【きょうの料理】極上!ショートケーキのレシピ パティシエの小嶋ルミさん直伝クリスマスケーキ

【きょうの料理】極上!ショートケーキのレシピ パティシエの小嶋ルミさん直伝クリスマスケーキ レシピ

2025年12月16日(火)放送のNHK『今日の料理』おやつのじかん。東京都小金井市のケーキ店「オーブン・ミトン」シェフパティシエの小嶋ルミさん直伝スイーツ、プロが教えるクリスマスケーキ「極上!いちごのショートケーキ」の作り方を紹介します。

テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

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極上!ショートケーキ

【きょうの料理】極上!ショートケーキのレシピ パティシエの小嶋ルミさん直伝クリスマスケーキ

今年のクリスマスケーキは、プロの本格スポンジで!確かな技術に定評のある小嶋さんが、家庭でもとびきり美味しく作れるように、生地の混ぜ方の秘けつを丁寧に教えます。きめ細かく、しっとりと風味豊かな味わいは、まさに極上!

材料(直径15cmの丸型1台分)

【スポンジケーキ】
・全卵…正味95g
・グラニュー糖…72g
・バター(食塩不使用)…16g
・牛乳…25g
・薄力粉(製菓用)…63g

【シロップ】
・水…40g
・グラニュー糖…13g
・キルシュ…8g

【クリーム】
・生クリーム(乳脂肪分40%以上)…200ml
・グラニュー糖…15g
・牛乳…8g

・いちご(ヘタは除く)…25~30個
・ブルーベリー(あれば)…10~15個
・ミントの葉…適量

薄力粉…たんぱく質含有率が7.5%程度のものがおすすめ。 これよりたんぱく質含有率が多いものを使う場合は生地のふくらみが悪くなるので、作り方⑧の混ぜる回数を少なめにする。
キルシュ…さくらんぼのリキュール。お酒に弱い人や子どもは注意。

下準備・作る前にしておくこと

・容量100mlのプリン型、約2.5cm高さの木製の角材2本を準備する

容量90~120mlの範囲ならOK。角材はホームセンターなどで購入できます。

・薄力粉はふるう

・純白ロール紙(耐熱性のもの)を6cm幅・55cm長さの帯状と直径15cmの円形に切り分け、それぞれ型の側面と底に敷く

スポンジケーキには耐油性でない紙がおすすめ。

・オーブンは180℃(焼く温度より20℃高め)に温める

作り方

【スポンジケーキを作る】

①湯煎用のフライパンに湯を沸かし、火を止める。ボウル(直径20〜22cm)に卵を入れ、泡立て器でほぐす。グラニュー糖を加え、しっかりと混ぜ合わせる。湯煎にかけながら軽く混ぜてグラニュー糖を溶かし、40~43℃に温める

②湯煎から外し、ボウルをきき手の前に置き、ハンドミキサーの高速で泡立てる。ミキサーの羽根をボウルの底に垂直に立て、ボウルの側面に沿うようにして、1秒間に約2周するスピードで3~4分間泡立てる。ハンドミキサーをゆっくりと持ち上げると、羽根についた生地が一瞬切れてトロトロと流れ落ちるくらいまで泡立てる。流れ落ちる生地で「の」の字を書いてみて、しばらく残ればよい。 すぐに消えるようなら、さらに30秒~1分間泡立てる

③小さめのボウルにバターと牛乳を入れ、湯煎にかけて40℃以上に温める

④ハンドミキサーを低速にし、生地のきめを整える。ミキサーの羽根を②のボウルの手前で固定して、約15秒間ごとにボウルを手前に60度ずつ回しながら、さらに1分30秒~2分30秒間泡立てる

⑤大きな泡が消え、泡のきめが細かくなれば、泡立て完了

⑥側面についた生地をゴムべらではらい、きれいにする。ゴムべらの先端1cmほどを生地に入れ、ボウルの側面に対して約35度の角度で密着させ、右ききは反時計回りに、左ききは時計回りに半周以上回す

