2019年5月4日(土)放送の『世界一受けたい授業』。
『日本に迫る9つの危機SP』と題して2時間スペシャルとして放送されました。
その第4位が『肌の老化』。
【老けない女と疲れない男の新習慣『美しく年を重ねる方法』】というテーマでさまざまな対策法が紹介されました。
教えてくれるのは、『医者が考案した長生きみそ汁』の著者で順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。
そして小林先生の奥さまで医師、小林メディカルクリニック東京院長の小林暁子先生。
「実は顔の輪郭や幅などによって、人に現れるシワやたるみの場所が違うんです」
例えば皮下脂肪が多い人は頬のお肉がたるみやすい傾向に。
あごが細い人は口元がたるみがちでほうれい線が目立つようになります。
「ご紹介させていただく新しい習慣は、毎日簡単に継続できるものです」
「生活習慣を変えて美しい肌を手に入れましょう」
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
日焼け止めの間違った使い方とは?
そんな紫外線対策に欠かせないのが、日焼け止め。
答えは…外出直前に塗ること
そのため出かける直前に塗っても効果は発揮されにくく、肌は焼けてしまいます。
老けない体:肌
【見た目年齢を若返らせるポイント】
答えは…毛穴
キメが細かい肌に光が当たると、均一に反射するため肌が綺麗に見えます。
しかし毛穴が目立つ肌の場合、光が拡散しにくいため影ができ老けて見えます。
毛穴が特に気になるパーツと言えば『鼻』。
そこで…
1.まず人差し指を小鼻に当てます
2.そこから小鼻の丸みにそって指を優しく上下に5回移動させます
3.続いて左右の指で少し高さをずらして鼻の頭を左右にひねること5回
これを週に3セットするだけで、鼻の毛穴づまりを予防できるんだそう。
「男性も毛穴のケアを怠るとだんだん汚く目立つ肌になってしまいます」
「意識してケアをしましょう」
そして鼻以外の肌に効果的なのが…
1.両手をグーの形にして第2関節の部分を使って、下から上に引き上げるイメージでグリグリとほぐすだけ
2.ほぐす場所は5箇所
①頭皮
②生え際
③頬骨の下
④耳の下
⑤あご
「特に頭皮が凝っていると顔を引き上げる力が低下するため、老け顔が進んでしまいます」
朝起きたときに1~2分マッサージするだけで、むくみの解消になるんだそうですよ。
老けない体:ほうれい線
年を重ねると頬の筋力が落ちて、頬まわりの脂肪が垂れ下がってきます。
このときにできる溝がほうれい線なんです。
頬を支える2つの筋肉『大頬骨筋』と『口輪筋』を鍛えられるんだそう。
1.まず口を大きく開けて『あ・い・う・え・お』と声を出します
→ここまでは表情筋のストレッチ
2.次に最後の『お』を20秒間出し続けます
→少し苦しいですが効果抜群!ほうれい線の原因である口まわりの『口輪筋』が鍛えられます
3.さらにここから『い』を20秒
→同じくほうれい線の原因『大頬骨筋』が鍛えられます
この体操を朝1回・夜1回、1日2回行うのが効果的。
ほうれい線は予防が肝心です。
「20秒間ずっと声を出しているのが辛い場合は形を作るだけでも結構です」
「とにかく無理をしないでリラックスする状態でやっていただきたいと思います」
老けない体:首
首の皮膚は薄く、頬の2/3程度。
そのためシワやたるみができやすいんです。
頭や首周辺にはたくさんのリンパ液が流れています。
リンパ液が滞ると首がむくんでシワの原因になるんです。
「僧帽筋をほぐすと首まわりにあるリンパの流れが良くなり、肩こりなども軽くなります」
僧帽筋をほぐすときによく腕や肩を大きく回しますが、これは間違いなんだとか!
そこで正しい首の老化ケア!
1.まず足を肩幅に開きます
2.次に両腕を床と平行になるように伸ばして体の前でクロスさせます
3.この状態から肩を前に回して10回
→肩甲骨を動かすイメージで
4.さらに肩を後ろに回して10回
これを1日2セット。
「『直接首を動かしたりしなくて大丈夫?』と思いがちですが、首のケアは原因を引き起こす大本を改善することが大事なんです」
「そうすると肩まわりが温かくなってきます」
「クロスすることで左右バランスよくほぐすことができるというメリットがあります」
老けない体:腸
今女性の間で話題になっている『腸活』。
腸は消化吸収だけでなく、キレイになるには欠かせない器官。
腸が元気になれば便秘解消につながり肌もキレイに。
「便秘は女性だけの問題ではありません。実は60代を超えると男性の方が便秘に悩んでいる方が多いんです」
そこで小林先生おススメ!『朝だけ腸活』。
やる事はたったの4つだけ!
朝だけ腸活①コップ1杯の水
起床後にコップ1杯の常温の水を飲めば、寝ていた腸が目覚めます。
その理由はいたってシンプル。
「ポイントは一気に飲み干すことです。勢いよく飲んだ方が腸も刺激されます」
朝だけ腸活②朝食
正解は『大根おろし』。
小林家でも毎日食べているんだそう。
ちなみにゲストの松本明子さんは小林先生の外来に通い、40年以上の頑固な便秘が改善したんだとか!
「当時の松本さんは4kgくらい宿便が溜まってて、それが改善しましたから」
大根おろしは水溶性食物繊維が豊富で、便の水分を増やして柔らかくしてくれる食材。
「大根おろしとはちみつで、すりおろしりんごみたいな味になります」
朝だけ腸活③スプーン1杯のオリーブオイル
便秘解消には適度な油分が必要不可欠。
「油をそのまま飲むことに抵抗がある場合は、サラダにかけたりヨーグルトにかけたりして朝食に取り入れてみても大丈夫です」
朝だけ腸活④おなかつかみ体操
「腸は皮膚の上からつかめる唯一の内臓です」
「便がつまりやすい大腸の曲がり角の2点をつまんで行う体操を紹介します」
1 まず左手は肋骨の下、右手は腰骨より上の部分に当て腸をにぎるようなイメージで強めにぎゅっとつかみます
2 そのまま骨盤をゆっくり8回まわします
→体の外から直接大腸を刺激して便をスムーズに押し出す効果があるんだそう
3 逆方向にも8回腰をまわします
※無理をしない程度に行ってください
「朝1回これをやっていただくだけでも全然違いますのでぜひやってみてください」
「(この体操は便秘じゃない人にも効果はある?)そうですね、今はストレス社会なので便秘じゃなくても腸内環境が悪い方はたくさんいらっしゃるんですね」
「腸を外から刺激するということは腸に良い環境を与えることになりますので良いと思います」
「しかも最近の研究で腸内環境を整えると、優しい気持ちになる愛情ホルモン『オキシトシン』や幸せホルモン『セロトニン』がすごく分泌されることが分かってますので、ぜひ皆さん整えるようにしてください」
老けない体:自律神経
新生活のストレスを受けやすく、寒暖差の激しい季節の変わり目。
5月病という言葉もある通り1年のうちでも自律神経が乱れがちな時期。
免疫力が低下して一気に体が衰えてしまいます。
そこで食事で自律神経を整えましょう!
そこへ自律神経が整う特製ドレッシング♪
腸内の善玉菌を増やす、みそ、オリゴ糖、すりごま、酢を混ぜたもの。
正解は『トマト』。
トマトは野菜の中でもGABAの量が本当に豊富なんです。
「この料理は食感もポイント。しっかりかむことが自律神経には大事です」
おわりに
朝だけ腸活、今日からでも活用できそうですよね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。