2019年6月17日(月)放送の『名医のTHE太鼓判!』。
『薬と同じ!?バナナの驚きの効果を大検証』というテーマで放送されました。
医師が注目する素材…それはバナナ。
健康食材『バナナ最強説』を大公開!
教えてくれるのはバナナを研究して50年、実践女子大学の田島眞名誉教授。
そして、全国各地で体に良いものを探求している、呼吸器内科の大谷義夫先生。
「(1人あたり)バナナは1年間で6キロ購入しております。だいたい30本に相当します」
バナナ…6.0
みかん…3.5
りんご…4.3
日本バナナ輸入組合調べ
バナナ14年連続で日本人に一番食べられている果物なんだそうですよ。
ちなみにバナナはお尻(柄から遠い部分)の方ほど甘くなるんだとか。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
バナナは寝つきを良くする
「それもやはりバナナがいいんですね」
「バナナにはトリプトファンというアミノ酸が豊富にあり、脳の中でセロトニンという睡眠導入物質に変わるんです」
「ですのでとても寝つきが良くなります」
バナナが突然死を防ぐ!?
バナナは美味しいだけではありません。
32℃で突然死のリスク上昇
「実は夏に起こる突然死を予防してくれるんですね。夏こそバナナを食べていただきたいんです」
「脳血管障害は冬に多いイメージがあるかもしれませんが、実は脳梗塞は夏に一番多いんです」
夏に多い脳梗塞、実は気温の変化が大きく関係しているといいます。
「30℃以上になりますと脳梗塞による死亡率が上昇するんです」
「さらには32℃を超えますと脳梗塞による死亡リスクは1.66倍まで上昇します」
気温が上がると体温も上がります。
すると体は熱を下げようと大量に汗をかきます。
「夏の突然死は脱水から始まる血栓。それによる脳梗塞のリスクが上がるということが問題です」
夏血栓を防ぐ注目の成分『カリウム』
夏の突然死を招く血栓。
これを防ぐという注目の成分とは…カリウム
「バナナに含まれますカリウムが血液を固まりにくくする。つまり血栓をできにくくするという報告があるんです」
夏血栓を予防するバナナのカリウム。
人気の果物と比較すると…
バナナ…360
みかん…130
りんご…120
出典:日本食品標準成分表(2018)
一般的な果物の中でNo.1!
さらに…
「カリウムは体の中の余分な塩分を外に出してくれるんです。つまり血圧を下げる作用がある」
「血管を柔らかくして血管年齢を良くするという作用があるんですね」
「つまり夏血栓に対してダブルの効果があるんです」
バナナで血圧改善生活
夏の突然死のリスクが高い血圧が高めの3人で検証です。
自営業男性(59)…血圧172 血管年齢67歳
主婦(59)…血圧152 血管年齢59歳
54歳の石渡さんは血圧が190とかなりの高血圧。
さらに血管年齢は実年齢よりも+13歳でした。
1週間、1日2本のバナナ生活を続けたところ…驚きの結果が!
血圧は190から164と26も低下。
血管年齢も67から61と若返っていました。
59歳の自営業の男性は、172あった血圧(基準値135未満)が1週間のバナナ生活で40低下の132。
基準値内に改善です。
59歳の主婦はなんと!血管年齢が59から42、-17歳も若返りました。
※腎臓に問題がある方はかかりつけの医師などと相談の上バナナを摂取してください。
国産バナナの皮がスゴイ!
夏の血栓を予防するバナナですが…
「実は国産のバナナに夏の突然死を予防するすごい効果があるんです」
日本に流通している国産バナナの割合はわずか0.01%。
そんな希少な国産バナナにはある特徴がありました。
一般的なバナナと比較すると皮が薄い。
「海外で生産されるバナナは輸出までに時間がかかるので樹液を吸うことができません。皮が厚くなるんです」
国産のバナナは無農薬で作られているので皮ごと食べられるんです。
皮の薄い国産バナナはもちもちしてソフトクリームを食べているようなとろける食感なんだとか。
※皮ごと食べられるバナナは無農薬で栽培されたものなどに限ります。
ここに夏の突然死を防ぐ最強の健康効果がありました。
バナナの皮は栄養素が豊富
「果物や野菜の皮はすごく栄養が多いんです」
「バナナの皮も抗酸化作用や抗炎症作用があるようなポリフェノールが含まれていることが分かっています」
・ポリフェノール
・カリウム
・食物繊維
・オリゴ糖
・トリプトファン
バナナの皮の血栓予防効果はどれくらい?
「この皮の中にポリフェノールがたくさん入っていると」
「いろんな病気の原因になる活性酸素を消すことができると思います」
「血管のダメージにつながったり血液の流れに影響します」
皮…38%
実…3.5%
宮崎大学の実験条件に基づく結果
バナナは毎日食べているという、バナナ農園社長の内田明夫さん(69歳)。
血管年齢を測定してみると…
「実年齢69歳に対して、血管年齢はなんと!32歳」
「池袋のクリニックで血管年齢を測らせていただいても、マイナス30数歳という方は見たことありません」
バナナの最強保存法
バナナは皮に黒い斑点がある方が栄養が豊富なんです。
「黒い斑点はシュガースポットと言われています。シュガースポットの正体はポリフェノールです」
「シュガースポットが出たバナナはポリフェノールが2倍になっているんです」
その含有量はポリフェノールが多いとされるぶどうのほぼ倍の量。
熟したバナナは甘さだけではなく夏の血栓を防ぐ最強の食材なんです。
ポリフェノールが2倍になったバナナですが、この時期2~3日もすると傷んでしまいます…どうすればいいのでしょうか?
そこで、ポリフェノールが2倍になったバナナの最高の状態をキープする方法があるんです。
「今の時期、バナナを最高の状態で食べるには…冷凍バナナです!」
「熟しすぎて傷んできた状態では、ポリフェノールを始めとした栄養素がガクッと下がってしまって美味しく食べられません」
「バナナに限らずなんですが、果物や野菜は収穫してから呼吸をしているんです」
「冷凍することによってその呼吸を止めることができますから、傷みを防ぐことができる」
およそ1ヶ月の保存が可能なんだそうです。
1週間のバナナ生活で尿酸値が改善!
突然死のリスクを探るため、番組ではゲストの血液検査を実施。
すると、お笑い芸人のかまいたちの二人に危険な兆候が。
二人そろって数値が悪かった項目が…尿酸値。
尿酸値は7未満が基準値ですが…
二人とも異常値が…
濱家さんは28歳のときに通風を発症して、そこから7年間の間に10回以上の発作を経験しているんだとか。
暴飲暴食などが原因で足指の付け根などが腫れ上がり、激痛を伴う通風。
患者数は100万人以上、予備軍は1000万人といわれているんだとか。
「尿酸が高いのは食生活が非常に重要ですけども、脱水も関係してしまうんです」
「バナナは尿をアルカリ性に傾けてくれる。尿酸値を下げて通風発作も起きづらくする」
そこでバナナで改善生活。
1日2本のバナナを1週間食べてもらいました。
食生活は変えずに、朝昼夜のどこかで2本のバナナを食べるだけです。
わずか1週間の改善生活で尿酸値に驚きの変化が…
特に濱家さんはかなり改善していました。
「驚きました。尿酸値っていうのはそんなに簡単には下がらないんですね」
「特に濱家さんは2下がりましたから。2下げるには『薬を飲んだのかな?』っていうぐらいのレベルなんです」
「薬レベルをバナナで1週間でいっていただいたと」
おわりに
バナナって想像以上にすごい果物だったんですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。