2021年9月12日(日)放送の『所さんお届けモノです!』。
新潟県燕三条のモノづくり特集で紹介された職人技が光るこだわりの逸品をまとめました。
便利な調理道具や家電から超楽しい趣味の道具まで、一生使える驚きの生活アイテムが続々登場しましたよ。
さらに燕三条を世界に発信する目的で作られたオシャレなレストランも教えてくれましたので紹介します。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
モノづくりの町『燕三条』の逸品まとめ
燕三条は新潟県の燕市と三条市一帯の総称で、江戸時代から400年続く金属加工の町です。
優れた技術を持つ企業が4000社も集まる、海外からも認められるモノづくりの町なんです。
そんな燕三条が世界に誇る逸品を紹介します。
SUWADA つめ切りCLASSIC
燕三条は江戸時代から約400年、刃物づくりの伝統技術が今も息づく町。
その抜群の切れ味を持つ大人気のアイテムが、創業95年の諏訪田製作所が作る『つめ切りCLASSIC』。
売り上げ年間10万本以上の大人気のニッパー型の爪切りです。
日本全国に愛用者が多く、芸能人では福山雅治さんやキムタクこと木村拓哉さんも愛用しているんだそう(ラジオで発言)。
買えば一生ものと言われるほど切れ味抜群で、力を全く入れずにスイスイと爪を切ることができます。
材料となる金属にはサバイバルナイフや高級包丁に使われる刃物専用の強度が高いステンレスを使用。
炉で1050℃まで熱した金属を400トンの力で叩き、金属組織の密度を高めています。
江戸時代から培われてきた鍛冶技術を進化させ、より強靭な金属にすることで鋭い切れ味を実現。
さらに30以上ある工程を職人がすべて手作業の分業で行っています。
繊細な刃の凹凸をミクロン単位で削り、合刃を閉じたときに一筋の光も通さないように削ることで、やすりの要らない気持ちのイイ切れ味に仕上げています。
SUWADA 新型栗くり坊主
『諏訪田製作所』が作る栗専用の皮むきバサミです。
生の栗の皮は固くて小さいため包丁だと剥きづらいですが、これを使えばリンゴの皮を剥くように簡単に栗の皮を剥くことができます。
累計500万丁も売れた燕三条の大ヒット商品です。
SUWADA ぎんなんぼうず
『諏訪田製作所』が作る銀杏専用の皮むき器です。
銀杏はペンチで割ろうとするとついつい中の実まで潰しがちですが、ぎんなんぼうずを使えばパカっと簡単に殻が割れて実が取り出せる便利グッズです。
使い方は銀杏のスジを詰めの溝にはめ込んで挟むだけ。
イタリアンレストラン Tsubamesanjo Bit
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『燕三条を世界に発信する』というコンセプトのもとで誕生したレストランです。
使う食材だけでなく調理器具から食器まで、そのほとんどを燕三条産を使用。
町の魅力を贅沢に味わえる大人気イタリアンです。
山崎金属工業 カトラリー
イタリアンレストラン『Tsubamesanjo Bit』で使われている燕三条産のカトラリーです。
製造している『山崎金属工業』はなんとノーベル賞の晩餐会でも使用された実績のあるメーカーなんだそう。
見た目だけではなく持ちやすくて口当たりがまろやか、普段食べている料理がより美味しく感じられるんだとか。
緻密なプレス加工で持ちやすく頑丈な形にするだけでなく、職人の研磨技術によって金属の表面を滑らかに仕上げることで極上の舌触りを実現しています。
三条特殊鋳造所 ユニロイ浅型24cm
『三条特殊鋳造所』が作る鋳物ホーロー鍋です。
鋳物ながら薄く作る技術を開発し、重さは一般的な鋳物ホーロー鍋の半分程度。
『美味しく作れるが重い』というホーロー鍋の弱点を克服した逸品です。
藤次郎 燕三条イタリアンBitコラボ包丁
職人の感覚で1本1本手作業で研がれた、切れ味抜群の『藤次郎』のコラボ包丁です。
試し切りでは力を入れずに引くだけで、トマトが気持ちイイくらいに綺麗に切れていました。
ツインバード工業 全自動コーヒーメーカー(3杯用)
燕三条の家電メーカー『ツインバード工業』の全自動コーヒーメーカーです。
こだわりは豆を挽くミール。
ゆっくりと豆をすり潰すように挽く設計で、コーヒーの香りが飛ぶ原因となる摩擦熱を最小限に抑えています。
