2023年6月24日(土)放送の『世界一受けたい授業』。
紫外線が強くなる時期に皮膚が老化してシミやシワができる4つの危険行動&シミ消しに効果的なザクロ成分エラグ酸サプリメントを紹介します。
教えてくれるのは皮膚科医で美肌の専門医、医学博士の慶田朋子先生(49歳)です。
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
シミシワができる4つの危険行動&対策まとめ
美肌専門医の医学博士の慶田朋子先生が教える「シミシワができる4つの危険行動」とシミケアに効果的な改善法を紹介します。
皮膚の老化の約80%は紫外線による老化
皮膚が老化する原因は約20%が自然老化、残りの約80%が紫外線による老化です。
1年の中でも特に紫外線量が多いのが7月、紫外線を浴びると紫外線によるダメージから肌を守るメラニンが合成されます。
しかし長時間紫外線を浴び続けてしまうと過剰に作られたメラニンがシミの原因に。
さらに紫外線を浴びると肌のコラーゲンが分解され、シワやたるみの原因になってしまうんです。
一見綺麗に見える肌でも、その下には恐ろしい隠れジミが!
危険行動①紫外線対策が甘い!
日傘を選ぶポイントは「影が真っ黒い日傘」を選ぶこと。
日傘は機能が悪いと人影よりも薄い影になり、これだと紫外線を防ぐ機能が低いんです。
色は内側が黒い方がおすすめ、白いと地面に反射した紫外線が内側で吸収されず顔に当たってしまいます。
しかし紫外線対策は日傘や日焼け止めだけでは不十分、紫外線は肌だけでなく目からも入ってきます。
目に紫外線が多く入り過ぎると、結膜が充血したり白内障につながって視力低下になる恐れも。
そのためUVカット機能のついたサングラスがとても有効、UVカット率99%以上のサングラスを選べば紫外線を防ぐことができます。
危険行動②肌のこすりすぎ
皮膚の一番外側、バリア機能を担う角質層の厚さはわずか0.02mm。
食品用ラップと同じくらいの薄さしかありません。
デリケートな角質層は摩擦によりバリア機能が低下、シミやくすみができやすくなってしまうんです。
肌を洗うときは強く洗顔しすぎず、泡が触れるくらいで優しく顔を洗いましょう。
また朝起きたときにはぬるま湯ではなく洗顔料で洗うのが正しい洗い方です。
人は寝ているときに皮脂が出ますが、6時間後には酸化し始めてしまいます。
そのため朝起きたときに洗顔料をつけずに洗うと酸化した皮脂が十分に落ちず、ニキビだけでなく毛穴が酸化して黒ずんで酸化くすみの原因に。
危険行動③血糖値の急上昇
美肌は体の中からのケアも重要です。
暴飲暴食で血糖値が急激に上がると血中のたんぱく質に余分な糖がくっつく「糖化」という反応が起こります。
糖化が起こると発生するのが老化物質である「AGEs」。
肌の透明感がなくなって黄色くくすんだり、シミやシワだらけになってしまう恐れが。
朝昼晩と三食食べて空腹時間を作らないことや、野菜から先に食べることで急激な血糖値上昇を防いで肌を若々しく保ちましょう。
危険行動④クーラーの設定温度が低い
暑いからとクーラーの設定温度を下げすぎて寒いと感じると危険です。
皮膚の温度が27℃以下になると肌にある保湿機能「タイトジャンクション」の繋がりが弱くなり、水分が抜けやすくなってしまうんです。
寒いと感じる温度だと肌が冷えている可能性があります。
エアコンの設定温度を低くしないように注意しましょう。
シミ対策に有効なのはコーヒーとトマト
コーヒーに多く含まれるポリフェノールはシミの原因のひとつである肌ストレスである活性酸素を抑える抗酸化作用が強いんです。
1日に2杯以上のコーヒーを飲む人は飲まない人に比べてシミが少ないことが分かりました。
トマトに含まれるリコピンにも豊富な抗酸化作用が含まれていて、熱を加えてソースにしたりジュースにしたりして飲むとリコピンがより吸収されやすくなります。
シミを防ぐ抗酸化作用のある食べ物はほかにも鮭・ナッツ・キウイなどがありますが、いろいろな食品をバランスよく食べることが効果的。
トマトはサラダなどで食べる際は一度凍らせると細胞壁が破れてリコピンが吸収されやすくなり、シミ改善効果が高まります。
朝はソラレンを含まないキウイやスイカなどの果物がおすすめです。
ザクロに含まれる奇跡の若返り成分ウロリチン
細胞の新陳代謝を促す効果に加え、損傷した細胞を修復して細胞を若返らせるというWの働きを持つ次世代のエイジングケア成分なんです。
中でもウロリチンを生み出すエラグ酸が豊富なのがザクロで、イチゴの約6倍、ブルーベリーの約164倍ものエラグ酸が含まれています。
2021年の研究では40代~60代の女性にウロリチンを摂取したグループと効果のない偽薬を摂取したグループに分けて肌の水分量を測定。
8週間後、ウロリチンを摂取したグループは摂取していないグループと比べて肌の水分量が大きく伸びていました。
ほかにもシミの数が317個から185個に減少、開いた毛穴は約80%も減少していました。
シワの原因である乾燥・たるみの予兆チェック
【乾燥・たるみ予兆チェック①】
①人差し指を横向きにして頬骨の上に当てる
②そのまま頬骨の皮を上に押し上げる
皮を押し上げたときに人差し指が目と同じくらいの高さまで行かなければOK。
【乾燥・たるみ予兆チェック②】
①5秒間全力でニッと笑う
笑顔を戻したとき目じりなどの細かいシワがすくに消えればOK。
田中律子さんがシミシワ対策を行った結果
シミシワ対策前の田中律子さんのお肌の状態。
・シワ…175本(94点)
・開いた毛穴…975個(10点)
・隠れジミ…270個(95点)
開いた毛穴の原因は紫外線、コラーゲンが痛んでたるむことで毛穴が開いてきます。
開いた毛穴は日焼け止めの塗り直しで改善が期待できます。
①日焼け止め1日数回
②朝洗顔料で洗う
③洗顔後すぐ保湿
④抗酸化物質の摂取(コーヒー・トマトなど)
慶田先生指導の下、1か月のシミシワ対策に取り組んだ田中律子さん。
その結果…
・シワ…175本→117本
・開いた毛穴…975個→815個
・隠れジミ…変化なし
見事にお肌の状態が改善されていました。
おわりに
シミシワが増える4つの危険行動&改善法、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。