2019年4月29日(月)放送の『名医のTHE太鼓判!SP【名医が教える健康料理ベスト10】』。
『あなたと家族の健康を守ります!』というテーマのもと、スペシャル版として10個の健康料理が紹介されました。
大竹真一郎先生(消化器内科)
大谷義夫先生(呼吸器内科)
川村優希先生(内科)
丸田佳奈先生(産婦人科)
森田豊先生(内科)
古賀良彦先生(精神科)
赤石定典先生(管理栄養士)
伯母直美先生(管理栄養士)
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
第1位【スーパー健康食】豚の生姜焼き
「実は今、すべての世代が『慢性型低栄養』なんです」
なんと!20代、30代、40代、50代のすべての世代でビタミンB1が特に足りていないんだそう。
【スーパー健康食 豚肉の生姜焼き】
『知っておくべき3つのポイント』
「豚肉にはビタミンB1の量が牛肉や鶏肉に比べて約10倍含まれています。栄養抜群の食材です」
「そんなビタミンB1をさらに効率よく摂れる食材がタマネギなんです」
「タマネギには血液をサラサラにしてくれる『アリシン』が入っているんですが、このアリシンがビタミンB1の吸収率を10倍に高めてくれるんです」
ビタミンB1は体の中ですぐに溶けてしまうため、吸収率はあまり高くないんだそうです。
「バラ肉よりもロース肉の方がビタミンB1の量が多いんです(約1.5倍以上)」
「国が推奨しているビタミンB1の1日の摂取量は、成人男性で1.4mg。この量(170g)を食べれば1日に必要なビタミンB1の量が摂れていると言えます」
「ビタミンB1は水溶性なので加熱することによって、豚肉の水分と一緒に溶けてしまうんです」
「小麦粉で覆うことによってガードの役割を果たせば、ビタミンB1の流出が最小限に抑えられます」
また小麦粉を使うことでお肉が縮まりにくくなって、固くなるのを防ぐ効果もあるんだとか。
世田谷の祖師ヶ谷大蔵にある人気店『キッチンマカベ』。
あの『芸能界のグルメ王』でこの番組のMC、渡部建さんもべた褒めするお店です。
その渡部さんもまだ食べたことのない平日20食限定の生姜焼き『ポークジンジャー』。
フライパンでリブロース150gを両面に焦げ目がつくまで焼いていき、それをなんと!フライパンのままオーブンへ。
店長の兵藤智さん「オーブンに入れることによって表面がカリっとして食感が良くなるんです。中はジューシー」
「オーブンですか!プロの技だよなぁ~」
「オーブンを使うと豚肉に含まれるビタミンB1を始めとした栄養素が中に閉じ込められるので、理にかなった調理法です」
しかし、そんな生姜焼きにも1つだけ弱点が…それは『カルシウムが不足している』こと。
そこで管理栄養士の赤石先生が教える、豚の骨つきスペアリブを使った生姜焼き。
1.豚のスペアリブを小麦粉でしっかりとコーティングしたあとフライパンで火を通していく
2.そこへすりおろしたタマネギと生姜を入れる
3.マイタケとリンゴ酢を加える
4.最期にしょうゆとみりん、酒で混ぜ合わせたタレを絡めて完成
「ポイントはリンゴ酢の酢酸です。酢酸がスペアリブの骨を溶かして、カルシウムの成分を骨に含ませるんです」
さらにマイタケに含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を促進させるんだとか。
第2位【血管が若返る】味噌汁
忙しい朝、ついつい朝食を抜きがち。
ですが内科の森田豊先生によると、
『血管が若返る味噌汁』は、あるものちょい足しするだけ。
そのあるものとは…『ニン(ニンニク)・タマ(玉ねぎ)・ス(お酢)』。
第3位【中性脂肪が激減】餃子
餃子の作り方・食べ方を変えると、中性脂肪が減って血管の若返りが期待できるんだそう。
その『中性脂肪激減餃子』の秘密とは…『ラム肉』。
「ラム肉に含まれる『不飽和脂肪酸』には、血液の中性脂肪を減らす働きがあるんです」
第4位【ヤセる】唐揚げ
唐揚げと言えば油で揚げ、高カロリー…健康とはかけ離れたイメージですよね。
『ヤセる唐揚げ』は、いつもの作り方をわずか2つ変えるだけなんです。
それは…『衣と油』。
第5位【記憶力UP】たまごかけご飯
たまごは『完全栄養食』と言われ、なんと!たまご1個で15種類もの栄養素が取れるんです。
「卵黄に含まれる『コリン』という成分が記憶力や学習能力を高め、認知症の改善にも効果があるんです」
しかしコリンには弱点が…それは『熱』。
第6位【お通じ改善】ハンバーグ
ハンバーグにあるものを混ぜると、腸内環境を整える“腸活ハンバーグ”に大変身!
そのあるものとは…『納豆』。
「納豆には優れた整腸パワーがあります。納豆には『納豆菌』が含まれていますが、この納豆菌が善玉菌を増やして腸内環境を整えます」
「結果としてビフィズス菌などの良い菌が住みやすくなります」
第7位【頭が良くなる】カレー
子どもから大人まで大人気のカレー。
そのカレーに加えるものとは…『トマト』。
「脳の働きを活性化するには血流が増加する必要があります」
「トマトはには『リコピン』という物質が多く含まれています。リコピンには血管を拡張させる働きがあります」
「前頭葉の働きが活発になれば注意力、記憶力、そして判断力や行動力といった能力が高まります」
しかしリコピンには落とし穴が…
第8位【肝臓が若返る】とんかつ
「豚肉にはタンパク質を形成するアミノ酸が豊富に含まれています」
「豚にしかない『ポークペプチド』というアミノ酸の集合体が、肝機能を若返らせると言われているんです」
「そのまま豚肉を食べただけでは、少なくて効果を発揮しません。ある果物と合わせて食べることが必要なんです」
ではどんな果物を加えればいいのか…それは『キウイ』。
第9位【血糖値を抑える】肉じゃが
こく普通の肉じゃがにある一工夫を加えるだけで、血糖値の上昇を抑えることができます。
その一工夫とは『マービー』。
第10位【脂肪を落とす】しゃぶしゃぶ
『脂肪のサビ』は生活習慣の乱れやストレスなどによって、脂肪が金属のように錆びてドロドロに酸化した状態です。
そこで、しゃぶしゃぶに加えると良いのが『お茶』。
健康料理ベスト10まとめ
・第2位【血管が若返る】味噌汁
・第3位【中性脂肪が激減】餃子
・第4位【ヤセる】唐揚げ
・第5位【記憶力UP】たまごかけご飯
・第6位【お通じ改善】ハンバーグ
・第7位【頭が良くなる】カレー
・第8位【肝臓が若返る】とんかつ
・第9位【血糖値を抑える】肉じゃが
・第10位【脂肪を落とす】しゃぶしゃぶ
どの料理もちょっと手を加えるだけで、健康効果がアップするものばかり!
ここまで読んでいただきありがとうございました。