【鹿児島】有村架純主演!肥薩おれんじ鉄道を描く映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』

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肥薩おれんじ鉄道

こんにちは!
カズ()です。

 
あなたは映画『RAILWAYS』シリーズを知っていますか?
 
 
国内のローカル線を舞台にした鉄道映画で、これまでにシリーズとして全二作品が制作されています。
 
 
そして今秋、九州のローカル線に舞台を移した『RAILWAYS』シリーズの第三弾が公開されることになりました。
 
 
今回はその映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』について書いていこうと思います。

映画の舞台になった肥薩おれんじ鉄道とは?

肥薩おれんじ鉄道
オレンジ色のルートが肥薩おれんじ鉄道 灰色のルートが九州新幹線

肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線の新八代ー鹿児島中央間の開業に伴って2004年にJR九州から経営移管された、
 
 
熊本県八代市の八代駅ー鹿児島県薩摩川内市の川内駅間(肥薩おれんじ鉄道線)を結ぶ第三セクターの鉄道です。
 
 
九州新幹線が内陸側を通るのに対し、肥薩おれんじ鉄道は九州の⻄海岸を眺めながら走るルートで、
 
 
地元の新鮮な食材を使用した食事を楽しめる食堂車「おれんじ食堂」などが人気のローカル線です。
 
 
鉄道そのものの歴史は国鉄・JR時代の1922年にまでさかのぼります。
 
 
その後2004年3月13日の九州新幹線の開業に伴い、八代駅ー川内駅間がJR九州から肥薩おれんじ鉄道に移管され、肥薩おれんじ鉄道線となり今に至ります。
 
 
公式サイト:肥薩おれんじ鉄道

映画『RAILWAYS』シリーズ三作目の主演は有村架純!


▲肥薩おれんじ鉄道のビアトレインから望む東シナ海の眺め
 
 
ローカル鉄道を舞台にした『RAILWAYS』シリーズは、これまでに全二作品が制作されてきました。
 
 
第一作目は2009年に島根県の一畑電車を舞台にして、中井貴一さん主演で公開された『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』
 
 
シリーズ二作目が2011年に富山県の富山地方鉄道を舞台に、三浦友和さん主演で公開された『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
 
 
そして今回、シリーズ初となる女性運転士が主人公となる三作目が、
 
 
九州は熊本県ー鹿児島県を通る肥薩おれんじ鉄道を舞台とした映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』です。
 
 
主演はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で有名な有村架純さん。
 
 
そしてW主演としてもう一人の主演が、映画「キル・ビル」「アウトレイジ」など主に映画を中心に数々の名演技で有名な國村隼さん。
 
 
 
撮影は2018年の1月16日から2月15日までの約1ヶ月間に渡って、鹿児島県の肥薩おれんじ鉄道沿線で行われました。
 
 

【あらすじ】
 
 
東京で家族三人幸せに暮らしていた有村架純演じる主人公は、夫の突然の死で生活が一変。
 
 
夫の連れ子だった息子と共に、國村隼演じる義父を訪ねるために夫の故郷である鹿児島へ向かう。
 
 
鉄道の運転士として勤務する義父は、突然やってきた亡き息子の後妻である主人公に戸惑いつつも次第に心を通わせていく。
 
 
そして主人公は周りの人々にも支えられながら、亡き夫の夢でもあった鉄道の運転士になるために奮闘していく・・・

 
 
というストーリーです。
 
 
主演の有村架純さんのコメント
 
「一つ一つのシーンを監督が一生懸命私たちを演出してくださって、私たちもそれに一生懸命応えたいという思いでやっております」
 
 
とのことでした。

肥薩おれんじ鉄道がロケ地として選ばれた理由とは


▲くまモンラッピング列車
 
 
肥薩おれんじ鉄道の利用者は過疎化の影響もあって、2004年の開業時は約188万人だったのが、昨年の2017年までの13年間で約117万人にまで落ち込んでいるそうです。
 
 
鉄道側もその対策として、あの大人気のくまモンのラッピング列車貸切専用列車「おれんじカフェ」の運行など、様々な試行錯誤をしながら頑張っておられます。
 
 
そして、肥薩おれんじ鉄道のもう一つの魅力が車窓から見える景色。
 
 
実はこの美しい風景が、今回この映画の舞台に選ばれたきっかけだったのだそう。
 
 
映画を配給する松竹の担当者の方
 
「沿線の地域の風景だったりだとか、自然豊かな海だったり山だったりっていうところを走っている姿を実際に見て、
 
”この風景の中で撮りたい”というような形で、数ある鉄道の中からこの『おれんじ鉄道』を選ばせていただいたという次第です」
 
 
 
映画の公開に先駆けて、関係者向けの試写会が先日熊本市にある映画館『イオンシネマ熊本』で行われました。
 
 
そこで、肥薩おれんじ鉄道で運転士をなさっておられる三田村彩加さんと中居靖幸さんのお二人がコメントをなさっておられました。
 
 
特に、女性運転士である三田村さんは、夢だった運転士になるためにわざわざ故郷の大阪から鹿児島へ引っ越しまでされて来られたんだそうですよ!
 
