日本政府が新紙幣のデザインを発表を発表しましたね!
1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、そして千円札が熊本県出身の北里柴三郎に決定しました。
同時に500円硬貨も新しいものに変わるんだそう。
新紙幣は2024年度、新硬貨は2021年度をめどに切り替わる予定とのこと。
元号も新しくなるタイミングでの発表は、なんだかさらにおめでたい気持ちになりますよね(*´ω`)
今回は『新紙幣の発表と熊本県出身の北里柴三郎』について書いていこうと思います。
新紙幣と新硬貨についてのまとめ
【刷新】新紙幣は2024年度上期、新500円硬貨は21年度上期をめどに発行へhttps://t.co/fUsP6zjXEW
1万円札 表:渋沢栄一 裏:東京駅丸の内駅舎
5千円札 表:津田梅子 裏:藤の花
千円札 表: 北里柴三郎 裏:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」 pic.twitter.com/OsCnKhYy9y— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月9日
1万円札に #渋沢栄一、5千円札に #津田梅子、千円札に #北里柴三郎 の肖像を用いた #新紙幣 と、2色構造の新500円硬貨のイメージが発表されました。
写真特集で→https://t.co/d0rI69CZel pic.twitter.com/uM0QzkgRYC
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2019年4月9日
#新500円 硬貨は偽造防止のため2色構造に変更。発行は2021年度上期をめどにするようです。=山本博文撮影https://t.co/a5jChNmwfU#渋沢栄一 #津田梅子 #北里柴三郎 #福沢諭吉 #新紙幣 pic.twitter.com/wToGh3Txsk
— 日経 写真映像部 (@nikkeiphoto) 2019年4月9日
▽新1万円札
・渋沢栄一(現在の埼玉県出身)「日本資本主義の父」
・裏面:東京駅丸の内駅舎
▽新5千円札
・津田梅子(現在の東京都出身)「女子教育の先駆者」
・裏面:藤の花
▽新千円札
・北里柴三郎(現在の熊本県出身)「近代日本医学の父」
・裏面:富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)
日本の紙幣は、偽造防止の目的でおよそ20年に一度の間隔で新しいものに変更されるそうです。
前々回が1984年、前回が2004年、そして今回2024年に向けて新しいデザインの紙幣が発表されました。
「明治以降の文化人から選ぶ」という前2回の考え方を踏まえての今回の人選とのこと。
新紙幣では世界初の試みとして、肖像が立体的に動いて見える最先端ホログラムを導入しているのだとか!
また500円硬貨についても素材や縁のデザインを変更し、複数の素材を使用することで2色のデザインになるようです。
ちなみに、二千円札については「流通量が少ない」という理由で今回は図柄の変更はないんだそう…
『近代日本医学の父』北里柴三郎ってどんな人?
ここで今回新紙幣の千円札の顔に選ばれた北里柴三郎先生について、ざっくりと紹介したいと思います。
北里 柴三郎(きたざと しばさぶろう)は1853年1月29日に肥後国阿蘇郡小国郷北里村(現在の熊本県阿蘇郡小国町)に生まれます。
熊本医学校(現在の熊本大学医学部の前身)に入学し、教師でオランダ人軍医だったマンスフェルトと出会ったことで本格的に医学の道を志します。
そして、1883年に東京医学校(現在の東京大学医学部)を卒業し晴れて医学士として歩み始めることになります。
ドイツのベルリン大学へ留学して積極的に西洋の医学を学び、。1889年には世界で初めて破傷風菌だけを取りだす破傷風菌純粋培養法に成功。
その後も破傷風菌抗毒素を発見したり、血清療法(菌体を少量ずつ動物に注射しながら血清中に抗体を生み出す手法)を開発したりと次々と世界初の発見をしていきます。
この血清療法をジフテリアに応用した論文を発表し、1901年の第1回ノーベル生理学・医学賞の公式候補にも選ばれています。
ドイツから帰国後も「医者の使命は病気を予防することにある」という信念のもと、狂犬病、インフルエンザ、赤痢、発疹チフスなどの血清開発に取り組みます。
他にも、私立北里研究所の設立や慶應義塾大学医学部を創設など、日本の医学界の発展のために積極的に活動を行いました。
これら数々の功績から「近代日本医学の父」という呼び名が付いたんですね。
ちなみに、現在の1万円札の顔である福沢諭吉さんは、帰国後の北里柴三郎先生の考えに賛同して多くの援助をしてくれました。
他にも、現在の千円札の顔である野口英世さんとは、ともに北里研究所で研究員として勤務していた師弟の関係なんですよ。
残念ながら、今回の変更で諭吉さんと英世さんは引退ということになりました。
二人からタスキを受け取った北里柴三郎さんが、新しい千円札の顔として彼らの分まで日本全国を駆け巡ります!
小国町にある北里柴三郎記念館
北里柴三郎先生のふるさとである阿蘇郡小国町には、北里先生の功績を称える『北里柴三郎記念館』があります。
【北里柴三郎記念館】
▽住所
〒869-2505 熊本県阿蘇郡小国町北里
TEL 0967-46-5466
▽開館時間
平 日:9:30 ~ 16:30
休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
▽入館料
大人:300円
小学生・中学生・高校生:150円
幼児:無料
小国町にある河津酒造は、その名もズバリ『柴三郎』という名前の米焼酎を30年前から製造・販売しています。
また、記念館の近くにはお食事処『北里バラン』や温泉施設『博士の湯』、そして宿泊施設『木魂館』などもあるのでこの機会にぜひ北里柴三郎先生のふるさと小国町にいらしてくださいね。
おわりに
NHK大河ドラマ『いだてん』の主人公に抜擢された『日本マラソンの父』金栗四三や、アニメ放送開始20周年を迎える『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎さんなど。
今年は熊本県出身の偉人たちに注目が集まっています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。