2019年5月11日(土)放送の『世界一受けたい授業』。
『野菜王国・北海道の今食べるべき野菜!』と題して放送されました。
北海道はさまざまな野菜の生産地としても有名で、日本全国の耕地面積のうちなんと26%を北海道が占めているんです。
その広い農地をいかして様々な作物が栽培されています。
例えばジャガイモは日本の全収穫量の80%を北海道が占めて全国1位。
他にもタマネギ、カボチャ、トウモロコシ、アスパラガスなどなど…
そんな北海道の野菜が美味しい理由…それは『大きな寒暖差』。
冬が寒い北海道ですが、実は夏も30℃を超えることも。
また、昼夜の寒暖差が大きいのも特徴です。
寒暖差は野菜の美味しさに関係が強く、昼夜の寒暖差が大きいほど野菜の糖度が高まるんだそう。
教えてくれるのは、大泉洋さんや安田顕さんなども所属する『TEAM NACS』のリーダーとしても活躍する森崎博之先生。
地元北海道で農業がテーマのテレビ番組に10年以上出演、農業や食育についての講演会をこれまで100回以上開いているほどの、芸能界きっての『農業のプロフェッショナル』なんです。
新鮮な北海道野菜を使った簡単絶品料理の作り方も紹介されましたよ。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
ミラノ風3色アスパラ
まずは『3色(緑・白・紫)のアスパラガス』。
「紫のアスパラガスは『アントシアニン』というポリフェノールをたくさん含んでいて、まず糖度が高いですね。香りがとってもいいです!」
「繊維が一般的なアスパラと比べて少ないので、生でも食べられるんです」
ただし、紫アスパラガスは加熱すると色が緑に変わってしまうんだそう。
味の方は甘味があって美味しいままとのことでした。
【ミラノ風3色アスパラの作り方】
①ロースト(焼き)したアスパラガス(緑)、ゆでたアスパラガス(白)、生のアスパラガス(紫)を用意
②3本のアスパラガスに塩を軽くふる
③ポーチドエッグを乗せる
④オリーブオイルを垂らす
⑤パルメザン粉チーズをかける
⑥最後に黒コショウをかけて完成
「緑色のアスパラガスは焼きます。白いのは茹でたら美味しいのでボイルします。紫は生の食感を試していただきたいので生」
アイヌネギのジンギスカン丼
続いては北海道の春野菜『アイヌネギ』。
「アイヌネギは北海道を代表する山菜で、ハウス栽培のものもありますが天然ものは山の雪が溶けてくる今ごろが旬です」
「アイヌネギは成長がとても遅くて、収穫できるようになるには5年以上かかります」
このアイヌネギ、匂いがニンニクに似た香りを放つので『行者ニンニク』とも呼ばれ、滋養強壮効果があると言われています。
さらに、抗酸化作用の強いβカロテンを多く含むことから『がん予防』の効果も期待できるんだとか!
【アイヌネギのジンギスカン丼の作り方】
①タレ(しょうゆ・酒・砂糖・ごま油)にラム肉を漬ける
②フライパンで炒める
③肉に火が通ってきたらざく切りのアイヌネギを入れてしんなりするまで火にかける
④丼によそったご飯の上にかける
⑤最後に北海道の名産の山わさびをかければ完成
ニラしゃぶ
続いては『ニラ』。
「ニラはわれわれ北海道の春野菜のトップバッターなんです」
「スーパーに行ってニラが並んでくると『ああ春が来たなぁ』っていう喜びの野菜です」
「今回紹介したいのは、知内町という北島三郎先生の出身地。ここのブランドニラ『北の華』です」
北海道1のニラの生産量を誇る知内町のニラ『北の華』は、葉の幅が広く肉厚で甘くシャキシャキした食感が特徴。
【ニラしゃぶ】
②鍋に沸かした昆布だしにニラを7、8秒くぐらせる
②素材の味を一番味わえるポン酢に付けてどうぞ
→めんつゆに食べるラー油・天かす・山わさびを入れたタレで食べても美味しいんだそう
油揚げのネギピザ
最後は『越冬長ネギ』。
一般的なネギは春にタネをまいて冬に収穫しますが、越冬長ネギは冬はそのまま畑に残して翌年の春に収穫するんだそう。
「冬に一度葉が枯れますが、雪が降って雪解け水のミネラルを受けて新たに緑の葉が伸びていきます」
「北海道の厳しい冬を乗り越えて、普通のネギの1.5倍の時間をかけて育っていきます」
「たっぷりの糖分を蓄えていて、抜群の甘味と柔らかい肉質になります」
【油揚げのネギピザの作り方】
①薄い小口切りのネギにしらす・ピザ用チーズを混ぜ合わせる
②広げた油揚げの上に乗せる
③その上からもう一度ピザ用チーズを乗せる
④オーブントースターでおよそ10分焼けば完成
→お好みでしょうゆを垂らして食べてもOK
おわりに
旬の北海道野菜、どれもホント美味しそう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。