2024年10月8日(火)放送の『カズレーザーと学ぶ。』食と健康第5弾、捨てていた栄養食材アレのココ。
捨てるのもったいない0円食材ランキング1位に輝いたすだちの皮に含まれる脂肪燃焼ダイエット成分「スダチチン」&みかんの皮に含まれる脂肪燃焼ダイエット成分「β-クリプトキサンチン」の効果とおすすめの食べ方を紹介します。
監修したのは味覚研究の最前線で活躍されている広島大学医学部の堤理恵先生です。
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
すだちの皮に含まれる脂肪燃焼成分「スダチチン」
堤理恵先生監修、すだち皮に含まれる脂肪燃焼ダイエット成分「スダチチン」の効果とおすすめの食べ方を紹介します。
スダチチンとは
柑橘類の皮には陳皮(みかんの皮)など漢方に使われてるように、柑橘類飲皮は果肉と比べても全く違った栄養素が含まれています。
中でもすだちにしかない特有のポリフェノール成分が「スダチチン」です。
スダチチンは骨格筋に働いてエネルギー代謝を良くし、脂肪を溜め込みにくい体にしてくれることが分かっています。
スダチチンのダイエット効果
スダチチンを12週間投与すると、1時間・1kgあたりのエネルギー消費が13kcal→18kcalにアップしたという報告があります。
その中で少しBMIが高めの方を集めてすだちエキスサプリでスダチチンを摂取してもらった結果、運動なしで総脂肪面積、内臓脂肪面積、ウエストがともに減少したという結果が出ました。
さらに昨年新しい研究結果が発表され、多めの脂肪を与えたマウスは脂肪が肝臓に溜まって脂肪肝になっていましたが、スダチチンを22週間投与したマウスではスダチチンが肝臓のリズムを改善することによって脂肪の蓄積が抑制されたという結果が出ました。
今後はスダチチンの創薬への応用も期待されています。
スダチチンを効果的に摂る食べ方
スダチチンを効果的に摂取するには1日にすだち7個分の量が理想的です。
ポテトサラダの上にすだちの皮を薬味代わりに削ってかけると食べやすくなります。
炊き込みご飯の上に皮付きのまま薄切りにしたすだちをのせて食べるのもおすすめです。
それでも足りないものはサプリメントや粉末で摂取するのが◎。
またすだちの皮には「リモネン」という香りの成分が含まれているので、同時にリラックス効果も期待できます。
みかんの皮に含まれる脂肪燃焼成分「β-クリプトキサンチン」
堤理恵先生監修、みかんの皮に含まれる脂肪燃焼ダイエット成分「β-クリプトキサンチン」の効果とおすすめの食べ方を紹介します。
β-クリプトキサンチンとは
みかんの皮は栄養価が非常に豊富で、中でも有名「β-クリプトキサンチン」です。
美肌・ダイエット・目・骨などさまざまな効果が期待できます。
「みかんを食べ過ぎると足が黄色くなる」と言われますが、それは色素の素になるβ-クリプトキサンチンで皮膚が黄色くなることが理由なんだそう。
β-クリプトキサンチンのダイエット効果
β-クリプトキサンチンを乳化タイプとして加えた飲料を使用した実験では、12週間摂取することで体重は約-1.5kg、内臓脂肪は約-13㎠減少したという結果が出ました。
β-クリプトキサンチンは果肉の部分に比べて皮の方が約8倍多く含まれています。
柔らかい皮を持つみかんに特に多く含まれていて、中でも温州みかんは皮の硬いポンカンの約1.6倍もの量のβ-クリプトキサンチンが含まれています。
β-クリプトキサンチンを効果的に摂る食べ方
堤先生おすすめの食べ方は、これからの季節だとみかん鍋。
みかんを丸ごと鍋に入れて煮込んだ料理で、山口県の名物料理として有名です。
皮ごとそのまま食べることでβ-クリプトキサンチンを効果的に摂取することができます。
おわりに
内臓脂肪を減らすスダチチン&β-クリプトキサンチン、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。