 
三田村彩加さん
 
「すごく感動しました、もう何度も泣きそうになって。でも最後はすごく心温まるいい映画だなぁと思って・・・素敵な映画だなと思いました」
 
 
中居靖幸さん
 
「うちのおれんじ鉄道でここまで深みのあるというか、ズン!とくるストーリーが作られていると思わなくて。思わず少し涙が出てしまいました・・・見終わって、今は緊張よりも感動でいっぱいです」
 
 
そして運転士の中居靖幸さんは、この映画『かぞくいろ』が鉄道だけでなく、地域が再び盛り上がる起爆剤になることを願っておられるそうです。
 
 
中居靖幸さん
 
「自然の素晴らしさとか、町とか人情の素晴らしさを肌で体験していただけたらと思います。
 
 
これを機に、おれんじ鉄道が『素晴らしい鉄道なんだ』と認識してもらって、少しでも色んな方にお乗りして頂ければなと思います」
 
 
とのことでした。
 
 
少子高齢化が進んで、年々利用客が減っている肥薩おれんじ鉄道。
 
 
沿線の住民の方も「ほとんどお店が閉まっているので、この映画の公開が地域の活性化に役に立てば」
 
 
と期待を持っておられました。

『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』特報映像

映画は2018年11月30日(金)より全国ロードショーです。
 
 
また、映画の舞台となった熊本県と鹿児島県では一足早い2018年11月23日(金・祝)に先行公開されるそうです。
 
 
そしてなんと!11月23日(金・祝)に鹿児島県で、11月24日(土)には熊本県で。
 
 
それぞれ映画館での本編上映の前後に、主演の有村架純さんを始めとする映画出演者による舞台挨拶が予定されているそうですよ!(*’ω’*)
 
 
↓こちらはその熊本での舞台挨拶の模様です。
 

11/25追記 映画を見た感想

11月30日(金)の全国公開に先がけて、11月25日(日)に一足先に映画を鑑賞してきました(*’ω’*)
 
 
再婚相手である夫の修平(青木崇高)を突然の病で亡くした晶(有村架純)が、息子の駿也を連れて夫の実家のある鹿児島に向かうシーンから物語はスタートします。
 
 
血の繋がらない愛する息子のために、亡き夫の夢だった鉄道の運転士になるために、晶は鹿児島で国家資格の取得を目指すことを決意するんです。
 
 
そして、ストーリーが進むにつれて登場人物たちの悲しい過去もしだいに明らかになっていきます。
 
 
駿也の生みの母親のこと、夫の修平と修平の父である節夫(國村隼)が疎遠になってしまった理由、晶と修平の生まれるはずだった小さな命…
 
 
その後も晶と息子の駿也には様々な困難が立ちはだかるんです(T_T)
 
 
それでも諦めずに何度でも立ち上がろうとする二人の姿に、ひとときも目が離せませんでした。
 
 
特に、困難を乗り越えた二人が新たな出発を決意するラストシーンは必見です!
 
 
明日を力強く生きるための勇気を与えてくれる映画でしたよ( ˘ω˘ )
 
 
これまで大きな挫折を味わったことのある人や、今まさに困難に立ち向かっている人にこそ見てほしいなぁ…

『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』まとめ

・肥薩おれんじ鉄道は熊本ー鹿児島間の西海岸を縦断するローカル線
・映画の主演はあの有村架純さんと國村隼さんのW主演!
・沿線の地域の自然豊かな風景が映画の舞台に選ばれた理由
・沿線の住民の方々も映画の公開が地域の活性化に繋がることを期待

利用者の減少による経営不振の影響で、年々廃線に追い込まれたりしている状況の全国のローカル鉄道。
 
 
この映画のように撮影の舞台としてスポットが当たることで、過疎化が進む地方の再生化に少しづつでも繋がっていくことを願います。
 
 

個人的には今年見た中で一番の作品でした♪

 
 
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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