2020年12月12日(土)放送の『中居正広のニュースな会』のコーナー『ヒットな会』。
『2020年を総まとめ 今年ヒットした商品ベスト10』というテーマで放送されました。
新型コロナウイルスの影響で需要が急速に冷え込んだ業界がある一方、大きく売り上げを伸ばしてトレンドとなった商品も出てきた2020年。
そこで商品やサービスを独自にテストしておすすめ商品を紹介する雑誌『MONOQLO』の取材協力のもと、2020年に話題になったヒット商品を番組がピックアップ!
2020年、コロナ禍の中でもヒットした年間ヒット商品ベスト10を大発表します。
解説してくれるのは、『MONOQLO』編集長の青山卓弥さん。
今回は『2020年を総まとめ 今年ヒットした商品ベスト10』の放送内容についてまとめました。
2020年ヒット商品ベスト10
『中居正広のニュースな会』が独自に選んだ、2020年にヒットした10商品を紹介します。
スモークレス焼き肉グリル『やきまる』
今年4月以降の販売台数が前年と比べて約1.7倍のヒット、煙が出にくい焼き肉用グリルです。
ヒットの秘密は従来のプレートと比べてほとんど煙が出ない『減煙プレート』。
煙はお肉の脂が熱源に当たることで発生しますが、やきまるのプレートには脂が落ちる専用の穴が開いているので煙が出にくいんです。
脂は下の受け皿に落ちるのでプレートが焦げ付きにくく掃除も簡単。
カセットボンベ式なので表面温度の立ち上がりが早く、旨みを閉じ込めたジューシーなお肉が食べられます。
エコバッグ『NANOBAG』
今年7月からレジ袋が有料化になったことでエコバッグに注目が集まり、1年で累計7万個を売り上げた商品です。
持ち歩くときのコンパクトなサイズ感&しまうときの楽さがポイント。
一般的なエコバッグは正しく畳まないと収納袋に入らないものも多いですが、NANOBAGは雑に潰すだけで手のひらサイズの小袋に入れることができるんです。
耐荷重も30kgまでと丈夫な点も人気の秘密です。
手洗い練習用スタンプ『おててポン』
2か月で10万個を売り上げた、手洗いの練習ができる便利グッズです。
メーカーが落ちにくいインクを開発、そのインクが落ちるくらいまでしっかりと洗っておけば、お子さんも安心して1人で手洗いができるというグッズ。
使い方は簡単、洗う前の乾いた手のひらにスタンプを押して石けんで手を洗うだけ。
すると石けんによりインクが徐々に薄くなり、30秒後にはスタンプしたインクが無くなるという仕組みです。
実際にスタンプがある場合とない場合とで手洗いの平均時間を比べたところ、スタンプがない場合の平均時間が11秒だったのに対してスタンプがある場合の平均時間は28秒でした。
非接触体温計『でこピッと UT-701』
累計70万台を売り上げた非接触の体温計です。
手洗いとともに習慣化した朝の検温を時短してくれる体温計で、おでこに当てて0.3秒で体温測定ができるスピード感と正確性がヒットの秘密。
活発に動くお子さんの熱を測るときは大変ですが、でこピッとはすぐに温度が表示されるので使いやすいんです。
しかも手のひらサイズでコンパクトなので、片手で操作できて持ちやすいのも人気の理由です。
ちなみにくまモンデザインもあります(笑)
田中みな実写真集『Sincerely yours…』
累計発行部数60万部を突破した、元TBSアナウンサー・田中みな実さんの写真集です。
昨年11月の発売以来、オリコン週刊BOOKランキングで41週連続トップ10にランクインした大ヒット写真集。
写真集ジャンルの年間売り上げで歴代1位を記録しました。
肌を大胆に見せた写真が多いにもかかわらず、田中みな実さんの美に対するストイックな姿勢と“あざとかわいい”人間味あふれる生き方が女性に刺さりヒット。
さらに女性からの支持は広がり、田中みな実さんが雑誌やSNSでおすすめする化粧品が売れる『みな実売れ』という言葉も誕生するほど。
このような活躍もあり、日経トレンディが選ぶ『今年の顔』にも選出されました。
入浴剤バブ
今年の売り上げ104億円、言わずと知れた人気入浴剤バブです。
発売から37年目を迎えるロングセラー商品。
