2021年4月17日(土)放送の『王様のブランチ』。
2021年本屋大賞の受賞作品ベスト10が発表されました。
見事1位になった作品が今年の本屋大賞に輝きます。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
2021年本屋大賞ベスト10受賞作品&あらすじ
2021年本屋大賞の受賞作品ベスト10の紹介と簡単なあらすじをまとめました。
第1位:町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』
タイトルにある『52ヘルツのクジラ』とは他のクジラが聞き取れないほどの高い周波数“52ヘルツ”で鳴く世界で唯一のクジラのこと。
たくさんの仲間がいるはずなのにその声は届かない、世界で一番孤独なクジラと言われています。
【あらすじ】
幼い頃から母親と義理の父に虐げられてきた貴瑚。
大人になり東京から逃げるように引っ越してきた大分で、貴瑚は一人の少年と出会った。
暗い雰囲気をまとい、痩せた体には無数のアザ。
彼もまた母から虐待を受けて声を発することができなくなっていた。
孤独を抱え52ヘルツの声を上げる2人。
彼らに待ち受ける未来とは…。
作者の町田さんのもとには全国の書店員から「涙が止まらなかった」「優しく力強い物語」「明日も頑張ろうと思いました」と多くのメッセージが届いたんだそう。
声なき声を上げている人たちの背中を押す、いま読むべき物語です。
第2位:青山美智子『お探し物は図書室まで』
【あらすじ】
仕事や人生に悩んでいる人たちがふと訪れた小さな図書室。
そこで風変わりな司書の小町さゆりが薦めてくれるのは、一見悩みとは関係ない一冊。
しかしこの本が彼らの人生に思いもよらない勇気を与えてくれた。
心がほっこりする優しい物語です。
第3位:伊吹有喜『犬がいた季節』
【あらすじ】
1988年、高校に迷い込んできた白いふわふわの子犬。
コーシローと名付けられたその子犬は生徒たちとともに遊び、授業を見守り、毎年卒業生を送り出す。
高校生の生徒たちとコーシローのかけがえのない日々に温かい涙が流れる感動作です。
第4位:伊坂幸太郎『逆ソクラテス』
【あらすじ】
「敵は、先入観だよ」。
子どもたちの柔軟な発想が活躍する5つの短編が収録されています。
デビューから20年を迎えた伊坂幸太郎さんの最新作です。
第5位:山本文緒『自転しながら公転する』
【あらすじ】
茨城のアウトレットモールで働く与野都(よのみやこ)、32歳。
地元の友達が結婚していく中、一人自らの将来に思い悩む日々を過ごしていた。
書店員さんは「わかる、わかる!身に覚えがありすぎる。20~30代女子の生活のすべてが詰まっています」と共感コメントを寄せています。
第6位:伊与原新『八月の銀の雪』
【あらすじ】
人生に行き詰った人々が科学の知識や自然の大きさに触れ、希望へのヒントを見出していく物語。
心が豊かになる5つの短編が収録されています。
第7位:凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』
【あらすじ】
1か月後に小惑星が衝突、人類滅亡までのカウントダウンが始まった。
幸せとは何か?を問いかける一冊。
著者の凪良ゆうさんは去年『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞した今注目の作家です。
第8位:加藤シゲアキ『オルタネート』
【あらすじ】
出会いの必須アイテムとなったマッチングアプリを通して、葛藤や挫折を経験して成長していく3人の高校生を描いた物語。
今作で加藤シゲアキさんは将来性のある新人作家に贈られる『吉川英治文学新人賞』を受賞しました。
第9位:宇佐見りん『推し、燃ゆ』
【あらすじ】
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」。
ネットで炎上した男性アイドルを全身全霊で「推す」女子高生、あかりの物語。
芥川賞受賞後大ヒット、現在48万部を突破している作品です。
第10位:深緑野分『この本を盗む者は』
【あらすじ】
「あたしは本なんか好きじゃない」。
本嫌いの高校生・御倉深冬(みくらみふゆ)の家には、曽祖父が生涯をかけて集めた本を仕舞っている巨大な書庫『御倉館』があった。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれてしまう。
すると街に異変が…それは“ブック・カース”すなわち本の呪いだった。
街を救うため、深冬は大嫌いな本の世界に足を踏み入れる。
果たして本の呪いは解けるのか…!?
おわりに
2021本屋大賞受賞作品、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。