2023年7月15日(土)放送の『世界一受けたい授業』。
危険な夏を乗り越えるための熱中症対策に効果的な5つの方法を紹介します。
テレビで紹介された放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
熱中症対策5つの方法
連日の気温35℃超えの危険な暑さで救急搬送された人は7月3日~7月9日にかけて3964人、今年最多を記録しました。
そこで夏の熱中症対策に効果的な5つの方法を紹介します。
①熱くなったら手のひらを冷やす
熱中症対策として、体が熱くなったとき(熱中症の初期段階)手のひらを冷やすと効果的です。
手のひらには体温調節を司る特殊な血管「AVA血管」が存在しています。
AVA血管は普段は閉じていますが、体温が高くなると大量の血液を流して熱を放出します。
そのため手のひらを冷やすことで冷えた血液が全身を巡り、体温上昇を抑えることができるんです。
ペットボトルを握ったりして手のひらを冷やして体温調節をしましょう。
②ハンディファンはかえって熱中症の原因に!
普段何気なく使っているハンディファンが実は熱中症の原因になってしまう可能性があります。
人間の体は暑さを感じると汗をかいて体温を下げようとします。
これは汗が蒸発するときに体の熱を奪う「気化熱」によるもの。
しかし気温35℃以上でハンディファンを使うと、汗をかいても体内にこもった熱を奪う前に汗が蒸発。
汗による体温調節の機能を妨げてしまうんです。
③かくれ脱水→爪の色を見ろ!
熱中症を引き起こす大きな要因の一つが脱水です。
しかし症状は意外と自覚しにくいため注意が必要。
熱中症予備軍である「かくれ脱水症状態」を見つけるには爪の色を見るのがおすすめです。
指先は細い血管が集中していて循環機能の変化が表れやすいため、脱水気味かを判断するのに適しています。
①手の親指の爪の先を逆の指で押す
②押した指を離したとき、すぐにピンク色に戻る→正常、ピンク色に戻るまでに3秒以上かかる→脱水気味
④熱中症対策に向いている果物はバナナ
熱中症対策に向いている果物はバナナ。
バナナは汗をかくことで失われるカリウムの量が果物の中でもトップクラス。
そこでおすすめなのが熱中症対策に効果的なドリンク「塩バナナスムージー」です。
⑤最も注意するのは睡眠中
汗で水分が失われると熱中症のリスクが高まります。
中でも注意すべきなのが睡眠中です。
睡眠中は知らないうちに汗が蒸発、熱帯夜では500ml以上の水分を失っています。
東京の最新データでは熱中症による死亡者総数の約3割が夜間に亡くなっています。
寝る前はコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
さらに部屋の温度が28℃を超えると睡眠中の熱中症のリスクが高まる可能性があるため、エアコンは朝までつけておくのがおすすめです。
おわりに
夏の熱中症対策、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。