引き出しの整理をやっていたら、10年ぐらい前に購入した本が出てきました。
「『行動できない人』の心理学」というタイトルの本です。
当時の僕は結構悩んでたんだなぁ…まあ今もですが汗
いい機会なので今回あらためて読み直してみました。
今回は「『行動できない人』の心理学」について書こうと思います。
「『行動できない人』の心理学」概要
著者は1938年東京生まれ、早稲田大学名誉教授でもある作家で心理学者の加藤諦三氏。
主な著書に『自身と劣等感の心理学』、『自分に気づく心理学』、『「自分の居場所」をつくる心理学』など、心理学関係の本が多いようです。
この本は2008年に出版されたものですが、元は1985年に出版されていた『行動すること』(のちに『行動してみることで人生は開ける』に改題)を改題、再編集したものだそうです。
この『「行動できない人」の心理学』は、今から30年以上も前の書籍とは思えないくらい読んでいてうなずけるような内容ばかり。
「人間の悩みなんていつの時代も変わらないものなんだなぁ…」と感慨にふけっているカズです。
さて、この本が主張していることを先にまとめてみます。
・何事もとにかく行動に移してみると、やっていくうちに面白くなっていく
・「自信があるから何かをやる」ではなく「何かをやるから自信がついてくる」
・自分を変えるためにはできることから行動を変えていく、失敗を恐れるから失敗する
・「人生は素晴らしい」という前提に立って生きること、人生にくだらないことなんてない
とにかく『行動してみることの大切さ』、そして『行動することで自分を変えることができる』ということを読者に訴えています。
リンク:加藤諦三公式サイト
「『行動できない人』の心理学」行動するとだんだん面白くなってくる
例えばブログを書こうと思ったとして、下手でもいいから文法的な間違いは無視してとにかく書いてみる。
そうすると自然と欲が出てきて、だんだんと上手な文を書こうと思い始める。
そうなったらしめたもので、多少の困難にぶち当たったとしても長続きしやすいのだそう。
打ち込むからだんたんと面白くなっていくのであって、やる前から面白さを求めない方がいいと著者は言っています。
間違っても書き始める前に「文章の書き方」のような本を読むことは避けましょう、とのこと汗
この失敗、僕も含めて誰もがよくやってしまう行動だと思います。
「『行動できない人』の心理学」行動すれば自信はあとからついてくる
自信がついてから行動しようと思っていても、いつまでたっても行動できませんよね。
そういうときは始めから大それたことをする必要はなくて、今の自分にできる行動からやっていけばいいんだそう。
たとえば、帰宅時にいつもより少し長めに歩いてみる、友人に自分の方から電話をかけるようにするなど。
そうすることでだんだんと自分自身の行動を変えていくことができます。
「『行動できない人』の心理学」完璧主義者を今すぐやめよう
完璧主義者は失敗することを恐れるようになります。
そうすると「失敗するかもしれない」という不安が集中力を奪ってしまい、結果として失敗しやすくなるんです。
そして、完璧主義者に多いのは「他人を基準にしてものごとを考える」人なんだそう。
自分と他人とを無意味に比較しようとしないで、いつも自分らしくありましょう。
人生は祭りだ
「くだらない」という考え方を捨てること、「人生は素晴らしい」という前提に立って生きること。
人生にくだらないことなんてないんです。
いつも何をするにしてもくだらないという思いを持っていると、人生そのものがくだらない人生になってしまいます。
「人生は祭りだ」という前提で生きていくことで、自分にとって思わぬ面白さに出会う機会が増えていきます。
一度しかない人生、どうせなら祭りのように理屈なしで楽しみましょう♪
「『行動できない人』の心理学」まとめ
・「自信があるから何かをやる」ではなく「何かをやるから自信がついてくる」
・自分を変えるためにはできることから行動を変えていく、失敗を恐れるから失敗する
・「人生は素晴らしい」という前提に立って生きること、人生にくだらないことなんてない
この記事ではおもにPART1「なぜ行動することが大切か」について書きました。
他にも
・行動することで自分を変えられる
・新しい自己の創造 「行動」がもたらすもの
などについても詳しく書かれています。
「自分とは違う考え方や行動をする他人をけなす人はいつも不安でおびえている人、
それはその周囲の人間は自分の存在をおびやかし自分の尊厳を傷つける可能性があるから」
という部分は特に印象に残りました。
あくまで自分は自分、他人は他人、心当たりのある人は今すぐに考え方を変えましょうね。
「『行動できない人』の心理学」
「自分はなかなか行動に移せない性格だなぁ…」と感じている方は、ぜひ一度読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。