【世界一受けたい授業】脳科学で分かった!キレる人への対処法【理不尽な上司には失望を見せる】

【世界一受けたい授業】脳科学で分かった!キレる人への対処法【理不尽な上司には失望を見せる】 人間関係
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2019年6月22日(土)放送の『世界一受けたい授業』。

「中野信子先生話題の新刊『キレる!』に学ぶ!脳科学で分かった、キレる人への対処法」というテーマで放送されました。

上司「資料できるまで帰るんじゃねぇぞ!」

部下「すみません…」

会社でのパワハラ。

小学生「あ!ポイ捨てしちゃいけないんだ!」

老人「うるせぇんだよ、子どものくせに!」

ふとしたことでキレる老人。

児童虐待や家庭内暴力など、キレる人による事件も多数起きています。

年を取るとキレやすくなるのには理由があります。

それは…脳が萎縮するから

萎縮するのは、前頭前野

ここは理性で物事を判断して自分の行動を決める大切な部分で、萎縮してしまうと感情をうまくコントロールできなくなってすぐにキレてしまうんです。

教えてくれるのは、脳科学のスペシャリストで東日本国際大学の中野信子先生。

【中野先生の解説】
「脳は個人差があるので一概には言えないのですが、一般的な傾向から分析した『キレる人への対策』を紹介していきたいと思います」

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

キレる思春期の娘への対処法

母「じゃじゃーん!似合うと思って新しい服買ってきたよ」

娘「何その服、ダサっ!マジいらないんだけど」

キレる思春期の娘。

実はその原因も脳にあるんです。

女子の場合、思春期になると女性ホルモンのエストロゲンが脳内に大量に分泌されます。

すると好き嫌いがはっきりするようになり、少しでも気に入らないことがあると激しい拒否反応を示すようになります。

そのため、親がよかれと思ってしたことでも思春期の娘はすぐにキレてしまうんです。

キレる思春期の娘とうまく付き合うためにすることは?

それは…親子で共通の目標を作る

【中野先生の解説】
「1日時間を決めて一緒にテレビゲームをしたり週に1回料理するなど共通の目標を持つことで、母親のことを敵としてではなく『目標に向かって努力する仲間』として受け入れてくれるようになるのです」

思春期の息子の場合は?

一方思春期の息子の場合は、あえてそっとしておくことが大事。

男子の場合、思春期になると男性ホルモンのテストステロンが脳内に大量に分泌されることにより、行動が攻撃的になったり一人でいたいと思うようになります。

【中野先生の解説】
「親はあれやこれやと手を尽くすのではなく、そっと自立を待ちましょう」
「他にもスポーツをさせるなど、その闘争心の矛先を他に向けさせるといいでしょう」

キレる上司への対処法

上司「この見積書、間違ってんじゃねえかよ!取引先に怒られただろうが!ふざけんじゃねぇよ!」

部下「すみません!」

上司「ちゃんとやってくれよ!」

部下「(でも最後にチェックしてOK出したの部長なんだけどなぁ…)」

自分の間違いを認めず、理不尽にキレるパワハラ上司。

理不尽にキレるパワハラ上司にどう対応する?

それは…上司に失望を見せる

【中野先生の解説】
『尊敬していたのにそんなことをおっしゃるなんて悲しいです』というふうに言って、ちょっと後ろめたい思いを上司に持たせる戦略をする必要があるんですね」
「他にも非常に奥様のキレやすいお家などでは『僕は怒ってない時の君の方が好きなんだけど』というふうに言ってみるとか」
「キレたことに対して後悔させるような一言を用意しておくといいと思います」

すぐにキレてしまわない方法

【中野先生の解説】
「すぐにキレてしまう人がやるべき『感情のコントロールの仕方』をお教えします」

皆さん、こんなことでキレていませんか?

男性「おいウエーター!」

ウエーター「はい、何でしょう?」

男性「いつになったら料理来るんだよ!」

ウエーター「すみません、すぐお持ちしますので…」

彼女「ちょっと、そんなに怒んなくてもいいじゃない…」

男性「だっておかしいだろ!?」

普段は怒らないような温厚な性格でも、店員や見知らぬ人にはキレてしまう。

【中野先生の解説】
「その理由は、店員と客が人間関係を築く必要がなくお互い名前を知らない関係にあり、『店員には何を言っても大丈夫だ』と無意識に思ってしまうからなのです」

このように些細なことですぐキレてしまうのを防ぐためには、キレてしまったことをメモするといいでしょう。

自分がどこでキレるか客観的に見ることができ、改善すべきところが分かるんです。

肌触りの良いパジャマを着る

【中野先生の解説】
「肌触りの良いパジャマを着ると愛情ホルモンのオキシトシンが発生してイライラしにくくなるのです」

イライラするのを防ぐには愛情ホルモン『オキシトシン』を増やすことが大事。

オキシトシンは男女でスキンシップをとるなど、肌が触れ合うことで高まると言われています。

つまり触覚を刺激することがポイント。

【中野先生の解説】
「人間が一番リラックスする寝るときに肌触りの良いパジャマを着て触覚を刺激することで、より効果的にオキシトシンが分泌されてイライラしにくくなるのです」
「(生地の質は)ふわふわとか柔らかいものがいいと思うんですね」
「サルの赤ちゃんの実験で、ふわふわの毛布のような物をお母さんと思って抱きしめた赤ちゃんと、そうでない赤ちゃんとでオキシトシンの出方が違うという実験があって」
毛布を思わせるような柔らかいものが望ましいんじゃないかと思います」

賢くキレるテクニック

【中野先生の解説】
「生きていると『自分が怒っているということを見せないといけない』という場合もありますよね」
「そんなときに使える『賢くキレるテクニック』をご紹介します」

例えば、自分のデスクを整理できない部下がいた場合。

あなたならどのように叱りますか?

最悪のパターンは…

上司「お前のこういうだらしない性格がダメなんだよ!」

このように部下の人格を否定すること。

これでは頑なになって直してくれません。

一方、賢いキレ方は…

上司「最近よく頑張ってるな!本当に助かってるよ」

部下「あ、ありがとうございます」

上司「でももう少し身の回りも整頓しないとな」

一度褒めてから直してほしい行動にキレる。

こうすると部下は『自分のことを認めてくれる上司のためなら』と問題の行動を直すのです。

おわりに

すぐにキレる人への対処法、しっかりと身につけておきたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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