2020年3月2日(月)放送の『名医のTHE太鼓判!』。
『医師が警告!間違った花粉症治療』というテーマで放送されました。
「花粉症が酷くて風邪のような症状になってしまい、飲み薬では追いつかない」という元バレーボール日本代表の大友愛さん(37)。
注射を打って治療してもらっているといいます。
その注射とは、皮下筋肉内注射『ケナコルト-A 筋注用関節腔内用水懸注 40mg/1ml』。
大友愛さんいわく「一発で効きます。もう注射した午後ぐらいから」とのこと。
しかし、この注射には大きな副作用が…
教えてくれるのは、呼吸器内科の大谷義夫先生。
そして消化器内科の大竹真一郎先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
ステロイド注射は副作用が大きい
大友愛さんが花粉症治療で打ってもらっているステロイド注射。
【大谷先生の解説】
「これは1本注射することで効果が1か月以上続く、ステロイドの注射なんです」
「副作用が多いために、学会ガイドラインでは推奨されていないんです」
「これは1本注射することで効果が1か月以上続く、ステロイドの注射なんです」
「副作用が多いために、学会ガイドラインでは推奨されていないんです」
薬として使用すると、炎症を抑えるなどの効果があるといいますが…
【大谷先生の解説】
「ステロイドは量が少なかったら炎症を抑える。量が多いと免疫を抑制するんですね。つまり量が少ない局所治療は非常に有効なんですね。うまく使えば非常に有効です」
「膠原病や間質性肺炎など、命に関わるような重症の方ではステロイドを使って治していくんですね。一方で花粉症は命には関わらないので、他の治療もありますし」
「高容量のステロイドを長期間使うことで、2型糖尿病・高血圧・骨粗しょう症・免疫低下というような副作用があります」
「インフルエンザも怖いですし新型コロナウイルスも怖いじゃないですか。ですから花粉症の治療としてステロイド注射は、わたくしはオススメできない」
「ステロイドは量が少なかったら炎症を抑える。量が多いと免疫を抑制するんですね。つまり量が少ない局所治療は非常に有効なんですね。うまく使えば非常に有効です」
「膠原病や間質性肺炎など、命に関わるような重症の方ではステロイドを使って治していくんですね。一方で花粉症は命には関わらないので、他の治療もありますし」
「高容量のステロイドを長期間使うことで、2型糖尿病・高血圧・骨粗しょう症・免疫低下というような副作用があります」
「インフルエンザも怖いですし新型コロナウイルスも怖いじゃないですか。ですから花粉症の治療としてステロイド注射は、わたくしはオススメできない」
【大竹先生の解説】
「『すぐ効くお薬を使いますよ』という医者も中にはいると思うんですね。酷いところになると、これは保険がききませんから自費診療で、セレブや芸能人からめちゃくちゃ高いお金を取ってステロイド注射をしているような医者もいますから」
「『すぐ効くお薬を使いますよ』という医者も中にはいると思うんですね。酷いところになると、これは保険がききませんから自費診療で、セレブや芸能人からめちゃくちゃ高いお金を取ってステロイド注射をしているような医者もいますから」
【大谷先生の解説】
「実際にわたくしの患者さんで『ホテルに医者が来てくれて自費診療で1回3、4万円で注射している』とおっしゃっていました」
「実際にわたくしの患者さんで『ホテルに医者が来てくれて自費診療で1回3、4万円で注射している』とおっしゃっていました」
保険適用になった花粉症の特効薬とは
【大谷先生の解説】
「今年は朗報がありまして。2月から重症のスギ花粉症の方に、アレルギーを抑えるかなり特効薬に近いものが保険適用になったんです」
「今年は朗報がありまして。2月から重症のスギ花粉症の方に、アレルギーを抑えるかなり特効薬に近いものが保険適用になったんです」
その治療薬とは、ノバルティスファーマ社が開発した『ゾレア(一般名:オマリスマブ)』。
ただ、この注射を受けるためにはいくつかの条件があるとのこと。
↓コチラのサイトにゾレアについての詳しい説明がありましたので参考にされてください。
【花粉症2020】世界初 抗体医薬「ゾレア」登場…デザレックス供給再開、抗ヒスタミン薬も競争激しく | AnswersNews
今年も目前に迫ってきた花粉シーズン。世界初となる抗体医薬が登場した今年の治療薬市場を展望します。
おわりに
花粉症が酷くて耐えられない!という方は、お医者さんに相談してみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。