【世界一受けたい授業】精神科医おすすめストレス軽減本まとめ|藤野智哉先生のストレス解消方法も紹介

【世界一受けたい授業】精神科医おすすめストレス軽減本まとめ|藤野智哉先生のストレス解消方法も紹介 体調改善

2021年5月15日(土)放送の『世界一受けたい授業』。

『精神科医がベストセラー本から選んだストレスを減らす心の処方箋』というテーマで放送されました。

“ちょっと疲れてしまった人”や“心を軽くしたいと思った人”への処方箋のようなストレス解消本がいま売れています。

教えてくれるのは愛知医科大学病院の精神科医、藤野智哉先生(29歳)です。

前回の授業では「毎朝鏡を見て自分をほめるとストレスが軽減する」と教えてくれました。

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

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精神科医おすすめ!ストレス軽減ベストセラー本

【世界一受けたい授業】精神科医おすすめストレス軽減本まとめ|藤野智哉先生のストレス解消方法も紹介

精神科医の藤野智哉先生おすすめ、ストレスを解消してくれるベストセラー本を紹介します。

星野源『いのちの車窓から』

音楽家・俳優として活躍している星野源さんのエッセイ『命の車窓から』には生き方のヒントが載っています。

友人のミュージシャン、ハマ・オカモトさんとの間である暗黙のルールを作っているんだそう。

『怒ったときほど面白く笑えるように話す』。
星野源さん「怒りを吐き出す行為というのは、それをぶつける相手の気持ちを大きく揺り動かすほどに負のエネルギーが強い。しかし黙って自分の中だけに留めておくと、次第に自分の心は不安定になり体の具合も悪くなっていく。だからなるべく楽しく面白く吐き出すことが必要」

怒りを笑いに変えて吐き出すことでストレス発散になるんです。

又吉直樹×武田砂鉄『往復書簡 無目的な思索の応答』

又吉直樹さんと作家・武田砂鉄さんとの共著『往復書簡 無目的な思索の応答』には日常生活で行き詰ったときのアドバイスが載っています。

『息苦しくなったときは無駄を楽しむ』。
又吉直樹さん「たとえば、『流しそうめん』は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです(中略)。どこかで誰かがやり始めて文化として浸透させてくれたおかげで、大人も箸でそうめんをつかみ損なうことが許されたのです」

無駄なことには額面通りにいかない魅力がある、生活の速度をあえて落とすことで心が軽くなります。

Jam『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』

シリーズ累計30万部の大ヒット本です。

「あんたバカ?」

相手の何気ない言葉に傷ついて、そのことで頭がいっぱいになる。

「いやいや気にしすぎだって!多分そいつ…今ごろパフェとか食ってるよ!」
言われたことを気にしているのは自分だけで、相手は案外忘れているもの』。

そう考えるだけで“気持ちが楽になること”を教えてくれるマンガです。

たとえばこんなとき、

「あ~もう愚痴ばっかりの投稿見たくない」
「結婚報告とかいちいちしてくるなっての」
「忙しい自慢で有能アピールすげーウザ」

SNSの投稿にちょっとイライラすることありますよね。

そんなときこの本は、

「あのさ、見てるのは自分だよ」
藤野智哉先生の解説「コロナ禍の今でも不安なニュースばかり見てしんどくなってしまう人もいますよね。ストレスから離れるのが一番簡単な解決策ですが、それに気づけないことが多いのでとても良いアドバイス。そしてとても良い本だと思います」

さらにこんなこともありませんか?

「機嫌悪そう。心当たりはないけど私のせいかなぁ…」

理由は分かりませんが、身近な人の機嫌に左右されてしまうことありますよね。

そんなとき自分のせいだと思ってしまう人は『出番多すぎでしょ?マンガの主人公か!』と考えるのが◎。
藤野智哉先生の解説「人間どうしても自意識があります。それは必ずしも悪いことではないですが、そこを通り過ぎて“他人は自分にそんなに興味はない”ということに気付けると、もっと気楽に過ごせるようになるのかなと思います」
Jamさんが世界一受けたい授業に出演されたときの詳しい授業内容は↓の記事でまとめています。

若林正恭『ナナメの夕暮れ』

発売2週間で10万部を突破した、オードリー若林正恭さんのエッセイです。

若林正恭さん「ああ、なんでフラれちゃったんだよ…。やっぱり俺が根暗だからだ。もうこの先誰とも付き合えないよ」

若林さんは自分に自信がないので失恋など上手くいかないことがあると、自分に価値がないと自己否定的になっていたそうです。

そんなとき有効なのが『料理など楽しいと思えることで時間を埋めて没頭すること』。
藤野智哉先生の解説「何かを考えないようにしようとしてもその時点で意識してしまうという悪循環になります。なにか違うことに没頭するといつの間にか忘れられるので、とても良い対処法だと思います」