外出自粛の影響でおうち時間をより楽しむために購入する人が増えたんだとか。
中でも日本人にとって親しみやすい香りということもあり、特に人気なのがゆずの香り。
今年のバブシリーズの累計販売個数は3億錠を突破しているんだそう。
あつまれ どうぶつの森
半年で800万本を売り上げた、『Nintendo Switch』の人気ゲームソフトです。
ゲームの通称『あつ森』というワードが、2020ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出されました。
今年3月20日に発売され、半年後には国内の累計販売数が818万本を突破。
全世界ではなんと2604万本を売り上げて大ヒットしたお化けゲームソフトです。
手つかずの無人島をプレーヤーが自由に開拓し、自分だけのオリジナルの島を作ってどうぶつの住民たちとスローライフを楽しむという内容。
オンライン通信によって相手の島に遊びに行くという特性が、新型コロナによる巣ごもり期間でも友達とコミュニケーションが取れると話題になりました。
また、ゲームに出てくる可愛いどうぶつのキャラクターたちも人気の秘密です。
1200ページを超える内容のゲーム攻略本も人気で、売り上げ部数は70万本を突破しています。
第3のビール『本麒麟』
昨年と比べて売り上げ130%超え、2018年3月に発売されたキリンビール『本麒麟』です。
ビール類は酒税法の基準で減量の種類や使用比率などによって分類され、本麒麟は『第3のビール』と呼ばれるもの。
今年10月の酒税改正法後には累計売り上げ15億本を突破しています。
ヒットの秘密は本麒麟に採用している『長期低温熟成』という製法。
通常は1週間の発酵→熟成という流れですが、本麒麟は通常よりも1.5倍長い熟成期間を取ることで深いコク・スッキリとした飲みごたえを実現しています。
市場調査で分かった『第3のビールは“安かろう悪かろう”』というイメージを覆すべく、減量の配合・発酵期間・温度などを0.1%の単位で変えて日々研究。
500回もの試作を経てたどり着いた熟成法なんだそう。
ちなみにこの季節に本麒麟と合わせて食べるおすすめ料理はお鍋とのこと。
コクの強い味噌系やもつ鍋と合わせると本麒麟のコクとマッチするんだそう。
無印良品『発酵ぬかどこ』
昨年と比べて売り上げ2倍、無印良品の発酵ぬかどこです。
今SNSで『#ぬか女』というハッシュタグが増えているんだそう。
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SNSではこの発酵ぬかどこでぬか漬けを作った写真が拡散されているんだとか。
この発酵ぬかどこの最大の特長はぬか床を混ぜる面倒な手間を省いたこと。
抗菌作用が高い乳酸菌を使っているので、毎日かき混ぜる必要がないんです。
お好みの野菜を袋の中に入れて1日冷蔵庫に置いておくだけで、簡単に美味しい漬物ができます。
シャープ『ヘルシオ ホットクック』
昨年と比べて売り上げ3倍、シャープの自動調理なべです。
おうち時間が増えたことで手軽に美味しい料理を食べたいという理由から需要が増えたんだそう。
自動調理器で1品作る間に追加の料理や空いた時間で家事をするなど、限られた時間を増やしてくれるような家電、いわゆる“時産家電”がヒットしたとのこと。
調理中に内部で『まぜ技ユニット』というパーツが具材をかき混ぜてくれるので、満遍なく火が通って美味しく仕上がります。
また蒸気を逃がさないので無水料理ができ、食材と調味料を入れるだけで本格的な調理が可能に。
おうちにいないときでも朝に材料をセットすれば、夕方には出来立てが食べられる予約機能も付いているスグレモノ調理家電です。
鬼滅の刃
コミックス累計発行部数は1億2000万部を突破、映画も制作され社会現象になった超人気マンガです。
12月上旬の最終23巻の発売日には、購入を求めるファンによって書店に大行列ができました。
おわりに
2020年、コロナ禍の大変な年になりました。
そんな中で生まれたヒット商品はおうち時間に関連したものが多かったですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。