2022年10月25日(火)放送の『マツコの知らない洗濯の世界』。
洗濯のプロ集団が教える正しい洗濯方法&お悩み解決、シミ黄ばみの落とし方、型崩れしないハンガーの使い方、自宅でダウンジャケットの洗い方を紹介します。
日々あなたがやっている洗濯は間違っている!?
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
マツコの知らない洗濯の世界
洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」が教える正しい洗濯テクニックを紹介します。
洗濯ブラザーズとは
「洗濯ブラザーズ」は茂木貴史さん・茂木康之さん・今井良さんの3人からなる洗濯のプロ集団です。
2007年に次男の康之さんが父の影響でクリーニング店を設立。
その後、兄の貴史さんと友人の今井さんが参加、これまで45万枚以上の衣服を生き返らせてきました。
普段はクリーニング店「クリーニングリブレ三宿ストア」を営みながら、劇団四季を始めポールマッカートニーやシルクドソレイユ、サラブライトマンなどの舞台衣装のクリーニングも手掛けているんだそう。
今日から直そう!間違いだらけの洗濯方法
・晴れた日は洗濯日和
・洗濯機には洗濯物→水→洗剤の順番で投入
・黄ばみは漂白剤で落とす
・お風呂の残り湯を使う
・ダウンやシルクは自宅では洗えないから洗わない
そこで洗濯ブラザーズが教える正しい洗濯のやり方を紹介します。
【間違い】晴れた日は洗濯日和
衣服は紫外線で変色したり退色したりしやすいので、晴れた日に外に干すのは衣類へのダメージが大きいんです。
洗濯部屋などを利用して部屋干しするのがベスト。
【間違い】洗濯機には洗濯物→水→洗剤の順番で投入
洗濯ブラザーズおすすめの順番は、水→洗剤→洗濯物。
洗濯槽に水を張って洗剤をしっかりと混ぜてから洗濯物を入れます。
また水量の設定は最大にするのが汚れ落ちのポイント。
汚れが落ちるのは「洗い」ではなく「すすぎ」のときなので、水量が多いほど汚れは落ちやすいんです。
【間違い】黄ばみは漂白剤で落とす
黄ばみは漂白剤ではなくプレウォッシュ液(前処理剤)を使って落とします。
【洗濯物の黄ばみの落とし方】
①スプレーボトルに液体洗剤と水を1:1の割合で入れ混ぜる
②プレウォッシュ液をTシャツの襟など黄ばみが気になる箇所に吹き付ける
③洗濯ブラシで叩く(洗濯物はこすると傷みますが叩く分には傷みません)
④約10分間浸透させてから洗濯機に入れて洗う
【間違い】お風呂の残り湯を使う
お風呂の残り湯には皮脂などが残っているので、雑菌が繁殖してニオイや黄ばみの原因になります。
節水というメリットはありますが、洗濯物をキレイに洗うことを第一に考えた場合お風呂の残り湯は洗濯には使わない方がいいんです。
【間違い】ダウンやシルクは自宅では洗えないから洗わない
ダウンはクリーニング店でも水洗いすることが多く、またダウンは水鳥の羽を使用しているので水には強いんです。
【ダウンジャケットの洗い方】
①30℃のぬるま湯をバケツに溜めて洗濯洗剤を混ぜる
②裏返しにしたダウンジャケットを投入
③しっかり水を含ませてダウンの空気を抜く
④ダウンの水を抜き、寝具用の大きめの洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う
⑤羽毛を叩いて均等にし、5時間ほど自然乾燥して乾燥機へ
ブラザーズが即解決!洗濯のお悩みあるある
①洗濯ネットって、どのタイプが良いの?
②Tシャツの首回りが洗濯する度に伸びていく
③せっかく手洗いしたニットが干すと型崩れして台無し
④Yシャツのアイロンが面倒くさすぎる
⑤食べこぼしたシミがキレイに落ちない
そこで洗濯ブラザーズ直伝、洗濯のお悩み解決法を紹介します。
【お悩み】洗濯ネットって、どのタイプが良いの?
