとか」

普段から疑問を持つ習慣をつける

右ページの『自分の考え』を上手に書くようになるポイントは、普段から◯◯を持つ習慣をつける

ナレーション「自分の考えを上手に書くために、前田先生が普段から持つようにしているものとは?」

前田先生「正解は、『普段から疑問を持つ習慣をつける』です」
「自分の心が動いたのなら『これはなんでなんだろう?』と。なぜっていうことを深掘っていくと、自分のことをより深く知っていけることになります」

前田先生「例えば『カズレーザー君が印象にすごい残るなぁ』と僕が思ったとしたら、それはなぜなんだろう?と」
「赤い服、『もしかして色とか視覚効果が記憶に刻まれるための大きなフックになってるんじゃないか?』ってことを考えておくと、じゃあ自分が人に印象を残したいときに色に『注意してみようか』って思ったりできるということでrすね」

人は不完全なものに手を差し伸べたくなる

堺正章さん「先生が最も多くメモをとる意外な場所があるんですよ」

前田先生「実はそれがですね、飲み屋のスナックなんですね」

ナレーション「前田先生は意外にもよくスナックに行きます。スナックは若くてキレイな子が多いわけでもなく、凝った料理が出るわけでもないのに、なぜか落ち着く場所」
「なんとコンビニよりも店舗数が多いと言われています」

前田先生「流行っているようには見えないのに、なんでスナックは潰れないんだろ?」

ナレーション「その理由は…」

スナックのママ「私ねぇ、新しい手品覚えたの!見る?」

客「見たい!見たい!」

スナックのママ「この鉛筆が宙に浮きます」

ナレーション「ところが…タネがバレバレ」

前田先生「わぁ、下手だなぁ…下の割り箸見えてるし…」

ナレーション「しかし…」

客「浮いてる!浮いてる!」

前田先生「え?何だ?」

ナレーション「みんなダマされたフリをしたのです。これらの事実により、前田先生はあることに気づきました」

前田先生が気づいて右ページに書いたことは?
前田先生「正解は、『人は不完全なものに手を差し伸べたくなる』です」
「今回、『みんなでママをフォローしてあげた』ということだと思うんですよね。『完璧なモノを見せるよりも不足している部分がある方が、お客さんの参加度だったりとか盛り上がりがすごい大きくなるんじゃないか?』ということに気づいたと」

前田先生「ママって手を抜こうと思ってるわけじゃないと思うんですよ。『みんなのことを一生懸命楽しませようとしている中での失敗とか、そういった前向きにやっていることがみんなの共感を呼んで、みんなが手を差し伸べたくなるよな状況をつくっているんじゃないかな』という風に気づきました」

ナレーション「実は、『不完全だからヒットしたもの』は他にもたくさんあります。例えば…」

前田先生「ふなっしーもそうです。『至らなさがみんなの応援を引き付けてるんじゃないかな』と思ってまして」

ナレーション「3万8000円で無造作に作られたその姿。船橋市の公認を得られずご当地キャラクターなのに体を張り、唐突に叫ぶ!」
「さらには、イリュージョンと称しファスナーを開けて食事まで。こんな不完全さがウケて国民的スターになったのです」

ナレーション「不完全なのに大人気といえば、こんな人も…」
「みずから『かわいくない』と自虐的に語り、既存のアイドルの形を壊し大人気になったのがSKE48須田亜香里さん。アイドルらしからぬ不完全さをさらけ出すことで『俺たちが応援しなきゃ!』とファンを巻き込み、昨年のAKB選抜総選挙ではなんと2位に大躍進したんです」

ナレーション「さらに、あの大ヒットした映画『カメラを止めるな!』も不完全さが売れた要因の一つでした。全員無名の俳優を使い、撮影日数はたったの8日間。製作費はわずか300万円、なのにおもしろい。その落差が話題となり、興行収入30億円の大ヒットとなったのです」

前田先生「流行っているものをメモして『なんでこれ流行ってるんだろうな?』と自分で考えていくと、実はすごいいろんな発見がそこにあったりするのかなと思っています」

おわりに

他にも『裏側や作られる過程を見ると、人は感動する』『具体的な言葉が入っているのが良いメモの特徴で、記憶に残りやすくなる』などなど、多くの素晴らしいアドバイスをされていました。

『メモの魔力』、ぜひ手元に置いておきたい一冊と思える内容でした。

ぜひ参考にしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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