【ゴゴスマ】脳のやる気スイッチを押す5つの方法!だるさを撃退してうつ病を防ぐ

体調改善

2019年8月23日(金)放送の『ゴゴスマ ~GO GO!Smile!~』内のコーナー『ゴゴスマ10分クリニック』。

『お盆明けの“たまっただるさ”を退治!脳の“やる気”スイッチを押す方法』というテーマで放送されました。

お盆が明けて、だるさが残っていませんか?

お盆明けのこの時期、だるさで“やる気”がなくなる人が増える傾向にあるんだとか。

お盆明けに“やる気”が出なくなる主な理由として

①お盆で身体に負担がかかっていた
→台風による低気圧で交感神経が高ぶり、頭痛腰痛膝痛などが悪化
②お盆休みは考え事や悩み事が多い
→いつ帰省するのか、どの交通機関を選ぶのかなど、決断すべきことが多い
③生活が不規則になっていた
→夜型の生活になって睡眠も乱れ、体内時計が狂ってしまいがち

の3つがあるんだそう。

これらのだるさを放っておくと…うつ病になる可能性が!?

教えてくれるのは、現役医師として多くの医療現場に従事、医療ジャーナリストとしても種々のメディアで活発な活動を行っておられる、医学博士の森田豊先生。

うつ病になりやすい人の特徴やうつ病の主な症状、だるさを解消する方法まで詳しく教えてくれましたよ。

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

うつ病になりやすい人とは?

1.行列に割り込んでくる人を許せない
2.周りから「几帳面だ、マメだ」と言われる
3.他人に仕事を頼みにくい性格だと思う
4.自分の評価が気になる
5.同じ曲を何度も聞くことが多い
つまり『真面目、責任感が強い、完璧主義、凝り性』な性格の人。

これらに当てはまる数が多い人ほど、うつ病になりやすいんだそう。

うつ病の主な症状

1.“やる気”がわいてこない/気分が落ち込む
2.朝、目覚めたときが一番苦しく、午後になって比較的楽になる
3.朝、早くに目が覚める
4.食欲がなく、体重が著しく減った
「2週間以上これらの症状が続いたら、心療内科などの医療機関を受診してください」とのことでした。

脳の“やる気”スイッチを押す方法

『だるさ』を退治して脳の“やる気”スイッチを押す方法を、森田先生が教えてくれました。

①声をかけあう

モチベーションを高める声かけを、家族や友人同士で行う
『いつも部屋をきれいにしてくれてありがとう』など、皆の前でほめたりすると効果的
ただし、根拠がなかったり、抽象的にほめたりするのは逆効果
【森田先生の解説】
「脳卒中のリハビリ中の患者さんに、いわゆるリハビリテーションに従事する人たちが声をかけてほめるんですよ。そうすると回復が早くなったという研究結果があります。ほめられるとみんな頑張るわけです」
「ただ抽象的にほめたり根拠がなくほめても、あんまり喜ばないんですよ」

②“やる気”が出ない理由を紙に書く

認知行動療法の1つで
「なぜ自分が“やる気”が出ないのか」を分析する
→“やる気”が出ない理由を客観的に把握することで、ストレスに対して冷静に向きあえる
【森田先生の解説】
「どんなことでもいいんです。『なんでこんな風に“やる気”がでなくなったのか?』を1週間ぐらい前から振り返ってみて、自分の症状やどんなことをしてきたのかを書くんです」
「それを自分で見てみると『あ!こんなに大変だったんだ』と気づくこともあるし、それを書いたものを家族や友人に共有することによって『これ大変すぎるじゃん!これ誰でもだるくなるよ』と思うと、そのつらさを共有することで次の日の“やる気”につながると」
「本当に重症になって精神科に行ったときにも、こういったことを認知行動療法としてやります」

③報酬を用意する

1か月以内など期日を決めて、外食もしくはプチ旅行などを企画する
ごほうび、報酬があると脳が活発に働く
【森田先生の解説】
「『目の前にニンジンをぶら下げる』とよく言いますよね。近い将来なにか良いことがあると、そっちに気持ちが向くじゃないですか」
「特に今回台風とかでお盆が台無しになっちゃった人にとっては、家族と旅行に行けなかったとかありますけど。たとえば8月下旬や9月中旬になにか外食に行こうとか、ホントにちっちゃい旅行でもいいですけどそれを計画することによって、そこに向けて“やる気”が出るというスイッチかなと」

④映画を見る、書籍を読む

『アクション映画』、『恋愛映画』など爽快感や感動を得られる作品を見る
→脳の「前頭連合野」という“やる気”を生み出している場所を刺激する
涙を流すとストレスホルモンが減る
【森田先生の解説】
「脳には『前頭連合野』といって“やる気”を生み出してくれる場所があるんですけど、それがこういった映画などを見たり感動したりするとスイッチが入ると。刺激されると言われています」
「涙を思いっきり流すと、体の中のストレスホルモンが少なくなったという研究があるので。思いっきり泣くのも良いです」

⑤夜にリラックスする

照明を消して、アロマなどのリラックス効果のある香りで就寝
→質の良い睡眠を確保することで、翌日の“やる気”につながる
さらにぬるめのお風呂に15分ぐらい浸かってから、ひんやりした布団へ入ると効果が増す
【森田先生の解説】
「なんといっても睡眠なんですよね。睡眠をきちっと取っていればストレスを解消できると。『昼間にたまっただるさを、寝ることで解消することが大事だ』ということを、世界中の研究者が言っています」
「ぬるめのお風呂に15分ぐらい浸かってからひんやりしたお布団へ入って、深部体温を高いところから低いところに落とすとすみやかに眠れます」

おわりに

お盆明けだけではなく、連休明け全般に使えそうなテクニックでした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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