熊本市西区にある加藤清正公ゆかりの本妙寺。
今回はその本妙寺一帯で毎年春に行われる夜桜のイベント、「桜灯籠」について書いていきたいと思います。
本妙寺の桜灯籠とは?
加藤清正の菩提寺としても有名な本妙寺は、400年以上もの歴史のある由緒正しいお寺です。
日蓮宗のお寺で、石段を上った奥にはその加藤清正の銅像があります。
歴史
1585年(天正13年)、加藤清正の父・清忠の冥福を祈るため、日真の開山により大阪に開創されたのに始まる。
正が熊本城主になった後の1600年(慶長5年)、熊本城下に創建されていた瑞龍院に移された。
1611年に清正が没し、遺言により中尾山上の浄池廟に清正像を奉安した。
1614年(慶長19年)、火災で焼失した本妙寺を浄池廟下の現在地に移転した。
明治時代の神仏分離令によって浄池廟と本妙寺は神社と寺として分けられ、
1871年(明治4年)に社殿だけが熊本城内に移され、加藤神社となった。
浄池廟の拝殿も撤去された。その後、
西南戦争で焼失した大本堂と同時に浄池廟の建物も再建され(明治27年)、現在の姿になった。
ーWikipediaより
▲石灯籠と和紙灯籠
桜灯籠と書いて「はなとうろう」と読みます。
昨年は熊本地震の影響で開催されなかったので今年は2年ぶりの開催となりました。
地域住民の方々との協力で始まったイベントで、和紙や竹などを使った手作りの灯籠やオブジェが特徴です。
リンク:日蓮宗六条門流肥後本妙寺
開催時期や開催場所は?
▲夜桜とオブジェとの幻想的な組み合わせ
桜灯籠は毎年3月最終土曜日の夕方から開催されます。
今年平成30年は3月31日(土)の18時~21時30分の開催でした。
熊本市電に乗車し「本妙寺入口」で下車、その電停から徒歩10分ほどで到着します。
境内入り口の仁王門前には出店も並んでいて、大勢のお客さんで賑わっていました。
歌や音楽との共演も!
▲和紙と竹で出来たオブジェ
灯籠は全て和紙で作られていて、内側からのろうそくの明かりで幻想的に輝きます。
▲竹灯籠の明かりが幻想的な空間を作り出す
また、桜並木の参道の脇にある各寺院では楽器の演奏や歌のコンサートが行われていて、琵琶や箏などの和楽器やギターやピアノなどの音色が夜桜と組み合わさって素晴らしいコラボレーションを作り出していました。
参道の桜灯籠の映像
桜並木の続く参道も大勢のお客さんで賑わっていて、家族連れやカップルに若者のグループ、そして外国人と思われる人たちも見かけましたよ。
この記事のまとめ
・開催時期は毎年3月の最終土曜日
・和紙や竹などで出来た手作りのオブジェ
・夜桜と灯籠と音楽の組み合わせは見事!
夜桜を楽しむ毎年一夜だけの幽玄の世界、皆さんも来年はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。