職場からの帰り道、僕のすぐ前を観光客と思われるアジア系の若いカップルが歩いていました。
何気なく見ていると、二人仲良く手をつないでいます。
もちろん周りの目なんて一切気にすることもなく、手をつないだまま楽しそうにおしゃべりしていました。
本当に人生を楽しんでいる様子が伝わってきて、こっちまで幸せな気分になりましたよ♪
ところで、あなたにはこんな経験ありませんか?
・◯◯をやってみたいけど周りからジロジロと見られたらどうしよう…
・もし失敗したりして人から笑われたりしたら恥ずかしい…
・こんなことやって「あの人はおかしな人だ」と思われたらイヤだ…
こういう考えが浮かんできたせいで、本当はやりたかったことに対して踏み出す勇気が持てなかったという経験、誰でも一度はあると思います。
人生をおもいっきり楽しむのに一番の障害は『周りからの視線を気にすること』なんですね。
人目を気にせずに生きていけるようになるにはどうすればいいのか?
外出のときはいつもうつむいて歩いていた以前の僕が、『自意識過剰』を克服することができたコツについて書いていこうと思います。
周りの視線が気になってひたすら下を向いていた過去
十代のころの僕は、それはそれは無口で恥ずかしがり屋でまともに相手の目も見られないような人間でした。
「相手から変な風に見られたらどうしよう…」という、極度に人目を気にするようなヤツだったんです。
いわゆる『対人恐怖症』の傾向もあったのかもしれません。
例えば電車に乗ったときも、向かいの席に座っている人の存在そのものが気になって気になって仕方がない。
その車両には僕を含めても数人しかいませんでした。
それなのに僕の斜め前に座っている女性の視線を勝手に意識しすぎて、座ってから降りるまでずっとうつむいたまま。
その間も常に「見られていたらどうしよう」という気持ちでいっぱいでした。
周りから見た僕はまるで『蛇に睨まれたカエル』のように映っていたかもしれません…
もちろん、その女性は僕のことを別に睨んだりはしていなかったんですが(笑)
今から思えば自意識過剰なんですが、当時は本当に周りの目が気になってばかりの生活だったんです。
『うつむいたままで得することなんて何もない』と気付く
それが少しづつ改善していくきっかけになったのは、接客業であるコンビニエンスストアで長く働きだしてからでした。
毎日たくさんのお客さんとやり取りをする中で分かったんです。
人はみんな自分の人生のことを考えるので精いっぱいなんだということに。
これは自分自身に置き換えてみるとよく分かります。
昨日あなたが外ですれ違った人のことを、誰か一人でも憶えていますか?
おそらくほとんどの人は誰一人として憶えていないと思います。
冒頭で観光客のカップルの話をしましたが、それだって記事に書くために憶えておこうと意識していたからであって、
いつもの僕だったら10分後にはきれいさっぱり忘れていたことでしょう。
つまり「自分のことなんて誰も気にしてなんかいない」ということにやっと気付くことができたんです。
それからは一気に気持ちが吹っ切れました。
まずは通勤通学時に軽く目線を上げることから始めよう
僕は往復およそ1時間を毎日徒歩で通勤しているのですが、そこで意識してやってきていることがあります。
それは『歩くときになるべく視線を下げないようにすること』です。
これまでずっとうつむいて歩く癖がついている人は最初は難しいと思うので『すれ違う相手の足元辺りを見るようにする』と、少なくとも相手と目が合うということはなくなります。
そこから時間をかけて毎日少しづつ目線を上げていきましょう。
それとこれは僕もやっていることなんですが、イヤホンをしてお気に入りの音楽を大音量で聞きながらやるのでもいいと思います。
毎日そうやっていると、少しづつ人の視線に鈍感になってくるんです。
いい意味で慣れてくるんですね。
すると『人目が気になる』なんていう自意識過剰な考え方も、いつの間にか薄れていくんです。
最初は5分だけ意識してやってみるのでもイイと思いますよ。
たまに「なにか陰口を叩かれていたらどうしよう」というようなマイナスな感情が浮かんでくることもありますが、
そういうときは『そんなことはどーでもいい、自分の人生には一切関係のないこと』と心の中で繰り返しつぶやくようにしています(笑)
そうすることで自分自身に対して暗示をかけちゃいましょう。
おわりに
周りの視線が気にならなくなると『自分は自分のままでいいんだ』という気持ちが強くなって、自然と自己肯定感も高まっていくんですね。
そうすると、何事に対しても周りの視線を気にすることなくチャレンジできるようになります。
僕が『自分自身について発信する場所』であるこのブログを始める一歩を踏み出すことができたのも、ここで紹介したことを地道に続けてきたおかげだと思っています。
人生に『こうでなければならない』なんて決まりはないんです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。