さらに6か所からお湯を注ぐことでハンドドリップを再現し、誰でも簡単に専門店の味が楽しめます。
ツインバード工業は職人の町ならではの技術とこだわり、そしてモノづくり精神が新たな製品を生み出して今注目されている家電メーカーなんです。
藤家スポット オーダーメイドできるクッキー型
クッキー型専門メーカー『藤家スポット』のオーダーメイドできるクッキー型です。
従業員5人で作る製品は安心安全なメイドインジャパン品質として、全国のホームセンターや百貨店などでも販売されています。
元々は金属製のカゴを製造していましたが、17年前にクッキー型の製造を開始すると今では国内シェアNo.1に。
ステンレスの板を機械で丸め、星の型に入れてスイッチを押すことで量産しています。
中心の金型を変えることでハート型や星型も。
クッキー型をオーダーメイドは全国の喫茶店や大手広告代理店からの依頼、さらに「子どもが描いた絵をクッキーにしたい」という母親からの依頼などさまざまなオーダーに対応しています。
オーダーメイドのクッキー型は機械を使わず全て手作業で行っているんだそう。
snow peak キャンプ道具
キャンプ好きなら誰もが憧れる総合アウトドアメーカー『snow peak(スノーピーク)』。
スノーピークは元々63年前に金物問屋として創業、燕三条に本社がありショップも併設されています。
オシャレなデザイン性と機能性を兼ね備える、日本を代表する総合アウトドアメーカーです。
【たねほおずき】
テントなどに設置できるアウトドア用LEDランタンです。
キャンプ通が憧れるオシャレなランタンで、優しいライトが特徴の製品です。
【焚火台L】
スノーピーク一番人気の製品です。
キャンプマニアのHey! Say! JUMP八乙女光さんはこの焚き火台のMサイズを愛用しているんだそう。
一生使えるほど頑丈な作りで、世代を越えて使える逸品。
キャンプブームだった1970~80年代はまだ焚火台がなく、「環境に優しく焚火を楽しもう」という思いからスノーピークが世界で最初に焚火台を生み出したそうです。
【コロダッチオーバル】
スノーピーク人気商品のダッチオーブンです。
これまでダッチオーブンといえば大きくて重たいのが難点でしたが、このコロダッチシリーズはありそうでなかったコンパクトサイズ。
しかも料理に合わせて形が選べるので、手軽にさまざまなキャンプ飯を作ることができます。
【手ぶらCAMP】
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スノーピーク本社は東京ドーム4個分の広大な土地にあり、敷地はキャンプ場として一般利用もできます。
道具はスノーピークの商品をレンタル可能、手ぶらで来ても一式借りられるので初心者でも楽しめる人気スポットです。
tsuboe 極上おろし金
おろし金専門メーカー『tstuboe(ツボエ)』のおろし金は食材の旨味を存分に引き出せるとあって、プロからの評価も上々。
ミシュランガイド新潟版の星付きの料亭『日本料理 魚幸』の料理人も大絶賛しています。
中でも今注目されているのが、その名も『極上おろし金』。
【極上おろし金 箱】
細部にまでこだわり抜いた究極のおろし金です。
力いらずで片手で簡単におろすことができ、大根おろしも驚くほどふわふわに仕上がります。
一般的なおろし金刃大根の大きさにバラつきがありますが、極上おろし金だと細かくその大きさも均一。
秘密は江戸時代から続く『本目立て』という伝統技術。
これまでは刃こぼれしやすい銅にしか施せませんでしたが、硬いステンレスに本目立てを施せる世界初のマシンを開発することで可能になりました。
従来のおろし金の本目立ては2方向なのに対し、『極上おろし金 箱』はその倍の4方向。
さらに傾斜を付けることで千川が加えやすく、より軽い力で楽におろせるんです。
ステンレスは硬くて摩耗しにくく錆びにくいので、ステンレス製のおろし金は一生モノか孫の代まで使える逸品なんだそう。
【極上おろし金 丸皿】
わさび専用のおろし金『極上おろし金 丸皿』もラインナップされています。
刃は本目立ての小ささの限界である0.2mmという細かさ。
円を描くようにおろすことできめ細かくクリーミーな口どけ食感のわさびになるんだそう。
おわりに
世界に誇る燕三条の製品、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。