2020年5月2日(土)放送の『世界一受けたい授業』。
『所ジョージ先生が教える 少し変えたらすんごく売れた第2弾』というテーマで放送されました。
元々の商品を少し変えただけで大ヒットしたアイデア商品を、第1弾の昨年に続いて所ジョージ先生が紹介。
ここ20年で半分以下に減少している、従業員50人以下の町工場。
そんな厳しい経営状態にあって、元々持っている技術の使い方をちょっと変えることで大ヒットした商品も勢ぞろい!
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
トーストにのせて食べるようかん
【スライスようかん】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
若い人になかなか売れないようかん。
京都府の老舗和菓子店が、2.5mmに薄くスライスしバターを添えて販売。
トーストにのせて焼くことで簡単に小倉トーストができると評判になり、売り上げが90倍にアップ。
誰でもサイズがあう靴下
【つつした】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
かかと部分のカーブをなくしたことで、足のサイズが24cmの女性でも27cmの男性でもいろいろなサイズにフィットする靴下に。
かかと部分の違和感はもちろんゼロ。
これだけで売り上げ3倍の大ヒット商品に。
ふわふわになるバターナイフ
【アーネスト バターナイフ】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
「冷蔵庫から取り出したばかりのバターがトーストに塗りにくい」という悩みを解決。
ナイフの裏がおろし金状になっているので、バターを細かく削り取ることができます。
ふんわりとしたバターの食感を楽しむことができ、半年で8万本を売り上げた大人気商品です。
持ち替えずにタッチペンになるボールペン
【SMART-TIP】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
タッチペンとボールペンが1本になった便利グッズ。
一般的にはタッチペンとボールペンが上下についていて、いちいち持ち替えないと使えません。
しかし、この2つを同じ向きにつけることでボールペンから持ち替えずにタッチペンが使えるようになりました。
多いときは1日6000本以上を売り上げる大人気商品に。
あえて折れるようにした傘
【ポキっと折れるんです】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
一般的な傘は強風を受けると骨の部分がすぐに壊れてしまいます。
しかし、この傘はあえてすぐに折れるようにしたことで壊れずに使えるように。
持ち運べる洗濯板
【サクラの洗濯板】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
サイズを小さくしたことで、累計売り上げ枚数38万枚、3億円もの売り上げを記録する大ヒット商品に。
靴下、ハンカチ、下着などを簡単に洗濯することができるので、出張の多いサラリーマンを中心に大ヒットしました。
ボトルが美しすぎるお酒
【いいちこ フラスコボトル】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
紙パックで販売されている麦焼酎、いいちこ。
キャッチコピーは『下町のナポレオン』、主な客層は中年男性。
しかし入れ物をフラスコ状のボトルに変え、商品名もローマ字で小さく『iichiko』と変えたことで、若い女性にも人気となり売り上げも大幅アップ。
コンセプトは『美しすぎて捨てるのに勇気がいるボトル』。
箸置きがいらないお箸
【ウキハシ】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
箸置きがなくても箸の先がテーブルにつかないように、箸を反らせる工夫をしたことで大ヒット商品に。
香りを持ち運べるピンバッジ
【アルーマ アロマピンズ】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
上蓋を開けて中に付属品のコットンを入れ、アロマオイルを染み込ませることで香りを持ち運ぶことが可能に。
さらにこの商品のスゴいところは、針の細さ。
洋服を傷めないためになるべく細くしたいのですが、細ければ強度が弱く折れてしまうので、強度を保ったまま細くするのは至難の技。
東京都葛飾区の石井精工が培ったスゴい技術が、それを可能にしたんです。
友達や両親へのプレゼントなどに人気となり、発売から3年で約1万個を売り上げました。
金属でできたおりがみ
【おりあみ】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
金属でできたおりがみ。
東京都荒川区の石川金網は、髪の毛より細い20マイクロメートルの糸を製造できる技術を使って、金網をおりがみにすることに成功。
さらに、子どもや高齢者の方でも安全に使えるように、特殊なカット方法で端が鋭利にならない技術を開発しました。
インスタ映えするフードピック
【TREE PICKS(ツリーピック)】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
さまざまな食材を刺して食材を華やかに彩る、木の形をしたステンレス製のフードピックです。
開発したのは東京都墨田区にある笠原スプリング製作所。
インスタ映えすると、3年で約2万本を売り上げました。
シャンプーを詰め替えずにそのまま使えるポンプ
【詰め替えそのまま】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
シャンプーを詰め替えなくてもそのまま使えるポンプです。
詰め替え容器に商品を取りつけ、白く膨らんだ部分を押すとシャンプーが出てくる仕組み。
フックをつけてぶら下げれば、最後までキッチリ使い切ることができるんです。
開発したのは東京都大田区にある三輝。
ガスホースの接続部品を製造するこの町工場が持つのは『逆流を防ぐ技術』。
この技術をポンプの先に生かして、シャンプーを最後まで余すことなく使い切ることを可能にしました。
年間30万個、1億5000万円の大ヒット。
ニット柄の湯飲み
【トレースフェイス 湯飲み】
出典:日本テレビ『世界一受けたい授業』
瀬戸物の表面にセーター模様の柄を加えた湯飲みです。
開発したのは愛知県瀬戸市のエム・エム・ヨシハシ。
元々瀬戸物を量産するために必要な型を製造していましたが、瀬戸物業界の縮小のあおりで仕事が激減。
この町工場では元々瀬戸物の湯飲みに細かい漢字を彫るなど、高い手彫りの技術を持っていました。
それを生かしてニット柄の湯飲みを作ったところ、約3000万円を売り上げる大ヒットに。
おわりに
詰め替えずにそのまま最後まで使いきれるポンプ、めっちゃ便利そう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。