【きょうの料理】簡単手前味噌のレシピ 杵島直美さんの手作り味噌料理

【きょうの料理】簡単手前味噌のレシピ 杵島直美さんの手作り味噌料理 レシピ

2024年2月19日(月)放送のNHK『今日の料理』はじめての手仕事。料理研究家の杵島直美さん直伝「自家製かんたん手前みそ」の作り方を紹介します。

テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

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かんたん手前みそ

【きょうの料理】簡単手前味噌のレシピ 杵島直美さんの手作り味噌料理

「かんたん手前みそ」は分量が少ないので作りやすく、半日ほどあれば仕込みは完了!冷凍用保存袋を使うので道具も少なく、保存場所も取りません。

材料(作りやすい分量/約850g)

・大豆(乾)…200g
→みその味の決め手になるので良質なものを選ぶ

・米こうじ(乾)…200g
→低温乾燥の板こうじ/ほぐしてあるものでもよい

・粗塩…100g
→ミネラル含有量が多く、うまみのある塩がよい

作り方

【みそづくりの流れ】
①仕込み…気温が低い12~2月がベスト。低温で時間をかけて熟成させるとまろやかに
②熟成…風通しがよく、暗くて涼しい所で約3か月間じっくりと熟成させる
③完成…冷蔵庫に移し、仕込みから6か月間くらいたち、好みの味になればでき上がり

①大豆はよく洗ってボウルに入れ、たっぷりの水(約カップ5)を注ぐ。ラップをして冷蔵庫に一晩おいて戻す

②大豆をつけ汁ごと鍋に移し、強めの中火にかける。煮立ったら弱火にし、アクを取りながらゆでる。ゆでている間に豆の薄皮が外れて浮いてきたら、適宜取り除く

③20~30分間ゆで、ゆで汁が少なくなったら水カップ1と1/2を足す。途中でゆで汁が減ったら同様に水を足し、常に豆にゆで汁がかぶっている状態を保つ

④弱火で計4時間以上ゆでて、指先で簡単につぶせる程度の柔らかさになればゆで上がり

⑤ボウルにざるを重ね、大豆とゆで汁を分け、人肌程度の温度になるまで30分間くらいおく

⑥ゆで汁はあとで使うので、カップ3/4ほどとっておく

⑦ポリ袋に米こうじを入れ、袋の上からザックリと大きく割り、全体をバラバラにほぐす。かびの原因になるので、素手で米こうじを触らないようにする

⑧粗塩を加え、口を閉じて袋を振りながら、均一に混ぜる

⑨粗熱が取れた⑤の大豆を冷凍用保存袋に入れ、袋の上から指でつぶしたり、手のひらで押しつぶしたりする

⑩途中で、とっておいた大豆のゆで汁を大さじ1くらいずつ加え、そのつどなじませる。柔らかくなりすぎないよう、ゆで汁は様子を見ながら少量ずつ加える

⑪普通のみそより少し柔らかい、なめらかなペースト状になるまでつぶしながら混ぜる

⑫⑧の米こうじと粗塩を加える

⑬袋の上から手のひらで押したり、もんだりしながら、大豆と米こうじ、粗塩をよく混ぜ合わせる。ボソボソしているようなら、ゆで汁大さじ1くらいを加えて調整する

⑭均一に混ざり、⑪の状態より少し堅めになればOK

⑮新しい冷凍用保存袋に移す(かび防止のため)

⑯手のひらで押さえて厚みを均一にし、袋の中の空気を抜く。袋を折り返し、口を閉じて密閉する

⑰バットなどにのせておもし(水を入れたペットボトルなど/約1kg)をし、暗くて涼しい所におく(仕込み完了)。約3か月間たったらおもしを外し、冷蔵庫(なるべく温度の高い場所)に約3か月間おく。暗くて涼しい所がない場合は、なるべく室温の低い場所におき、2週間ほどたったら冷蔵庫(なるべく温度の高い場所)に移して約6か月間おけば出来上がり

保存方法…冷凍用保存袋のままでも密閉容器に移してもOK。冷蔵庫(なるべく温度の高い場所)で保存してください。

手づくりみそのコツ

①熟成させるのは玄関がベター

みその熟成に適しているのは、室温が低くて風通しのよい場所。温かい室内におくと、かびが生えやすくなったり、熟成が早く進みすぎてまろやかな仕上がりにならない場合も。家の中なら、暖房が入っていない玄関などがおすすめです。

②1週間に一度は様子を見る

仕込みが終わっても、そのままねかせっぱなしにせず、週に一度は袋の外からみその状態をチェックします。3~4か月間たって熟成の進み具合を確認する際は少量を味見してみましょう。最初は豆と塩の味をダイレクトに感じますが、時間がたつにつれて豆と塩がなじみ、みその味になってきます。こまめに様子を見ておけば、かびが生えた場合も早めに対処できます。

③かびを生えさせないためには?

米こうじを素手で触ったり(作り方⑦)、ゆでた大豆がまだ熱いうちにつぶしたりすると(作り方⑨)、菌が繁殖しやすくなり、かびの原因に。必ず暖房の入っていない場所で熟成させることも、かびを防ぐための重要なポイントです。

④それでもかびが生えてしまったら……

かびの部分だけを取り除き、残りのみそは新しい冷凍用保存袋に入れかえます。作り方⑯と同様に空気を抜いて、熟成の途中でもすぐに冷蔵庫に入れましょう。仕込んでから6か月間くらいたてば食べられます。

⑤倍量を作る場合は?

すべての材料を倍量にしますが、仕込むときは半量ずつ、2枚の袋に分けて。それ以上量を増やす場合も、必ず冷凍用保存袋1枚の単位で仕込みましょう。

おわりに

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かんたん手前味噌、ぜひ参考にしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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