2019年12月27日(金)放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』。
『息吐くだけのロングブレスで石原慎太郎が復活!』というテーマで放送されました。
歩くことが大変だった石原慎太郎さん(87歳)が、元気にしっかりと歩けるようになった理由。
それは…ロングブレス。
考案したのは俳優の美木良介さん。
【ロングブレスのやり方】
①お尻にエクボができるくらい下腹部に力を入れてまっすぐ立つ
②足を前後にずらして後ろ足に重心を残し、前足から頭まで一直線に
③3秒で鼻から息を吸って腕を回す
④7秒で口から一気に息を吐き出す
⑤10秒×6回=1分間行う
その驚きのやせっぷりを、これまでの金スマでもたびたび検証。
このロングブレスに挑戦したアーティストは30kg以上もやせ、アナウンサーやディレクター、カメラマン、ADもやせにやせまくりました。
そして体調にも変化が。
高血圧に悩んでいたアナウンサーがロングブレスを2か月間毎日したところ、血圧が正常な範囲内に!
ロングブレス前…160/100mmHg
2か月後…122/80mmHg
また、空腹時126mg/dl以上で医療機関への受診が推奨されている血糖値。
糖尿病を患っていたディレクターがロングブレスを2か月間毎日したところ、血糖値が大幅に低下!
ロングブレス前…420mg/dl
2か月後…60mg/dl
個人の体験談なのですべての人に当てはまるとは言えませんが、確かに糖尿病が改善されました。
本の売り上げはシリーズ累計210万部超え!
再ブームとなった『120歳まで生きるロングブレス』も現在28万部のベストセラーに。
【美木さんの解説】
「長い息こそが、長生きの秘訣なんですよ。“長い息”が“長生き”です」
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
脳梗塞の石原慎太郎さんがロングブレスで歩けるように!
政界から引退後、脳梗塞を患ったことで急激に足腰が衰えていった石原慎太郎さん。
歩幅が狭くなり、歩く速度もゆっくりに。
そんな石原さんの姿を見て「自分なら歩けるようにできる!」と、名乗りを上げたのが美木良介さんでした。
2017年6月から週1回、美木さんの指導を受けたところ、みるみる回復していった石原さん。
そして2019年9月には、まっすぐな姿勢でスムーズに歩けるように!
ですが、ロングブレスはダイエット法。
歩けるようにできるとは、一体どういうことなのでしょうか?
実は、7年前から美木さんはこう語っていたんです。
「ロングブレス“ダイエット”っていう風に最初出したんですけど、本当は僕は健康法として伝えたいんですよね」
その理由は美木さんの過去にありました。
「芸能界で最も引き締まった体を作る」と決意し、30歳のころ本格的にジムでトレーニングをすることに。
地獄のような日々の中で様々な方法を試しましたが、なんの解決にもなりませんでした。
そんな中、ある病院の先生が「呼吸法を使ったリハビリがありますよ」。
美木さんは藁にもすがる思いで呼吸法について勉強。
調べてみて分かったこと、それは体の芯の中心部分“丹田”が重要だということでした。
丹田とはへその下にあり、体の気力が集まるといわれている場所。
さらに、2か月間で13.5kgもの減量にも成功し、強く筋肉質な体に。
石原さんが歩けるようになった理由は、そのロングブレスを加えたエクササイズなんです。
石原さんの著書にも…
ロングブレス療法を勧められ、
トレイニングに通う内に
なんとか安心して
毎日二キロは大股で
歩けるようになりました。
どうせ長生きするなら
元気で過ごしたいものです。
ロングブレスによる医学的な影響
運動機能と脳に詳しい医学博士の末武信宏先生によると…
意識的に長く深い呼吸をすることで、呼吸1回あたりの取り込む酸素が増えます。
脳梗塞になると、「足を動かせ」という命令を出すところが破損します。
そこで長く深い呼吸をすることで、ダメージを受けた周りの脳細胞が活性化し、代わりに指令を出してくれるようになるんです。
また、命令が伝わっていく道となる神経も、脳梗塞でダメージを受ける場合があります。
ロングブレスダイエットのやり方
ロングブレスを使用して石原慎太郎さんが行った、主なエクササイズは3つ。
高齢者の方におススメしたいということで、すべてのトレーニングを座って行います。
「非常にいいのは、呼吸と運動とを連動させることです」
「血流を良くすることを行いながら筋肉のトレーニングを行うと、筋肉を効率よく鍛えるということが推定されます」
効率よく筋肉量を増やすために必要なのが、酸素。
⓪基本の呼吸法
まずはすべてのエクササイズの基本となる呼吸法のやり方です。
【基本の呼吸法のやり方】
①イスを用意し座る
②足をクロスさせてお尻を締める
【ポイント】左右どちらの足を上にしてもOK
【ポイント】お尻を締めることで骨盤底筋が上がる
③お腹を引っ込めたまま、息を鼻から3秒で吸って口から7秒で吐く
【ポイント】吐くときはほっぺたを膨らませて、両手を広げて肩甲骨を締める
【ポイント】指先まで含めた全身に力を入れる
①太ももを鍛えるロングブレススクワット
大腿四頭筋を鍛えて太ももを丈夫にするエクササイズです。
「階段を上がるときに、1度曲げたひざを伸ばさないと階段は上がれませんので。非常に重要になってきます」
【ロングブレス簡単スクワットのやり方】
①イスを用意し座る
②口から息を吐きながら立ち上がる
【ポイント】上半身は前傾姿勢にして、頭の横から両手を振り下ろす感じで
③鼻から息を吸いながらイスに座る
④この動きを10回繰り返す
イスにお尻を付けずにやることで、太ももにより負荷がかかり効果がUPします。
②腸腰筋を鍛える足上げロングブレス
インナーマッスルの腸腰筋を鍛えて下っ腹を引っ込ませるエクササイズです。
「女性には嬉しいと思うんですけど、これをやっているともれなくお腹が引っ込みます」
「下っ腹が出ている人は、腸腰筋を鍛えるとすぐにお腹が引っ込みます。ホントそうなんです」
【足上げロングブレスのやり方】
①イスを用意し座る
②口から息を吐きながら足を直角になるまで上げる
③鼻から息を吸いながら足を下げる
④30回で1セット、反対の足も同様に行う
慣れてきたら片手で壁を支えにして、立ってから行うと効果が倍増します。
③つまずきを防ぐ足踏みロングブレス
脳に手と足の連動を覚えさせることでつまずきを予防するエクササイズです。
「高齢者の人が手を振らないで動き出そうとすると、動けないことがよくあるんです。これでつまずくわけです」
「これができるようになると、普通に歩けます。脳が手と足の連動を覚えるんです」
【足踏みロングブレスのやり方】
①イスを用意し座る
②両腕を前後に大きく振っている状態で足踏みを合わせる
③4歩で鼻から息を吸い、4歩で口から息を吐く
④この動きを2分間行う
ロングブレスダイエットの動画
美木良介さんが指導するロングブレスダイエットのエクササイズ動画です。
基本の呼吸法+3つのエクササイズを、より詳しく分かりやすく解説されています。
おわりに
「呼吸を変えて下さい。呼吸が変われば人生変わりますから」
座ったままできるロングブレスエクササイズ。
手軽に行えてダイエットにも効果的!
ぜひ毎日行いたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。