さらに「飲み会やコンパに明け暮れるヤツらはみっともない!」と思い込んでいた若林さん。

若林正恭さん「生きてて全然楽しくない」
そこで若林さんがやったことが『好きなことをノートに書き出した』。

嫌なことばかり考えていた若林さんは…

若林正恭さん「散歩・アメフトを見る、何でもいいから、自分がやっていて楽しいことを徹底的に書き込んでいった。花火が好きなことに気づいたときは自分でも意外だった。“好きなことがある”ということは、それだけで朝起きる理由になる」
藤野智哉先生の解説「好きなことを書くことで普段気づいていない小さなことでも整理することができます。好きなことがたくさんあると自覚することが大切なんです」

上田晋也『経験 この10年くらいのこと』

藤野智哉先生が最近自腹で買ったという、くりぃむしちゅー上田晋也さんの著書にステキなことが書いてあったんだそう。

上田晋也さん「仮に10個出来事があったとして、9個は嫌なことや辛いこと。楽しいことや笑ったことなど1個のような気がするが、どうやらその1個の方しか覚えていないようだ。そう考えると記憶力が悪くなっていることも、まんざら悪いことでもない」

ヨシタケシンスケ『欲が出ました』

絵本作家のヨシタケシンスケさんのエッセイ『欲が出ました』は、“人間の欲”を視点を変えて楽しく紹介した話題の本です。

ヨシタケさんはその本の中で『“幸せの予感”さえあればどうにかやっていける』と記しています。
ヨシタケシンスケさん「人間って、実際には何もいいことがなくても、あ、大吉出た、ラッキー、だけで幸せになれる。この先満ち足りるかもしれないっていう予感が心の中で発動するかどうかで、実は幸せって決まる」
藤野智哉先生の解説「何か大きなことをやり遂げなくても、自分の中で小さな幸せをたくさん見つけることで日常をポジティブにする考え方は素晴らしいんじゃないかなと思います」

チャーリー・マッケジー『ぼく モグラ キツネ 馬』

世界で200万部以上のベストセラー本です。

僕「成功するって、どういうことかな?」
モグラ「そりゃあ、だれかをすきになることだよ」
僕「いちばんの時間のむだって、なんだとおもう?」
モグラ「じぶんをだれかとくらべることだね」
藤野智哉先生の解説「この本は少年とモグラやキツネなど動物たちが旅をして、対話をしながら人生に必要なことを見つけていく一冊で、すごくオススメの本です」
僕「いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?」
馬「たすけて」
藤野智哉先生の解説「『助けを求めることは諦めるのとは違う。諦めないためにそうするんだ』と言っています。助けてという言葉は大人になればなるほど言えなくなるものです。でも助けを求めることは恥ずかしいことではない。それを勇敢な言葉としてストレートに伝えるというのが、この本のとても良いところだと思います」

精神科医が実践するストレスケア

精神科医の藤野智哉先生が普段の生活で実践しているストレスケアを教えてくれました。

①適度なご褒美

焼肉を食べることが藤野先生のストレスケア法。

藤野先生はストレスを10段階で数値化しているんだそう。

レベル1:風で髪が乱れる
レベル2:道が混んでいる
レベル3:給料が少ない
レベル4:部屋が汚い
レベル5:朝、早起き
レベル6:お菓子が売っていない
レベル7:当直で不眠
レベル8:当直明け多忙
レベル9:昼ごはん抜き
レベル10:断れないカラオケ

このようにストレスを1~10まで数値化することで、自分の状況を客観的に把握できるんです。

藤野智哉先生の解説「僕はストレスのレベルが7以上になったらすぐ焼き肉に行くようにしています。小さいストレスがみんなあると思うんですが、それを押し殺しちゃってる。甘めに基準を作っておくとすぐにご褒美をあげられるので。自分を甘やかしてあげる」

基準を決めておくとストレスケアができるそうです。

②集中できるモノを持つ

ストレスケアには集中できるモノを一つ持つことが大切。

藤野先生の場合は弓道なんだそう。

集中することでストレスを忘れることができるんです。

藤野智哉先生の解説「弓道に限らず何かに集中してストレスを忘れることも大事じゃないかなと思います」

③愚痴は細かく吐き出す

小さなことでもモヤモヤがあると積み重なっていくため、こまめに吐き出すことが大切だといいます。

精神科医の上司と飲食店に行った藤野先生、この日はたっぷり1時間以上愚痴を吐き出していました。

藤野智哉先生の解説「小さいことが詰まって爆発しちゃうよりは日々プツプツと弾けさせた方が良いと思います」

おわりに

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精神科医おすすめのストレス解消法、ぜひ参考にしてみてください。

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