2019年5月14日(火)放送の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』。
『旬の今だからこそ食べるべき食材』というテーマで放送されました。
その食材とは…『医食旬材』。
教えてくれる名医は『順天堂大学 医学部附属浦安病院 管理栄養士』の髙橋徳江先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
医食旬材『イワシ』
髙橋徳江先生が勧める5月の医食旬材は『イワシ』。
「この旬の時期にイワシに含まれる『EPA』が少ない時期に比べて7倍に」
「また『DHA』も1.5倍に多くなると言われています」
5月に『DHA・EPA』が増える理由。
日本有数のイワシの漁獲量を誇る千葉県九十九里町の銚子沖は、寒流と暖流がぶつかる”潮目”が発生する場所。
この潮目を目指して日本各地の海からやってくるのが、5~6月に産卵を控えたイワシです。
寒流と暖流がぶつかって海底がかき回されてプランクトンが大量に発生することで、それを食べたイワシが丸々と太るということなんです。
・血圧が高めの方
・血糖値が気になる方
・血管の老化が気になる方
「料理の仕方によって『DHA・EPA』を効率良く摂る方法があります」
イワシの漬け丼
「イワシの『EPA・DHA』をしっかり摂るには脂を逃さず摂ることがとても大切です」
「焼いたりしますとどうしても脂が落ちますので、その分栄養価が少なくなります」
そんな髙橋先生が勧める旬のイワシの食べ方、それは『お刺身』。
特に5月のイワシはほど良い弾力がありつつも、とろけるような脂の乗りも抜群。
さらに日本有数のイワシの漁獲量を誇る『イワシの町』、千葉県九十九里町ではこのお刺身を少しアレンジ。
材料(1人分)
・しょうゆ…100cc
・みりん…10cc
・ショウガ…少々
・ニンニク…少々
・イワシ
・ご飯
作り方
①しょうゆ、みりん、ショウガ、ニンニクで漬けダレを作る
②漬けダレにイワシのお刺身を5~10分漬け込む
③それを炊き立てのご飯に乗せれば出来上がり
漁師料理の定番『イワシの漬け丼』は地元ならではのごちそうですが、『DHA・EPA』を摂取するという意味でも理にかなっていると髙橋先生は言います。
「薬味でしたら『ニンニク』や『ショウガ』などの抗酸化作用の強いような薬味を使っていただくと、血液がよりサラサラになってとても良いかなと思います」
イワシのホイル焼き
「自宅で簡単にできて手間もかからない、栄養もしっかり摂れるとすると『ホイル焼き』みたいなのもおススメです」
材料(1人分)
・開いたイワシ…2尾
・千切りにしたにんじん…10g
・食べやすく切った小松菜…10g
・薄くスライスしたたまねぎ…30g
・石突きを取ったしめじ…20g
・塩コショウ…少々
・バター…10g
作り方
①アルミホイルの上に、にんじん、たまねぎ、しめじ、小松菜を置いて塩コショウをする
②その上に開いたイワシを置いてバターを乗せてアルミホイルでしっかりと包む
③アルミホイルが半分ほど浸かるぐらいの水を入れたフライパンで、フタをして弱火で15~20分蒸し焼きにすれば出来上がり
「ホイル焼きにすると、普通に焼くと外に出てしまう脂が封じ込められるのでしっかり摂ることができます」
「それから野菜やキノコに『DHA・EPA』が吸われますので、逃さず摂ることができます」
おわりに
どちらもとっても簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。