⑦ふるっておいた薄力粉を⑥のボウルにもう一度ふるいながら入れる

⑧ゴムべらを使って、以下のように生地を混ぜる。a.ボウルを丸時計に見立て、3時の位置にゴムべらを入れる。もう一方の手は9時の位置でボウルを支える。b.ゴムべらの面をボウルに対して90度にして、まっすぐにボウルの中心を通って9時の位置へ動かす。c.ゴムべらの面を上に向けて、ボウルの側面を10時半の位置まで進む。同時にもう一方の手で9時から7時の位置までボウルを回す。d.ゴムべらにのった生地をボウルの右側に落とすようにゴムべらを返す。 a〜dを35〜40回くり返す

⑨⑧の粉が見えなくなったら、③を加える。⑧と同様にして65~80回混ぜる

作り方⑧と⑨で合計100~120回、生地を混ぜます。生地を混ぜる速さは、1回につき2~3秒が目安。ゆっくりと丁寧にゴムべらを動かします。

⑩生地をすくうと、サラリと流れ落ちるくらいなめらかになったら混ぜ終わり

【焼く】

⑪生地を型に流し入れる。型ごと7cmくらいの高さから台の上に落とし、表面の大きな気泡を消す。天板にのせ、180℃に温めたオーブンに入れて160℃に下げ、焼き色がつくまで30〜35分間焼く

⑫オーブンから取り出し、型ごと10cmくらいの高さから台の上にトンと落とす。ひっくり返して網にのせ、型を外して5分間おく。再びひっくり返して冷ます

やけどに注意。冷めたスポンジはポリ袋に入れて冷蔵庫で約2日間、冷凍庫で約2週間保存可能。

【仕上げる】

⑬シロップを作る。鍋に分量の水とグラニュー糖を入れて中火でひと煮立ちさせ、火から下ろして冷ます。キルシュを加えて混ぜる

⑭ボウルにクリームの材料を入れ、ボウルを氷水に当ててハンドミキサーの中速で七~八分立て(すくうとツノの先端が軽く曲がる堅さ)にする

⑮⑫の紙をはがし、底の堅い部分を薄く切り取る。上下を返し、手前と奥に木製の角材を当て、パン切りナイフで厚みを半分に切る

木製の角材を当て、それに沿うように刃を進めると均一な厚みに切れます。また、刃渡りの長いナイフで切ると、断面がきれいに仕上がります。

⑯スポンジの下半分の断面と側面に、はけで⑬のシロップをたっぷりと塗る。⑭のクリーム約50gをのせてパレットナイフで全体に広げてならす

⑰いちご適量を縦半分に切り、切り口を下にして並べる。クリーム約50gをのせ、いちごの隙間を埋めるように塗る。スポンジの上半分の断面に軽くシロップを塗り、重ねる。上面にシロップを塗り、角にも丸くするように塗る。中央に残りのクリームをのせ、パレットナイフで側面にたれるようにならす。ケーキをのせた台をトントンとたたくように軽く落とす(こうすることでケーキの周りにクリームがきれいにたれる)

⑱器に盛り、残りのいちご、ブルーベリー、ミントを周りに置けば出来上がり

フルーツはケーキをカットしてからあしらうと、きれいに取り分けられます。

生地を作る前に混ぜ方⑧を練習しましょう

①ボウルをきき手側の肩の前に置き、ボウルの中心から30cm離れて立つ

②ボウルに粉適量を入れ、人さし指を軽くのばしてゴムべらを持つ(握りしめるように持つとコントロールしにくい)

ボウルは体の正面に置くのではなく、きき手側に置いて生地を混ぜることで、ゴムべらを正しく動かせます。

③台にマスキングテープを、3時から9時の方向に向かって水平に長めに貼る

④テープ上にボウルを置いて、テープの位置を見ながら3時ー9時の方向に混ぜるやり方に慣れる

⑤あとは、作り方⑧と同じようにゴムべらを動かす

⑥ゴムべらのエッジは常にボウルに当たっていて、250~300gの圧をかけながら動かす

圧の加減ははかりで確認!ゴムべらのエッジをはかりに当てながら左右に動かし、250〜300gになるくらいの圧のかけ方で混ぜることを意識します。

おわりに

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極上!ショートケーキ、ぜひ参考にしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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