熊本市の熊本城二の丸公園で9月2日に開催された「熊本復興ねぶた」を見に行ってきました。
今回の記事はこの「熊本復興ねぶた」について書きたいと思います。
熊本復興ねぶたとは?
昨年4月に発生した熊本地震からの復興を願って、2017年9月2日(18~20時)・3日(12~14時)両日に、熊本市の熊本城二の丸公園内で行われたねぶた祭りです。
「青森ねぶた祭」の有志の方々によって昨年の9月に第一回目が開催され、今年で二回目の開催になります。
「私どもは、お金や物資という応援ではなく、祭りを見て楽しんで頂きたい!熊本の活性化に向けて熊本の皆様が少しでも元気になってほしい!
という想いから、国の重要無形民俗文化財にも指定されている
“青森の雄大なねぶた”を昨年に続き、9月2日・3日に「熊本城二の丸公園」で
第2回目の運行をしようと企画しております。
昨年は台風の影響で、1日しか開催できませんでしたが、
お陰様で9月3日、2万人の方々にねぶたを見ていただくことが出来ました!
そして多くの方々から、来年もねぶたが見たい、来てほしい!
というお声をいただきました。
熊本地震で被災された方々に、元気と!笑顔と!更なる熊本の復興を祈念して!
今年も熊本復興ねぶた運行の実現をさせたいと思っております」
引用:熊本復興ねぶた・纏組
EXILE THE SECONDのあの人も!?
今回の開催にはあのEXILE THE SECONDのメンバーで熊本県のお隣り宮崎県出身の黒木啓司さんも賛同してくれたそう。
神輿の真ん中にはその黒木啓司さんが地元九州を盛り上げるために立ち上げたプロジェクト「THE NINE WORLDS」のくまのマスコットキャラクターである「くまお」の姿が・・・!
こうやって有名人の方々が協力して下さるのは本当に有難いことですよね。
ねぶたに関するあれこれ
青森のねぶた祭りは、仙台の七夕まつり、秋田の竿灯まつりと共に「東北三大祭」と呼ばれています。
奈良時代に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽地方にあった習俗とが一体化し、その後に禊(みそぎ)の行事として「ねぶた」と呼ばれる灯籠を流して無病息災を祈る「ねぶた流し」として発展していったと考えられているそうです。
青森市や青森市周辺と下北が「ねぶた」なのに対し、弘前市を中心とした津軽地方では「ねぷた」と呼ばれるところが多いようでそれぞれ青森市の青森ねぶた、弘前市の弘前ねぷたなどが有名です。
会場で撮影したねぶた映像
今年の神輿は青森ねぶた祭りで観光コンベンション協会会長賞を受賞した「空飛ぶ権現様と火消し」。
人々を病気や災難から救ってくれる神様である権現様と、火消しの若者をあしらったものだそうです。
その反対側には、化け猫や赤鬼などの楽しそうな宴の様子が?(笑)
その大きさは高さ5.5メートル、幅9メートル、奥行き7メートル、重さ4トンもあるそうです!
そしてその周りを、約50人の「跳人(ハネト)」といわれる人達が、「ラッセーラ、ラッセーラ」と声を掛け合いながら踊る姿が見られます。
ちなみに、ねぶたに書かれている「ケッパレ熊本!」のケッパレとは、北東北・北海道地方の方言で「頑張れ」という意味だそうですよ。
この記事のまとめ
・「熊本復興ねぶた」は熊本の復興を願うお祭り!
・EXILE THE SECONDのメンバー黒木啓司さんも賛同
・お祭りの時の掛け声は「ラッセーラ、ラッセーラ」
・ケッパレは北東北・北海道地方の方言で「頑張れ」
青森県まで行かなければ見られなかったねぶたの神輿を、間近で見ることが出来る貴重な機会になりました。
今のところ来年の開催はまだ未定のようですが、開催が決まった際にはこの雄大なねぶたの姿をぜひご自分の目で確かめてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。