2020年3月10日(火)放送の『林修の今でしょ!講座』。
『ハチミツVSバター 感染症対策&血管強化』というテーマで放送されました。
この記事ではバターの健康パワーについて取り上げます。
教えてくれるのは、乳製品の研究を30年続けている“バター博士”の佐藤薫先生。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
【林修の今でしょ!講座】バターが持つ3つのスゴいパワー!
『林修の今でしょ!講座』に出演された佐藤先生によると、バターには3つのスゴいパワーがあるとのこと。
②バターの成分が脂肪を燃焼!?
③脳の働きを活性化!?
佐藤先生によると、1日10gのバターで免疫力アップが期待できるそうです。
※とり過ぎには注意してください。
効果①免疫力アップ
新型コロナウイルスを始めとした様々なウイルスに感染しやすいのは、体の免疫力が低下しているとき。
牛乳をバターに加工することで、免疫力をアップさせるビタミンAがおよそ13倍に増えるそうです。
バターは牛乳を凝縮して作られるので、それだけビタミンAも凝縮されているんです。
『林修の今でしょ!講座』では、北海道で牧場を営む健康ご長寿が食べているという免疫力を効率よくアップさせるバター料理が紹介されていました。
【ほうれん草ともやしのバター炒め】
ビタミンAは脂溶性ビタミン(油に溶けるビタミン)です。
ほうれん草にもビタミンAが含まれているので、バターと一緒に炒めることで吸収率がアップして効率よく体内に取り込むことができるんです。
【じゃがバター】
バターに含まれるビタミンAとビタミンE、そしてじゃがいもに含まれるビタミンC。
また、じゃがいもに含まれるビタミンCは熱に強いという特長があるので、じゃがバターは免疫力アップに最適な組み合わせとのことでした。
効果②脂肪を燃焼
バターと聞くと「太りそう」というマイナスのイメージがありますよね。
佐藤先生によると、バターには脂肪の代謝を高めてくれる働きがあるとのこと。
その成分とは、バターに含まれる脂肪成分のひとつである共役リノール酸。
佐賀大学の研究によると、共役リノール酸には肥満のラットの高脂血症や内臓脂肪の蓄積を抑制する働きがあることが分かったんです。
佐藤先生によると、脂肪燃焼効果をアップさせるには牛肉との組み合わせがよいとのこと。
豚肉や鶏肉と比べて、牛肉は脂肪燃焼を促進してくれるL-カルニチンの量が多いんです。
また、共役リノール酸は牛肉や乳製品全般にも多く含まれているんだそう。
どちらも牛から作られているという共通点がありますよね。
つまり、L-カルニチンと共役リノール酸のダブルのパワーで脂肪燃焼効果が高まるんです。
効果③脳を活性化
そのバターの成分とは中鎖脂肪酸。
さらにアメリカの研究では、中鎖脂肪酸を一定期間摂取することで記憶力の低下を抑制したという研究結果も出ているそう。
また、パン(穀物)のみを食べている人に比べて、パン(穀物)+バター(中鎖脂肪酸)を一緒にとった人の方が認知機能の低下を抑えるという結果も出ているそうです。
脳のためにバターと合わせると良い食材は、魚。
魚の脂にはDHAやEPAが多く含まれていて、脳にもいいんです。
つまり、脳を元気にする魚×バターは相性抜群ということ。
魚とバターを組み合わせた料理として、北海道の健康ご長寿が食べている【ちゃんちゃん焼き】が紹介されていました。
鮭以外にも、DHA・EPAが豊富な青魚のイワシやサバと一緒にバターを合わせるといいんだそう。
【林修の今でしょ!講座】バターの健康パワーまとめ
②脂肪を燃焼
③脳を活性化
今までバターには太るというイメージしかありませんでした。
共役リノール酸や中鎖脂肪酸など、実際には身体にいい成分がたくさん含まれていたんですね。
1日10g、これから継続していきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。