2019年5月29日(水)放送の『マツコの知らない世界』。
『脱おでん!東京ローカルフード ちくわぶの世界』というテーマで放送されました。
教えてくれるのは、ちくわぶの可能性を全国に広めたい主婦、丸山晶代さん(49歳)。
東京都足立区出身で、幼少期のときから実家の駄菓子屋で毎日ちくわぶを食べていたんだとか。
大好きだったお母さんの料理は『ちくわぶの煮物』。
友人から「ちくわぶっておでんだけだよね」と言われ衝撃を受け、悲しくて次の日寝込んだんだそう(笑)
おでん以外のちくわぶの美味しさをみんなに知ってもらうため、丸山さんお手製のちくわぶ料理フルコースをもてなす『ちくわぶナイト』を2011年から開催。
ちくわぶを世の中に広めるために現在も奮闘中とのこと。
そんな丸山さんいわく『ちくわぶには世間の勘違いが2つある』。
→実際は全然違うものです
②『ちくわぶ=おでん』の呪縛!
→実際は焼き物・揚げ物・スイーツなどいろいろなバリエーションがあります
そんな丸山さんが『明日マネしたくなる ちくわぶ絶品料理』を4つ紹介してくれましたよ。
果たして試食したマツコさんが絶賛したちくわぶ料理とは…?
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
ちくわぶ業界の三大メーカー
ちくわぶ業界の三大メーカー『ちくわぶ御三家』が紹介されていました。
・シェアN0.1『タカトー』(茨城県)…定番商品『タカトーちくわぶ1本入り』150円(税込)
・自動化の先駆者『瀬間商店』…定番商品『東京名物ちくわぶ』127円(税込)
・大正から続く卸専門店『鈴木商店』…卸専門
その他…いわて屋(神奈川県)、川口屋(東京都)、カネ久商店(静岡県)など
白玉級もっちり食感『焼きちくわぶ』2選
まず最初に、そのまま焼いただけのちくわぶを試食したマツコさん。
丸山さんいわく”弾力系もっちり食感”が売りだという、阿部善商店『川口屋謹製 東京ちくわぶ』298円(税込)。
北海道産小麦粉を100%使用し、通常の2倍の熟成期間をかけてもっちり感をアップしたちくわぶなんだそう。
「ケチャップとマスタードとかでも美味しい気がするのよね」
「(白玉に近くないですか?)白玉の方がもっとキュイッキュイッしてますよね。白玉よりは柔らかい」
「(わさび醤油で食べるマツコさん)うん!これね、美味しいと思うあたし!」
「これ辛いか甘いかはっきりした方がいい。わさび醤油ならわさび醤油で、こういうちょっとたまり醤油っぽいやつじゃない方がいい。でお砂糖入れるんだったらちゃんと入れて、みたらしっぽい味にして食べた方がいい」
次は”ふんわり系もっちり食感”が売りの、タカトー『もっちりちくわぶ二本入り』173円(税込)。
高級小麦粉『スーパーカメリヤ』を100%使用し、キメが細かく柔らかなもっちり食感のちくわぶとのこと。
「うん、こっちの方が空気感がある」
「これ磯辺焼きみたいにして食べた方が美味しい気がする」
「可能性は感じました。『焼くっていいかもしれない』って思いました」
ちくわぶの可能性は無限大!絶品料理15品
「ちくわぶはこれまで通算で10回食べたか食べてないかぐらい」だというマツコさん。
「ちくわぶはおでんだけじゃない!」と丸山さんは訴えます。
そこで丸山さんが考案してきた400種類以上のレシピの中から、ちくわぶを使った絶品料理を紹介してくれました。
パネルのみでさらっと紹介されたのは15品。
出典:TBS『マツコの知らない世界』
・ちくわぶミートソース
・ちくわぶ焼きそば
・スコッチドちくわぶ
・ちくわぶアイスティラミス
・ちくわぶチップス
・ちくわぶトッポギ
・ちくわぶ明太フライ
・ちくわぶおこげあんかけ
・ちくわぶタピオカ
・ちくわぶドッグ
・マーボーちくわぶ
・ちくわぶピクルス
・ちくわぶ太巻き
・ちくわぶプリン
「トマトソースとかでも合いそうよね。洋物でもね」
「絡みとかは良さそうよね、タレとか汁とかとのね」
「ちくわぶ明太フライが気になる。これね、普及させる上で中に何かを入れて調理するっていうのは、もの凄いポイントになると思う」
「ちくわもそれで応用編として、例えば一番メジャーなのはきゅうりだけど、あれによって食卓にちくわが乗る回数って格段に上がってるわけじゃないですか」
「やっぱり穴を活かすっていうのは大事だと思う。」
「まずお弁当にちくわぶ何とかが入ってるみたいところから。まず子供を騙すところから始まるのよ…」
「(トースターで焼いてソーセージを乗っけた『ちくわぶドッグ』はどうですか?)それちょっとやり過ぎです。パンがいいなぁ。そういうことなんですよ、だから代わりになるものがあるじゃないですか。むしろ代わりに王者がいるじゃないですか」
「ちくわだってさよく考えたらさ、あれ以外でちくわって食べる?ちくわがボン!ってメインできて想像できるのって、きゅうり入れたのぐらいよね」
「だからあれが発明だった気がする。ちくわの運命を変えたのは、誰かがきゅうりを入れたからだと思う」
「それをちくわぶで見つけることが、ちくわぶがメジャー食品に行くきっかけなんじゃないかな」
