長崎県長崎市で毎年冬に開催されるランタンフェスティバル。
毎年ものすごい数の観光客が訪れる九州を代表する冬のお祭りの一つです。
今回の記事は、この「長崎ランタンフェスティバル」について書きたいと思います。
長崎ランタンフェスティバルとは?
長崎ランタンフェスティバルは、旧正月の期間中に長崎市の中心部がたくさんのランタンの光で彩られる、毎年恒例のお祭りです。
もともとは長崎新地中華街の人たちが中国の旧正月(春節)を祝う行事だった長崎ランタンフェスティバル。
1994年に規模を拡大してから、長崎の冬の一大風物詩として全国的にその名が知られるようとなりました。
15日間の期間中、街中に飾られる約1万5000個の極彩色のランタン(中国提灯)と、各会場の大小さまざまなオブジェたちが一帯を幻想的に彩り、訪れる100万超の人々の心を深く魅了します。
引用:長崎市公式観光サイト
開催時期や開催場所は?
▲中国の景徳鎮製の磁器(碗、ひしゃく、杯、スプーン)1万個以上で作られた龍のオブジェ
長崎ランタンフェスティバルは旧暦の1月1日(春節)から1月15日(元宵節)の期間に開催され、ランタンは開催期間中の17:00~22:00まで毎日点灯されます。
2018年は2月16日(金)~3月4日(日)に開催されました。
2022年までの開催予定は以下のとおりです。
2019年:2月 5日(火)~2月19日(火)
2020年:1月25日(土)~2月 8日(土)
2021年:2月12日(金)~2月26日(土)
2022年:2月 1日(火)~2月15日(火)
メイン会場である新地中華街会場の湊公園を中心として、中央公園会場、唐人屋敷会場、興福寺、鍛冶市会場、浜んまち会場、孔子廟会場の7つ場所が会場となります。
開催中に行われる様々なイベント
▲眼鏡橋の川のほとりに浮かぶ鳥と蓮の葉のオブジェ
航海安全の神である媽祖を安置する媽祖行列、清朝時代のお正月に皇帝・皇后が町中に出かけ、民衆と新しい年を祝う様子をイメージした皇帝パレード。
他にもアクロバティックな中国獅子舞、龍踊り、変面ショーなどの中国雑技、二胡演奏など、期間中会場の至る所で毎日様々な催しが開かれます。
ゆっくり楽しむのに狙い目の日はいつ?
▲孫文(左)とその支援者だった梅屋庄吉
結論から先に言うと、土曜日や日曜日の週末はおすすめ出来ません!
休日ということもあり、全国から来たたくさんの人たちや外国人観光客の皆さんたちで会場一帯は端から端まで人ごみで埋め尽くされてしまいます・・・
多くのイベントが開かれる湊公園のある新地中華街会場では入場規制も行われ、混雑時には自由に身動きも出来ないほど込み合います。
▲関帝(関羽)を祭るための豚の頭が供えられた祭壇
当然、近辺の飲食店なども軒並みお客さんが長蛇の列を作るので、何をするにもとにかく時間がかかってしまいます。
なので、土日の昼間に行われる媽祖行列や皇帝パレードをどうしても見たい!という人以外は、比較的人が少ない平日に見に行かれることをお勧めします。
会場で撮影した龍踊りの映像
こちらはメイン会場の湊公園で行われた龍踊りの映像です。
「持ってこーい、持ってこい!」の掛け声とともに龍が激しく舞い踊ります。
この記事のまとめ
・媽祖行列や皇帝パレードは土日に開催
・混雑を避けてゆっくり楽しむには平日が狙い目!
・龍踊りの掛け声は「持ってこーい、持ってこい!」
回を重ねるごとに来客数が増加している長崎ランタンフェスティバル。
皆さんもこの長崎の一大風物詩をぜひ一度体験してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。