2022年6月6日(月)放送の『宮根屋』。
「貯蓄→投資へ」というテーマでNISAやiDeCoなどを始めとした投資の特集が放送されました。
政府が掲げる「一億総株主化」とは?
投資について教えてくれるのは三井住友銀行元支店長の菅井敏之さんです。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
投資特集「貯蓄から投資へ」まとめ
資産所得倍増プランとは
岸田首相が打ち出した新しい資本主義の実現に向けた「資産所得倍増プラン」。
自民党は「資産所得の向上を図り消費を拡大させるには国民一人一人が一億総株主として成長の果実を享受できることが重要」と提言しました。
タンス預金が過去最高額に
米国…貯蓄13%、投資55%、その他32%
欧州…貯蓄34%、投資30%、その他36%
日本…貯蓄54%、投資16%、その他30%
アメリカやヨーロッパと比べ、日本は銀行などに貯金したり“タンス預金”として現金で持ったりしている人の割合が圧倒的に多いそうです。
家計の金融資産の総額2023兆円のうち1092兆円が現金または預金で、タンス預金は去年12月の時点で過去最高額の107兆円に。
タンス預金のリスクとは
元メガバンク支店長の菅井敏之さんによると、日本人が投資を避ける理由として「儲けたいというよりも損したくない」というメンタリティーが強く、リスクをとにかく避けたがる国民性なのが挙げられるんだそう。
しかしタンス預金にも意外なリスクがあるそうです。
・災害や盗難
・保管場所を忘れる
・インフレ
・遺産相続の際にトラブルに
など
非課税制度「iDeCo」「NISA」
iDeCo(個人型確定拠出年金)…掛け金と運用先を自分で決める私的な年金。対象年齢は20~65歳未満、投資額は月5000円から10000円単位で設定できます。
NISA(少額投資非課税制度)…日本在住の20歳以上が利用可能(来年1月以降は18歳以上)、利益が非課税になります。
一般NISA…年間120万円までの投資に対する利益が最長5年間非課税。可能な投資先は株式・投資信託など。
つみたてNISA…年間40万円までの投資に対する利益が最長20年間非課税。可能な投資先は投資信託。
投資をするメリットとは
ただし投資を始める際に気を付けるべきポイントとして「どうしてそこに投資をするのか」を自分で理解し、人に説明できるようになっておくことが大切なんだそう。
投資をしている・していない理由
番組では500人に緊急アンケート調査を実施。
投資をしている…185人(37%)、投資をしていない…315人(63%)という結果でした。
・老後の生活資金…110人
・生活レベル向上のため…49人
・病気・ケガへの備え…29人
・こどもの教育資金…27人
など
・リスクを感じる…124人
・知識がない…118人
・資金がない…108人
・興味がない…67人
など
“投資家”デーブ・スペクターさんの意見
アメリカ人コメンテーターで投資家の一面も持つデーブ・スペクターさんが投資を始める際に気を付けるべきポイントを教えてくれました。
投資本「ジェイソン流お金の増やし方」が大ヒット中で、企業の役員も務める“二刀流芸人”としても知られる投資家の厚切りジェイソンさんは15年前から投資信託だけを運用し続け、約2年前にはついにFIRE(経済的自立)を達成したそうです。
デーブさんがどこの国の銘柄に投資しているかまでは話されていませんでしたが、アメリカ人なのでおそらく厚切りジェイソンさんと同じく母国の米国株だと思われます。
おわりに
非課税で少額から始められるつみたてNISAを利用した投資信託は堅実主義の日本人にもぴったりな投資法だと改めて感じました。
ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。