【元コンビニ店員の独白】コンビニの深夜勤務は人手不足!その理由は24時間営業!?

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こんにちは!元コンビニ店員の
カズ()です。

僕はコンビニの深夜で週5日8時間勤務で働いていたんですが、その店舗はお客さんがかなり多いお店でした。

常に二人体制のシフトでしたが、それでも毎日接客に品出しに掃除にと大忙し。

普通なら人が寝ている時間、そんな時間帯に働くのは体力が必要です。

どうしても生活が不規則になるので、メンタル面を含めて体調も崩しやすいです。

正直、年配の方が長く続けるのは厳しいと思います。

そんな中、ただでさえ少なかった夜勤の人間が就職や引っ越しなどで一人また一人と辞めていきます。

そして、最終的にはなんと僕一人だけという状況になってしまったことがあったんです…。

今回は僕が体験した人手不足のとき深夜勤務の体験談について書いてみようと思います。

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店長が昼間の業務と夜勤を掛け持ち

他のコンビニチェーンは分かりませんが、僕が働いていたところは深夜の時間帯でも基本的にワンオペはダメでした。

なので、たとえ人がいなかったとしても僕以外にもう一人誰か必ずシフトに入らなければなりません。

では誰が入るのか?そう…責任者である店長が入ることになるんですね。

店長は普段は朝に出勤して発注業務や商品の売り上げ状況の確認、銀行への換金など毎日決められた業務があります。

それが終わってから、今度は夜中からレジ業務に入るわけで自宅に帰る暇もありません。

店長としての業務が終わったらそのままバックヤードで仮眠、時間になったら起きて夜勤という毎日でした。

あまりに昼も夜も入りっぱなしだったので、過労死してしまうんじゃないかと本気で店長のことを心配していたほどです。

そんな睡眠もまともに取れないような毎日。

店長もだんだんとイライラがたまっていくのが目に見えて分かりました。

夜に品物を運んできたトラックの運転手の人に対して、些細なことでブチ切れて怒鳴り散らすなんてこともしばしば。

店長
いま深夜勤務の募集をかけているからもう少しの辛抱!
本当は僕もみんなが辞めていったタイミングで辞めたかったのにな…

とてもそんなこと言い出せるような状況ではありませんでしたね(;´∀`)

求人を出しても応募がないので派遣に頼る

うちのお店はお客さんはめちゃくちゃ多かったんですが、それに反比例して従業員の応募は全然なかったんですね。

お客さんの多いお店だと働いたら絶対に忙しいだろうなと、みんな分かっているみたいでした(笑)

特に深夜の時間帯はもう何年も新人が入ってこなかったです。

なので、今回もどうせ誰も応募してこないんだろうなぁと半ば諦めていたんですね。

そして本当に応募者ゼロ…( ;∀;)

仕方がないので派遣会社を利用してコンビニの経験者に来てもらうことに。

毎日違う人が派遣として来ていたのでちょっとやりにくかったですね(笑)

ただ、派遣だとどうしても直接雇用するよりも賃金が高くなってしまうのがネック。

本当は派遣の人を引き抜く行為は厳禁なんだそうですが、あまりに新しい人が入ってこないので派遣の契約をいったん解除したあとで改めて直接雇用できてもらうことに。

その人と二人体制でなんとか深夜のシフトを回すことになりました。

それでも二人なので厳しいシフト体制なのは変わらず。

それから新しく深夜に入ってくるまでのおよそ1年間は特に大変でしたね。

年末年始も休めないのでコンビニで年越し

そんな慢性的な人手不足状態なので、もちろん休みたくても自由に休むことなんてできません。

それにコンビニは24時間365日営業なので、年末年始も当たり前のように勤務。

僕が勤務していた14年間で年末の年越しをコンビニの勤務以外で過ごしたのは記憶にありません(笑)

毎年大晦日は出勤してお店の中で年越しするのが当たり前になっていましたね。

その割にお客さんは大して多くなかったです。

初詣の行き返りでちょっと来るくらい。

それなのに開けている意味ってあるのかな?と年末のたびに感じていました。

年末年始以外でも、店舗改装で数日間閉店するような場合を除いて二連休を取った記憶がほとんどありません(;´∀`)

今考えるとホント異常ですよね…汗

コンビニの慢性的な人手不足を解消するには

単純に店舗が多すぎなんですよね。

少子化が進んで人口減少も始まっている日本なのに、なぜか毎月のようにどこかで新店舗が開店しているなんて不思議で仕方ないです。

そういう状況なので、近所に最近新規オープンしたコンビニもオープニングスタッフには外国人留学生の姿もちらほら。

外国人留学生が働くことには別に反対はありませんが、そこまでしてどんどん新しくコンビニを開店する意味って?

そして店舗の数もそうですが、24時間営業というスタイルもそろそろ変えていくときなのかもしれませんね。

先日、こんなニュースが話題になっていました。

よく『お客さんには天国、労働者には地獄』と言われている日本ですが、その最も身近なものがコンビニ業務なんですよね。

24時間休まず営業、お弁当やアルコールや各種料金の支払いに宅配便の受付に、なんでも揃っていて好きな時間に利用できる。

利用する側からしたらこれほど便利なものはないと思いますが、その裏返しでコンビニで働く側にしてみると負担が半端ないという事態に…

人手不足のこの時代、企業にとって従業員は宝のはずです。

日本が誰にとっても働きやすい国にしていくには、こういった身近なことから変えていく必要があると感じています。

正直コンビニの24時間営業ってそこまで必要性がないと思っています。

病院のような人の命に関わるようなものならともかく、夜中にどうしても買わなければいけないようなコンビニの商品ってなにかありますかね?(;´∀`)

午前7時~午後11時までの時間で営業が始まったことから名前が付けられたセブンイレブンみたいに、これからは夜中から早朝の時間帯は閉店でいいですよね(笑)

おわりに

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つい先日もコンビニの恵方巻きの大量廃棄が問題になっているとニュースになっていましたよね。

こういう問題なんかもそうなんですが、僕たち消費者・利用者の方から積極的に声を上げていくことが改善につながると思うんです。

雇われている側の従業員が声を上げることには大きな負担やリスクを伴います。

当たり前のようにノルマを課されているような立場の人間が、本部に対してああしろこうしろなんで要望はなかなか言えないです。

だからこそコンビニを利用している側からの働きかけが今後のカギになっていくと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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