入れた衣類がネットの中で動かないようにピッタリのサイズを選ぶのがおすすめです。
ネットの方が大きい場合は余分な部分を縛ってあげることがポイント。
【お悩み】Tシャツの首回りが洗濯する度に伸びていく
Tシャツの首回りが洗濯する度に伸びていくのはハンガーを活用することで防ぐことができます。
ポイントはバスタオル用ハンガーで干すこと。
長いハンガーを袖まで通すことで首元が伸びるのを防ぐことができるんです。
【お悩み】せっかく手洗いしたニットが干すと型崩れして台無し
ニットの型崩れ防止には2本のハンガーを使って重さを分散させます。
①1つ目のハンガーは普通にかける
②2つ目のハンガーはニットの下の部分をかける
③物干し竿にかけ、袖の部分を2つ目のハンガーにかけて「お化け干し」にする
【お悩み】Yシャツのアイロンが面倒くさすぎる
そもそもシワを作らないアイロンがけ不要の洗濯方法を利用します。
【シワを作らない洗濯方法】
①脱水時間を1分に設定し、水分を多く含んだまま干すだけ
水の重みでシワが伸びてアイロンいらず!
【お悩み】食べこぼしたシミがキレイに落ちない
【食べこぼしたシミを綺麗に取る方法】
①洗濯用ではなく脂を分解する成分が強い食器用洗剤と水を1:1で混ぜたプレウォッシュ液を作る
②下にタオルを敷いた洗濯物のシミ部分にプレウォッシュ液を吹き付ける
③洗濯ブラシで叩く
④洗濯機でいつも通り洗う
プロが認めるクオリティ!日本クリーニング界の魔術師
洗濯ブラザーズがイチ押しする日本クリーニング界の魔術師を3人紹介します。
茨城県「クリーンショップヨコクラ」横倉靖幸
抜けないシミはない!茨城県「クリーンショップヨコクラ」職人歴26年の横倉靖幸さん(48歳)。
麻など色落ちしやすい衣服のシミでも完璧に落とせる魔術師です。
神奈川県「三共」齊藤泰男
どんなニオイも消す職人歴24年、神奈川県「三共」職人歴24年の齊藤泰男さん(74歳)。
ニオイを取るためオゾン水と特殊な洗剤で手洗いし、1枚ずつオゾン水と洗剤の加減を微調整するこだわりよう。
日本トップクラスの技術でニオイを消す魔術師です。
宮城県「クリーニングタカノ」NG素材なしの最高峰職人集団
この世にクリーニングできないものはない!宮城県仙台市「クリーニングタカノ」NG素材なしの最高峰職人集団です。
仙台市にある本社工場に日本全国から集まってくるのが洗濯表示が全てNGの難関素材。
たとえば2枚の薄い生地を天然ゴムで貼り合わせた特殊素材を使用しているマッキントッシュのゴム引きコート。
洗濯すると内側の縫い目の上に特殊な接着剤で貼られているテープが剥がれてしまうことも。
特殊接着の達人の佐藤栄さん(79歳)は剥がれたテープを貼り直してくれるんです。
佐藤さんだけができる企業秘密のスゴ技です。
他にもイギリス王室御用達ブランド「Barbour(バブアー)」の表面に撥水加工されたワックスが塗ってある洗濯表示が全てNGのワックスドジャケット。
手洗いの魔術師の菅野弘美さん(62歳)が水で手洗いした後に竹で出来たブラシ「ささら」と特殊な洗剤で一着ずつワックスと汚れを落としていきます。
そして修復の魔術師の藤川典幸さん(53歳)が溶かしたワックスを塗り直してくれるんです。
ムラなくバブアー本来の色を復活させる至難の業。
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おわりに
洗濯ブラザーズおすすめ洗濯テクニック、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。