2021年9月5日(日)放送の『日曜日の初耳学(林先生の初耳学)』初耳トレンディ。
犯罪者からスマホを守る『スマホ防犯』の知識やおすすめ防犯グッズについて教えてくれましたので紹介します。
教えてくれるのは元埼玉県警捜査一課デジタル捜査班の班長で、数々のサイバー犯罪を取り締まってきた佐々木成三さん。
そして日本初の女性防犯アドバイザーとしてこれまで4000件以上の事案を担当してきた京師美佳さんです。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
最新スマホ防犯術まとめ
①スマホ本体を守る、②スマホで家を守る、2つのスマホ防犯術を紹介します。
詐欺被害を未然に防ぐアプリ
Whoscall(フーズコール)番号識別・迷惑電話ブロック
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実はいま、長引くコロナ禍で『給付金』や『ワクチン接種』を騙った巧妙な詐欺メールや詐欺電話などの犯罪が急増中なんです。
返信するとサイトなどに誘導され個人情報を盗られたり詐欺被害に合う危険性も。
こうした電話やSMSの詐欺を未然に防いでくれると話題の台湾生まれのアプリが『whoscall』。
着信時に知らない番号を識別して発信元を表示してくれるんです。
詐欺グループが使う電話番号が登録済みで、着信があるとすぐに見抜いて『国際詐欺』『オレオレ詐欺』『迷惑電話』などの不審な番号として警告してくれるスグレモノ。
迷惑電話を自動で振り分けて着信拒否にする設定もできます。
さらに自分の電話帳に登録していない番号でも16億件のデータベースから発信元を表示してくれます。
昨年、台湾でのコロナウィルス感染拡大をIT政策を駆使して封じ込めに成功した、デジタル担当相のオードリー・タンさんも称えたという高い技術力を備えたアプリです。
自撮り写真の指紋で個人情報流出
SNSに上げたスマホの自撮り写真で個人情報流出の危険性があるのが『ピースサイン』。
拡大して画像解析ソフトを使うことで指紋情報が流出する可能性が。
指紋情報が流出すると指紋認証タイプのスマホやパソコンのロックが解除されてしまう危険性があるんです。
過去の調査では3m離れて撮影した人の画像からでも指紋検出可能という結果が出ているんだそう。
すぐに悪用されるというわけではないそうですが、実際にドイツでは国防相がハッカーに写真から指紋を複製されてしまったという事案もあるので注意が必要です。
SNSに投稿する際は写真の画素数を下げたり風景をぼかしたりするのがおすすめ。
また今いる現在地が分かるものを即時に上げてしまうと、自分が留守にしているという情報を犯罪者に与えてしまうことになるのでNG。
スマホ乗っ取りの危機を確認する方法
スマホの乗っ取りとはスマホが不正に遠隔操作されたり操作不能にされたりしてしまう行為のこと。
スマホが乗っ取られる原因の多くは知らない間にインストールさせられた不正な遠隔操作アプリ。
こうしたアプリは巧妙な詐欺メールに騙されてインストールさせられたり、スマホを紛失した際にロックを突破されてアプリを入れられてしまったりすることが原因です。
すると個人情報が漏洩して電話帳や写真データの流出、登録しているクレジットカードが不正利用される可能性もあります。
さらに不正アプリはホーム画面に表示されないようにプログラムされていることが多いので気付きにくいんです。
そこで不正な遠隔操作アプリがスマホに入れられているかどうかを簡単に確認する方法が、設定からアプリ一覧を確認すること。
設定にはスマホにインストールされている全てのアプリが表示されるので、見覚えのないアプリを見つけたら完全に削除してください。
遠隔操作アプリはメールを開くなどして勝手に入れられる方法が多いですが、他にもフリマなどで購入した中古のスマホに最初からインストールされている可能性もあるので注意が必要です。
街の犯罪が一目瞭然になるアプリ
Yahoo! MAP-ヤフーマップ
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優れた防犯情報が掲載されている絶対に入れておきたい防犯アプリが『Yahoo!MAP』。
アプリを開いた状態で右下の『防犯マップ』をクリックするとその地域で最近起きた犯罪の事案が表示されます。
たとえば『(東京)渋谷区渋谷1丁目でつきまとい 8月9日夕方』など、その犯罪が起きた日時や内容を詳しく確認することができるんです。
古いスマホを防犯カメラにして空き巣対策
アルフレッドカメラ: ペットカメラ・防犯監視・ベビーモニター
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機種変更で使わなくなった古いスマホを空き巣対策として防犯カメラに活用できるアプリが『AlfredCamera』。
このアプリを使わなくなったスマホにインストールするだけで防犯カメラになり、撮影中の映像がいま使っているスマホにリアルタイムで転送されます。
留守のときに不審者が家の中に現れた場合には、カメラの動体検知機能が動きを察知して自動で録画を開始。
いま使っているスマホに通知され、外出先で映像を確認することができるんです。
防犯カメラの他にもペットカメラやベビーモニターとして使えば家の中の様子を外出先からいつでも知ることができます。
スマホから声で威嚇できる進化系防犯カメラ
スマホで操作できるおすすめの最新防犯カメラ『ダイビーボットアイ』。
不審者を見つけるとセンサーが反応し、まず警報を鳴らしLEDライトを照射して威嚇。
自動追尾機能が付いていて10mほどの範囲内で不審者を追尾し、動きを探知して記録してくれます。
それでもひるまない不審者には外出先からでもスマホで防犯カメラから声を出して威嚇することができるスグレモノ。
空き巣をスマホで撃退できるインターホン
配信工事不要で玄関に取り付けるだけ、空き巣対策に抜群の効力を発揮するインターホン『ワイヤレスいつでもドアホン』。
外出中に不審者に自宅のインターホンを押されるとスマホに着信が届き、外出先からでもスマホでインターホンに出られるんです。
インターホンのカメラを通して不審者の映像と音声を確認でき、「はい、どちらさまですか?」などと返事をして在宅を装うこともできます。
実は空き巣の半数はインターホンで在宅確認を行い、留守だとわかると犯行に及ぶパターンが多いんだとか。
そのため家にいなくても外出先でインターホンに出ることが、空き巣を防ぐためにとても有効なんだそう。
おわりに
最新スマホ防犯術、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。