2020年3月22日(日)放送の『林先生の初耳学!』。
『500種類以上のチーズを食べた芸人が厳選 世界が絶賛する国産チーズTOP3』というテーマで放送されました。
毎年ヒット商品が出ている食べ物、チーズ。
コンビニスイーツから外国産のチーズフードなど、日夜新たな流行が生まれ続けています。
教えてくれるのは、芸人でありながら超難関の“チーズプロフェッショナル”の資格を持ち、今まで食べたチーズ500種類以上のチーズボーイさん。
世界が絶賛するチーズの中でも特に注目すべき3つの国産チーズを厳選してくれましたよ。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
元農林水産省研究者のチーズ
栃木県那須塩原市『チーズ工房 那須の森』
代表の落合和彦さんは元農林水産省の研究委員。
定年後から独自にチーズを研究し、一切添加物を使わない完全無添加にこだわっているんだそう。
発酵のコントロールが難しいチーズ作りでは、発酵調整剤などを使って製品の均一化を図りますが…
『チーズ工房 那須の森』では、温度や湿度カビの繁殖具合など10年以上かけてベストなバランスを生み出し、完全無添加にたどり着いたんです。
無添加だからこそ生まれるミルク本来の甘みやコクが引き立った『森のチーズ』は、国産コンテストで見事金賞を受賞しました。
加熱することでミルクのコクがより一層引き立つんです。
キャラメルのようなチーズ
長野県東御市『アトリエ・ド・フロマージュ』
1982年創業、チーズ界では有名な老舗。
ブルーチーズは塩気や青カビの風味が強く好き嫌いが分かれますが、『アトリエ・ド・フロマージュ』のブルーチーズは苦手な人でも普通に食べられるんです。
本来、ブルーチーズは空気に触れることで青カビを熟成させて作ります。
『アトリエ・ド・フロマージュ』ではカビが育ち切る前にアルミ箔を巻き、カビの成長を抑制しているんです。
そうすることで、青カビの風味を適度に残しながらクセのない味わいに。
本場フランスとは全く違う、日本らしいまろやかな風味が「まるでキャラメルのようだ」と新鮮な印象を与えました。
2015年モンディアル・デュ・フロマージュ最高金賞受賞。
あえてブルーチーズだけをのせて焼くことで、より一層キャラメルのような風味が引き立んです。
純和風!柏の葉を使ったチーズ
広島県三次市『三良坂フロマージュ』
オーナーの松原正典さんは、およそ2年をかけて自力で山を開墾して牧場にしたんです。
山の草を食べた牛から出るミルクは、緑の風味が香る爽やかな味わいに。
『三良坂フロマージュ』のチーズの特長は、かしわ餅でおなじみの柏の葉でチーズを巻くこと。
柏の葉がチーズの適度な水分を保ち、より一層クリーミーな食感になるんだそう。
柏の葉で巻かれたチーズは、木々の香りを感じる爽やかな味わいに。
2013年モンディアル・デュ・フロマージュ銀賞受賞。
国際線ファーストクラスの機内食でも提供されたんだとか。
ベーコンの中で香りが凝縮し、トロっとした食感と爽やかな香りが広がります。
おわりに
日本のチーズ、ここまで世界で認められていたんですね。
今年大ブレイクの予感!
ここまで読んでいただきありがとうございました。