2024年5月14日(火)放送の『マツコの知らない厚焼きホットケーキの世界』。全国1600皿以上のパンケーキを食べたマニアOLの髙見澤彩加さんおすすめホットケーキを紹介します。
フワフワの新食感ホットケーキから昔ながらの純喫茶ホットケーキまで、マツコさんが大好物のホットケーキを食べまくる!
ホットケーキに欠かせない相棒・メープルシロップがプラスする味や視覚の魅力…そして、ホットケーキが日本で育まれてきた歴史も大公開!
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
マツコの知らない厚焼きホットケーキの世界
そこでパンケーキマニアの髙見澤彩加さん(36歳)おすすめ、小麦粉多めの昔ながらの厚焼きホットケーキを紹介します。
黄金の厚さを持つホットケーキ4選
高見澤さんがパンケーキを10年間食べ歩いてきた中で到達した境地「一番美味しい厚さは黄金の3.5cm」。
高見澤さんによると日本人が口を開けたときの大きさが平均4.5cm、なので咀嚼の邪魔にならず口の中を満たせる一番美味しいサイズが3.5cmなんだそう。
そこで黄金の3.5cmの厚さを持つ絶品ホットケーキを出す名店を紹介します。
PCH coffee(鵠沼海岸)
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鵠沼海岸から歩いて15分の場所にある「PCH coffee」。
アメリカを旅して本場のパンケーキを研究した店主が始めたホットケーキ専門店です。
生地は小麦粉・きび砂糖・卵・牛乳、アクセントに塩麹など。
そして石臼でゆっくり挽くため1時間に2kgしか取れないという希少な小麦「湘南小麦」を使用。
皮ごと挽くため通常よりも小麦の味や香ばしさが強いのが特徴です。
黄金の3,5cmを作り出す秘密は秒単位にまでこだわった焼き時間、店主こだわりのアメリカ製の鉄板を使い弱火で7分30秒、裏返して3分10秒。
弱火で長時間火を通すことで厚さのあるもちもち食感に仕上げたホットケーキです。
THE Tee Tokyo(神楽坂)
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神楽坂にある「ザ・ティー東京」です。
こちらの3.5cmの厚さの秘密は生地の作り方。
卵を5分間丁寧に攪拌させ、生地に細かい気泡を大量に含ませることで空気の力でふっくらした厚みに。
さらに目の前でホットケーキを焼いてくれるため、出来上がりまでを目で楽しむことができます。
RusaRuka(自由が丘)
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自由が丘にある「ルサルカ」です。
絵本「ぐりとぐら」に登場するようなフライパンで焼いた大ボリュームのホットケーキが人気のお店。
ペドラブランカ(戸越銀座)
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戸越銀座駅から歩いて3分の場所にある「ペトラブランカ」。
元々は喫茶店でしたがホットケーキが評判になり専門店になったという人気店です。
生地を型に入れ弱火で18分蒸し焼きにし、厚みが1.5倍にまで膨らみます。
ベーキングパウダー不使用、米粉の力で膨らませているのが特徴です。
生地に入れる米粉は通常のホットケーキの約3倍、しっとりした中にも粉感をしっかり感じられる新しい食感に。
メープルシロップはなし、バターのみで提供しています。
自家製の豆乳ミルクバターは豆乳クリームバターと北海道バターに練乳をブレンド。
高見澤さんイチオシ、粉感強めの3.5cm厚焼きホットケーキです。
メープルの滝が美しいホットケーキ3選
高見澤さんいわく「厚焼きホットケーキの最大の魅力は目で楽しむこはく色の芸術、メープルの滝!」
厚焼きホットケーキにメープルシロップをかけていくと、ホットケーキの壁を伝ってまるで滝の流れていくんだそう。
そこで“メープルの滝”が美しいホットケーキの名店を紹介します。
自家焙煎珈琲みじんこ(湯島)
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文京区の湯島天神から歩いて5分の場所にある「自家焙煎珈琲 みじんこ」です。
こちらのホットケーキは通称“日本で一番美しいホットケーキ”。
その秘密は生地に溶かしバターを練り込み、銅板で一切のムラなく表面を焼き上げているから。
そして表面に溶かしバターを塗れば完成。
メープルの滝は一筋にまっすぐ流れ落ちる滝「直瀑型」。