その他にも、輪切りにしたちくわぶにチーズを乗せて2分レンチンするだけの『ちくわぶチーズスナック』。
同じく輪切りにしたちくわぶを薄力粉と混ぜて油で3分揚げた『ちくわぶチップス』などが紹介されていました。
おかず編『ちくわぶの唐揚げ』
まず1品目は『ちくわぶの唐揚げ』。
基本的には鶏の唐揚げと同じ作り方とのこと。
【ちくわぶの唐揚げの作り方】
①ちくわぶ(1本)を輪切り・乱切り・細切りにカットする
②味を染み込みやすくするため、水を入れた耐熱容器に切ったちくわぶを入れ約5分レンジで加熱する
③醤油・酒・しょうが・にんにくで下味をつけ、小麦粉・片栗粉で衣付け
④180度の油で約3分揚げ完成
※食材費
鶏の唐揚げ10個→約400円
ちくわぶの唐揚げ10個→約120円
鶏肉は揚がるのに約6分かかるが、ちくわぶは約3分で揚がるんだそう。
「美味しいと思うんだけど、別に鶏の唐揚げ風って言わない方がいいと思うんですよ。『これは新しい美味しい食べ物だよ』っていう提案の仕方をした方が」
「鶏の唐揚げを意識しすぎてる味が。もっとちくわぶの唐揚げとして生かす味付けがあると思うんですよ」
「それで『わっ!こんな美味しんだちくわぶ』と思わせた方が。もっと志高く行きましょう」
「ただ、鶏の唐揚げと言うことはないけど、唐揚げ『あり』です」
おかず編『ちくわぶカツ丼』
2品目は『ちくわぶカツ丼』。
こちらも基本的には普通のカツ丼と同じ作り方とのことです。
【ちくわぶカツ丼の作り方】
①出汁で5分ちくわぶフライを煮る、それ以外はカツ丼と同じ
※食材費
カツ丼→約300円
ちくわぶカツ丼→約150円
【ちくわぶフライの作り方】
①ちくわぶ(1本)を半月状にカットする
②白だし・醤油・酒・みりんで作った出し汁の中にちくわぶを入れ、味を染み込ませるため約5分煮る
③煮たちくわぶに卵・パン粉をつける
④180度の油で約2分揚げる
「カツ丼になる前のフライを食べたかった。それとソース持ってきて。そっからの問題なのよ」
「これ(ちくわぶカツ丼)は美味しいと思う。だってそりゃ美味しいもん、こういう風に料理したら」
「ちくわぶフライのポテンシャルを調べたいわけよ。イカフライ的な楽しみ方ができる気がするんだよね」
「ホントにイカフライみたいじゃない!あーこれ美味しいよ。だから何かに似てるとかじゃなくていいのよ、ちくわぶフライなのよ」
「油との相性はいいのが分かったわよ。さっきの唐揚げもそうだし。それはもう『あり』ですよ」
和菓子編『黒蜜きなこちくわぶ』
3品目は『黒蜜きなこちくわぶ』。
「粉物ということでなかなか関西でちくわぶが受け入れてもらえない」と考えている丸山さん。
そこで『関西はスイーツで攻めろ!』というスローガンのもと、ちくわぶを使った和菓子を考案しました。
『打倒!白玉!京都の和菓子文化に殴り込み』とのこと。
【黒蜜きなこちくわぶの作り方】
①ちくわぶを輪切りにする
②水を入れた耐熱容器に切ったちくわぶをを入れ、約5分レンジで加熱する
③そこに氷を入れ、約1分ちくわぶを冷やす
④きなこと黒蜜をかけ完成
※5分で作れて白玉(約250円)より160円も安い
「偽物のくず餅みたい。新しくないじゃん」
「いやこれもっとあるはず。ごめんなさいね『なし』」
「くず餅とかに近いだけに『白玉の方が美味しいじゃん』ってなっちゃうのよ。そこと比べちゃうもん」
洋菓子編『ちくわぶカヌレ』
出典:TBS『マツコの知らない世界』
出典:TBS『マツコの知らない世界』
出典:TBS『マツコの知らない世界』
出典:TBS『マツコの知らない世界』
出典:TBS『マツコの知らない世界』
4品目は『ちくわぶカヌレ』。
『神戸の芦屋マダムを唸らせる!おしゃれ洋菓子』とのこと。
【ちくわぶカヌレの作り方】
①水を入れた耐熱容器に3等分したちくわぶを入れ、5分レンジで加熱する
②ラム酒・シロップ・溶かしバター・バニラエッセンスで味付け
③弱火で10分焼く
④粉砂糖をかけて完成
※お店でカヌレを買うと3個約680円のところ、ちくわぶカヌレだと3個約190円
「カヌレっぽいっちゃカヌレっぽいけど、別にカヌレって言わなくてもこれはすごいなんか」
「ちくわぶって名前をやめない?」
「でもこれ美味しいよ。でも『ちくわぶです』っていってこれが並べられてたら、やっぱ買わないよみんな」
「『あり』だけど条件は、ちくわぶにこびり付いたイメージから『これが美味しそうだね』にはならないのよ。食べてみれば美味しいことが分かるんだけど」
「やっぱりあれじゃない?ちくわぶ作ってるメーカーさんで協力して、試食とかやるしかないんじゃない?デパートとかスーパーで」
「食べてみないとだって、あたしが何言ったってちくわぶだもん」
「でも今日食べた中で一番びっくりしたのは最後(カヌレ)のやつなのよ。あれ美味しいよ」
おわりに
『ちくわぶカヌレ』は、丸山さんが8年目にしてたどり着いた自信作とのこと。
ぜひ作ってみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。