2019年8月27日(火)放送の『林修の今でしょ!講座』。
『なぜ話題?最強“時短”調味料めんつゆSP』というテーマで放送されました。
そうめんやそばなどを食べるときに使うめんつゆ。
そのめんつゆは万能調味料としていま、大注目されているんです。
その理由は、料理に使うと美味しさが簡単にアップするから。
そんなめんつゆのスゴいところ&お手軽で美味しいめんつゆレシピベスト3を大公開!
教えてくれるのは、『東京農業大学 応用生物科学科 醸造科学科』教授の前橋健二先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
めんつゆのここがスゴい!
めんつゆが重宝される理由は…時短
麺つゆの主な原材料は、日本の伝統調味料。
・だし
・醤油
・砂糖
これらはどれも味付けや下味、料理に必須な調味料なんです。
これらが含まれているめんつゆが1つあれば、料理の工程をだいぶ省くことができます。
さらに『味を調える』『味をピタッと決める』という特徴があるわけです。
なぜめんつゆを使うだけなのに、美味しさがアップするのでしょうか?
その秘密のカギを握るのが、めんつゆに含まれるかつおだし。
実はうま味成分に違いが出るそうです。
「めんつゆにはかつおだしや昆布だし、あごだしなど種類がたくさんあります。中でも多くのめんつゆの中で使われているのが、かつおだし。これはうま味成分であるイノシン酸が豊富に含まれています」
「実は種類の異なるうま味成分をかけ合わせると、うま味が10倍ぐらいにはね上がるんです」
先生によると、この理論はどんな料理にも活用できるそう。
例えば、カレーの仕上げにひと差しのめんつゆ。
玉子焼きの下味として。
湯むきしたトマト、そしてチーズをめんつゆに漬けても美味しいんだとか。
さらに、めんつゆに含まれるみりんももう1つのポイント。
「めんつゆに含まれているみりんには、浸透効果を高める作用があるんです」
「下味を染み込ませる必要がある料理には、めんつゆを使うことで時短になるんですね」
めんつゆに入っているみりんには、通常10%を超えるアルコールが含まれています。
アルコールは他の調味料を食材に浸透しやすくするというパワーを持っているため、だしや醤油を肉に染み込みやすくするんです。
もちろん、普通の調理でもみりんは使うので浸透効果はありますが、味を調えてくれるめんつゆを使うことで美味しく失敗せずにできるというメリットがあるんです。
答えは…濃度が高いほど長持ち
濃度が高いほど塩分量が多く、微生物や雑菌が増えにくいんだそうです。
未開封の場合の賞味期限は約1年。
ストレート…3~5日
2倍濃縮…2~3週間
3倍濃縮…1~1.5ヵ月
※商品によって異なります。
超簡単高速きんぴら
フライパン一切不要!超簡単高速きんぴらです。
【超簡単高速きんぴらの作り方】
材料(1人前)
・ごぼう…30g
・ニンジン…20g
・ごま油…大さじ1
・めんつゆ…大さじ1
・すりごま…適量
①ピーラーを使ってごぼうとニンジンを薄く削ぐ
【時短ポイント】野菜にあらかじめ十字の切れ込みを入れておくと効率的
②ボウルに削いだ野菜を入れ、ごま油とめんつゆを入れて混ぜる
③加熱は電子レンジを使用(600Wで50秒)
④軽く混ぜてから皿に盛り、すりごまをかけたら出来上がり
油を使わない鶏の唐揚げ
とってもヘルシー!油を使わない鶏の唐揚げです。
【油を使わない鶏の唐揚げの作り方】
材料(1人前)
・鶏もも肉…300g
・片栗粉…大さじ2
・めんつゆ…大さじ3
①袋に鶏もも肉を入れる
②めんつゆを入れ、1分間揉み込む
【時短ポイント】めんつゆの浸透効果で短時間で肉に味が染み込む
③さらに片栗粉を加えてしっかり揉む
【時短ポイント】ポリ袋を使うことで手を汚さず揉み込むことができる
④クッキングシートを敷いたトレイの上に並べ、250℃のオーブンで15分間焼いたら出来上がり
豚のめんつゆ生姜焼き
普段生姜焼きを作るときにポイントとなるのが、醤油やみりんや砂糖など1つずつ分量を量って作るタレ。
そのタレにお肉を10分ほど漬け込む。
この味を染み込ませる段取り、手間がかかって面倒に感じてしまうことありませんか?
味の調整が上手くいかないと、甘すぎたり辛すぎたりすることも。
しかし、めんつゆと生姜さえあればタレを作る時間が省けるんです。
2分でできる!香味野菜を使った豚のめんつゆ生姜焼きです。
【豚のめんつゆ生姜焼きの作り方】
材料(2人前)
・豚バラ肉…200g
・長ネギ…1/3本
・すりおろし生姜…大さじ1/2
・すりおろしにんにく…小さじ1
・めんつゆ…大さじ3
①豚バラ肉をフライパンで焼く
②肉が焼ける間にネギを切る
③肉の色が変わったら生姜・にんにくを入れる
④ネギを入れ、最後にめんつゆを入れて煮詰める
⑤豚バラ肉に完全に火が通ったら出来上がり
おわりに
時短調味料めんつゆ、どんどん活用していきたいですね。
ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。