【世界一受けたい授業】歯周病予防&口臭対策!正しい歯磨きで口内環境改善

【世界一受けたい授業】歯周病予防&口臭対策!正しい歯磨きで口内環境改善 体調改善

2023年7月15日(土)放送の『世界一受けたい授業』。

さまざまな病気のリスクを高める歯周病の改善と正しい歯みがきの仕方&口臭予防に最適なドライマウス対策を紹介します。

教えてくれるのは「新しい歯のトリセツ」著者で歯学博士の照山裕子先生(48歳)です。

テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

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歯周病&口臭対策で口内環境を改善する方法

【世界一受けたい授業】歯周病予防&口臭対策!正しい歯磨きで口内環境改善

歯周病は世界で最も蔓延している病気

歯周病は世界で最も蔓延している病気としてギネス記録に認定されています。

日本人の30代以上の3人に2人が歯周病に感染しているとされているんです。

歯周病の人は心筋梗塞になるリスクが2倍(男性の場合)、すい臓がんになるリスクが2.3倍、脳梗塞リスクが2.8倍。

ほかにも糖尿病、認知症、肺炎、骨粗しょう症などさまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。

そのためスウェーデンやアメリカでは1年に1回以上歯科健診を受けることが当たり前ですが、日本では1年に1回以上歯科健診を受けている人はたったの44%。

そこで政府は2年後の令和7年度(2025年)を目安に国民全員に歯科健診を毎年受ける制度の検討を始めています。

歯茎からの出血は歯周病の初期症状

歯周病とは歯と歯茎の間に細菌がたまり、歯茎が炎症を起こす病気です。

歯磨き程度の刺激でも出血が起こります。

さらに進行すると歯の根元の骨(歯槽骨)が溶け始め、最悪の場合は抜けてしまうことも。

歯周病を進行させる3大リスク

・ストレス…1.5倍
・睡眠不足…2.1倍
・喫煙…2.3倍

睡眠時間が短いと体全体の免疫力が低下し、歯周病菌が増殖しやすい環境になってしまいます。

歯周病などの毒素は歯茎の毛細血管を通して全身の組織に送られ、頭に届けば脳梗塞、心臓に届けば心筋梗塞など心臓のトラブルに。

歯みがきチェック4項目

①歯みがきをするとき音が出る or 無音

正しい歯みがきはほとんど音が出ないのが正解です。

シャカシャカと音が出るのは歯の表面だけを大まかに磨いている証拠。

正しい磨き方は小刻みに動かしながら1本ずつ歯と歯茎の間に歯ブラシが入るようにします。

正しくできていれば音はほとんど出ないんです。

②丁寧に歯みがきしているのは朝 or 夜

正しいのは夜。

口の中で細菌が一番繁殖するのは寝ているときです。

夜寝る前にしっかり汚れを落としておかないと睡眠中に歯周病菌がどんどん繁殖してしまいます。

③使っている歯ブラシの硬さはやわらかめ or ふつう or かため

正しいのはやわらかめ。

歯周病予防のためには歯と歯の隙間や歯と歯茎の境目をしっかりと磨くことが大切。

そのため歯茎を傷つけにくいやわらかめの歯ブラシがおすすめです。

④歯みがきのときデンタルフロスは毎日使う or 気になった時だけ使う or ほとんど使わない

正しいのは毎日デンタルフロスを使うこと。

歯ブラシだけで落とせる汚れはたったの約58%。

歯ブラシが届かないところに残った食べかすは24時間で細菌が繁殖したプラークになり、約3日後にはかたい歯石になります。

こうして細菌ができる足場ができることが歯周病の原因。

フロスを使って歯と歯の間の汚れをしっかりと落とさないと正しい歯磨きとは言えません。

アメリカでは「Floss or Die(フロスしますか?それとも死にますか?)」というスローガンも発表されています。

正しい歯磨きの仕方を実践した結果

診断結果で歯周病と診断されたノンスタ井上さん、オダウエダ植田さん、そして歯周病予備軍のHKT48田中美久さん。

正しい歯みがきの仕方4項目を1週間実践したところ…

3人とも白血球と歯周病菌の数が見事に減少していました。

歯周病になると歯並びまで悪くなる

歯周病により歯茎が炎症を起こすと骨がやせていきます。

その結果として歯がグラグラと揺れずれていき、歯並びも悪くなっていくんです。

照山先生いわく「口周りのすべての元凶は歯周病にあり」。

マスクで口臭が強くなる原因はドライマウス

マウスをすることによって口臭が強くなる一番の原因はドライマウス(口の乾燥)です。

マスクをすると鼻呼吸が息苦しいため、ついつい口呼吸になりがち。

鼻呼吸では吸い込んだ空気が鼻の中で加湿されて口や気道に送られますが、口呼吸ではそれがないため乾燥していまうんです。

その結果、唾液の量が少なくなり口の中を洗い流す機能も低下。

細菌が増殖することで口臭が生じてしまうという結果に。

ドライマウスの症状がある日本人は800万人以上、15人に1人と言われています。

ドライマウスチェック

①リラックス時、舌は口のどの位置にある?上 or 真ん中 or 下

正しい舌の位置は上。

正しく鼻呼吸ができている人は自然と舌先が上顎につきます。

一方、舌の先が真ん中や下にある人はドライマウスの可能性大。

舌先が上顎にないのは口呼吸をしている証拠、口の中が常に乾燥して口臭の原因になるんです。

朝食を抜くと口臭の原因に

朝食を摂ることで咀嚼により唾液の分泌が促され、睡眠中に不足していた唾液が口の中に行き渡ります。

唾液は細菌の繁殖を抑える働きがあるので口臭の予防につながるんです。

逆に朝食を抜いてしまうと唾液の分泌が滞り、細菌が繁殖して口臭が強くなる原因に。

口臭予防には高速ぶくぶくうがいが効果的

高速ぶくぶくうがいは歯に水が当たるようにできるだけ素早く10回すすぐうがいの仕方です。

口に残った食べかすやばい菌を水圧で吹き飛ばします。

上の歯、下の歯、左右の歯、それぞれ10回ずつ行うと効果的です。

歯みがきと一緒に舌磨き

口臭予防のために歯みがきと一緒に舌磨きをするのが効果的です。

舌についた白っぽい汚れが実は口臭の大きな原因。

ガーゼを人差し指に巻き、奥から手前にかけて5~10回程度やさしく磨くのがポイント。

市販の舌専用ブラシを使ってもOK。

3つの口臭予防法を実践した結果

3つの口臭予防法を1週間実践したノンスタ井上さん、オダウエダ植田さん、HKT48田中美久さん。

その結果、3人とも見事に口臭の数値が減少していました。

口臭の強さが基準値以上の割合だったのは男性よりも女性の方が多いんだそう。

女性はホルモンバランスが変わる時期があるのがその理由。

歯周病菌の中には女性ホルモンを好む菌がいて、思春期・妊娠出産期・更年期など体の変化がある時期にホルモンバランスが口臭に影響を与えているんだとか。

また妊婦の場合、歯周病の患者さんは早産になる危険性が7倍、アルコールよりも遥かに危険だと言われています。

おわりに

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歯周病&口臭予防、ぜひ参考にしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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