2022年9月3日(土)放送の『世界一受けたい授業』噂のヤバい先生File。
わずか0.2秒で地震などの災害発生を伝えてくれる最強の防災アプリ「特務機関ネルフ防災アプリ」&自然災害からスマホで身を守る方法を紹介します。
教えてくれるのはITセキュリティー会社「ゲヒルン」代表取締役の石森大貴先生(32歳)と、危機管理アドバイザーで危機管理教育研究所代表の国崎信江先生です。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
防災アプリ「特務機関NERV防災アプリ」
特務機関NERV防災
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特務機関NERV防災アプリとは
2021年2月13日、福島県沖で最大震度6強の地震が発生。
テレビが緊急地震速報を伝える中、あるアプリが最速とも言われるスピードで速報を発信していました。
その時間およそ0.2秒。
さらに各地の震度も気象庁の発表とほぼ同時に投稿、それが災害時に通知が来るのが日本最速と言われる最強の防災アプリ「特務機関NERV(ネルフ)防災アプリ」。
プログラマーである石森先生がこのアプリの生みの親なんです。
ちなみに「ネルフ」とはエヴァンゲリオンに出てくる組織の名前。
エヴァンゲリオンシリーズの権利元も石森先生の活動を公認しているんだそう。
ネルフ防災アプリは地震だけでなく津波、台風、大雨情報など災害に関する様々な情報を発信。
現在のアプリダウンロード数は260万に達しています。
日本テレビ「news every.」お天気コーナーでおなじみ、気象予報士の木原実さんも自身のスマホに導入して活用しているそうですよ。
気象庁の本庁舎と専用回線で結び、受けるところ・処理するところ・発信するところを独自で細かくチューニングすることで速い通知を実現しているそうです。
NERVのスゴさ①スピード
NERVには地震が発生した際、何秒で揺れるかのカウントダウンをする機能が搭載されています。
アプリは位置情報が分かるので自分の今いる場所にあと何秒で地震が到達するか、震度はどれくらいかなど、一人一人それぞれ別々に予測することができます。
NERVのスゴさ②誰にでも見やすい
日本には色覚異常の方が約300万人いると言われています。
石森先生自身も色覚異常の一人で赤と緑の見分けがしにくいんだそう。
防災情報で色の見分けがつきにくい状態ではまずいので、緑を少し青っぽくすることで色覚異常の人でも判別できるように工夫しているそうです。
NERVのスゴさ③丁寧な情報
【水害にあったときに】
「震災がつなぐ全国ネットワーク」が水害にあったときに必要な情報をまとめています。このツイートの画像は、「水害にあったときに」のPDFを引用したものです。(2021年7月版)https://t.co/oGHpGpcpzS pic.twitter.com/g1gdN2SwmJ— 特務機関NERV (@UN_NERV) July 13, 2022
特務機関NERVはアプリ以外でもTwitterで防災情報を発信。
たとえば地震で元栓が遮断されてしまった都市ガスの復旧方法などさまざまな情報をツイートされています。
自動的に情報を流すのではなく役に立つ情報を手作業で発信しているんです。
石森先生が自分の時間を削ってまで防災に取り組むようになったのは東日本大震災がきっかけだそうです。
宮城県仙台市にある石森先生の実家も2mの津波が襲い、家族とも何日も連絡が取れず親戚や友達も亡くなってしまったんだそう。
そのとき「一番最初に自分が正しい情報を知りたい」と思い、これは自分だけでなくみんなも情報を素早く知りたいに違いないという気付きがアプリの開発やTwitterでの発信に繋がっているそうです。
石森大貴先生がお願いしたいこと
自然災害からスマホで身を守る方法
同日に放送された「超大型台風・線状降水帯・巨大地震 危険な自然災害からスマホで身を守る方法」を紹介します。
教えてくれるのは長年さまざまな防災の研究をされてきた防災のプロ、危機管理アドバイザーで危機管理教育研究所代表の国崎信江先生です。
防災サイト「川の防災情報」
台風で強い雨が降っているときは近くの河川の状況を把握しておくことが大切です。
「川の防災情報」は国土交通省が始めたサービスで、地図上のカメラのアイコンをタップすると河川カメラが映す現在の川の映像が見られます。
また水位計のアイコンをタップすると水位がどれくらい上昇しているのか、川の断面図を見ることができます。
見られる河川カメラは全国で約1万か所、水位計は約1万5000か所。
台風や大雨のときは要チェックです。
無料で使える無線LAN「00000JAPAN」
いざ災害が起きた際、スマホのネットが繋がりにくくなることが予想されます。
そこで便利なのが「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」。
無線LANを被災地で無料開放してくれるサービスです。
避難所や普段、通信会社のフリーWi-Fiが提供されているアクセスポイントなどで接続することができ、どの通信会社のスマホでも使用可能。
2016年の熊本地震の際には地震発生からわずか3時間後には開放が始まりました。
防災サイト「キキクル」
2021年から気象庁が始めた、災害発生危険度がリアルタイムで確認できるサービスです。
マップの下に土砂災害、浸水、洪水とボタンが並んでおり、見たい災害情報のマークをタップすると地図が切り替わります。
色は5段階に分かれていて、紫は警戒レベル4、今後重大な災害が発生する危険性が高いエリアです。
黒は警戒レベル5、災害がすでに発生している危険性のあるエリアを示しています。
Yahoo!JAPANアプリなどの民間事業と連携し、通知サービスも行なっています。
Yahoo!JAPANアプリなどの通知設定をONにしてお住いの地域を登録しておくと、キキクル警戒レベル3相当になったときすぐに情報を受け取ることができます。
救急・健康サポートアプリ「MySOS」
MySOS
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「MySOS」は自分や家族の健康・医療記録が登録でき、急病時の対処法や怪我をしたときの応急手当の仕方、近隣にあるAEDの検索などができる救急・健康サポートアプリです。
さらに災害時には近くの人に救援依頼ができる機能が搭載されています。
たとえば自身がトラブルに遭遇して助けを呼びたいとき、「SOS救援依頼」をタップするとMySOSアプリをインストールしている近くの人が受信し応答してくれます。
発信された場所と受信した自分の位置情報が地図上に示され、発信した人がいる場所までのルートも教えてくれるんです。
防災ベスト「エマージェンシーベスト」
いざ災害が発生したときに備えて防災グッズを持ち出すための工夫も必要です。
そこで危機管理アドバイザーの国崎信江先生がおすすめするのが、表側だけでなく背中側にもポケットがたくさんついている多機能ベスト「エマージェンシーベスト」。
災害時に必要なものをポケットにあらかじめ入れておくことで素早く避難することができます。
・手袋
・マスク
・水がいらないシャンプー
・口腔ケア
・手ぬぐい
・ポンチョ
・メモ用紙
・防災虎の巻
・ウェットタオル
・携帯トイレ
・給水袋
1個のベストに12種類も防災グッズを入れることができました。
おわりに
特務機関NERV防災
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日本最速の防災情報通知アプリ&自然災害からスマホで身を守る方法、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。