表面が美しく水平に整えられているのでメープルがまっすぐ落ちるんだそう。
eggg Park(小平)
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小平市にある「エグーパーク」です。
生地には完全自社飼育、平飼いでストレスなく育った鶏が産む旨味やコクが強い卵「幸せたまご」を使用。
きめ細かいメレンゲを混ぜることで柔らかさと弾力が共存した食感に。
メープルの滝は枝分かれして流れる滝「分岐瀑型」。
cafe CONVERSION(草加)
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草加市役所から歩いて1分の場所にある築50年の古民家カフェ「カフェコンバーション」。
草加にもっと個人の飲食店を増やしたいと、18年前に元陶芸家の今井慶子さん(48歳)が古民家をリフォームしてオープンさせたお店です。
一番人気のメニューはりんごとクリームチーズのホットケーキ。
最後まで飽きずに食べられるよう味にばらつきを作るため、チーズはほとんど混ぜないこだわり。
フライパンに入れスライスしたりんごをのせて両面8分ずつ焼けば完成。
メープルの滝は岩の上をすべるように流れ落ちる滝「渓流瀑型」。
ホットケーキの上を縦横無尽に流れ、断面に染み込んでいく様子が美しい一品です。
メープルシロップとキンモクセイのハチミツのどちらかを選べ、+300円で両方をトッピングできます。
海外でも話題の純喫茶ホットケーキ3選
高見澤さんによるとSNSを通して外国人観光客の間で話題になったことで、日本のレトロな純喫茶で出される厚焼きホットケーキが人気なんだそう。
海外は薄焼きが主流で日本の厚いホットケーキは外国人の目には新鮮に映るんだとか。
そこで小麦粉の最高峰、粉の濃度高めのむちっと食感が味わえる純喫茶ホットケーキの名店を紹介します。
プチモンド(赤羽)
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赤羽駅から徒歩5分、ピンクの看板が目印の「プチモンド」です。
元々は赤羽を代表するフルーツパーラーでしたが、1982年に東北新幹線の開通と同時に元あった場所を立ち退いて喫茶店になったという人気店。
朝10時に開店するなり地元・赤羽の常連さんたちで満席になる人気店で、日本で唯一ホットケーキと会話ができるという関元修さん(77歳)がマスター。
生地は小麦粉・卵・少なめの牛乳で作る硬い生地。
鉄板で焼きながら丸く焼くのが特徴で、ホットケーキの焼き具合と会話しながら「もういいよ」と聞こえたらひっくり返すんだそう。
マスターが毎朝仕入れるこだわりのフルーツと丸いバターが添えられた、粉感の強いもちもち食感のホットケーキです。
デルコッファー(浅草)
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スカイツリーが見える本所吾妻橋駅の近くにある「ブラウン喫茶 デルコッファー」。
創業36年、3年前に初代オーナーの娘さんである2代目が受け継いだ人気店です。
浅草には古くからの喫茶店が多く、都内でも屈指のホットケーキ激戦区なんだそう。
店内では長年使われている味わい深いイスや机などブラウン一色。
初代のレシピを踏襲しながら、牛乳の量・粉の配合・銅板の種類など細かいリニューアルを繰り返しているんだそう。
大きな蓋で蒸し焼きにすることで循環する水蒸気でふっくら3cmに。
イワタコーヒー(鎌倉)
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1945年創業、鎌倉駅前の小町通りに入ってすぐ右手にある「イワタコーヒー」。
現存する最古の厚焼きホットケーキを提供する、鎌倉が誇る純喫茶です。
店内は外光あふれる柔らかな雰囲気で、伝統を物語るなめされてツヤを放つ皮のチェア。
中庭を望むサンルームの前にはあのジョンレノンも座ったという席もあります。
一時は閉店の危機に陥るも、現社長で初代の孫にあたる3代目の生嶋亜里紗さん(44歳)が当時働いていたHermèsを退職して見事お店を立て直しました。
生地は小麦粉・卵・牛乳などいたってシンプル、70年前の創業以来変わらない作り方を守っています。
風が吹くと消えてしまうようなか細い火を保ちながら20分じっくり焼いていくこだわり。
職人技の火加減が厚さと食感を生み出した伝統の厚焼きホットケーキです。
おわりに
マニアおすすめ厚焼きホットケーキ、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。