2022年2月13日(日)放送の『日曜日の初耳学(林先生の初耳学)』初耳トレンディ。
記憶力や集中力、勉強や仕事の効率をアップすると言われ注目されている「低GI食」を解説します。
教えてくれるのは発売2か月で2万部超えの大ヒット本『脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術』著者で脳科学者の西剛志先生、そして管理栄養士の神田由佳さんです。
放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
脳科学者が教える低GI食品の正しい食べ方
西剛志先生によると低GI食品を正しく摂ることで記憶力が約30%アップ、情報処理速度が約20%もアップするんだそう。
そこで専門家が教えるGI値の見分け方や記憶力・集中力アップに効果的な食べ方、おすすめの低GI食品を紹介します。
脳に良い低GI食品とは
脳に必要な栄養分は糖質です。
糖質をゆるやかに摂ることで血糖値もゆるやかに上昇するため、記憶力や集中力がアップすると言われています。
逆に高GI食品を摂ると血糖値が急上昇します。
それを下げるために大量のインスリンが分泌され今度は血糖値が急降下、この「血糖値スパイク」が食後の眠気や集中力低下につながるんです。
代表的な低GI食品(GI値55以下)はオレンジ、ミックスピザ、とんかつ定食など。
・オレンジ(GI値52)…薄皮の中に食物繊維が含まれていて糖質の吸収をゆるやかにし、GI値を低くしてくれます。
・ミックスピザ(GI値52)…具材のお肉や野菜にタンパク質や食物繊維が多く含まれているので、糖質の吸収が遅れるなどの効果があります。
・とんかつ(GI値50)…とんかつを揚げる油には血糖値を上げにくくする効果があるのでGI値が低いんです。
より低GIで脳に良い食べ方の順番
たとえば朝食の場合、記憶力や集中力を上げるより低GIになる脳に良い食べ方の順番は…
①ヨーグルト→②トマト→③ソーセージ→④パン、という順番です。
ポイントはヨーグルトを最初に食べること。
①乳製品…ヨーグルトなど
②食物繊維を含む野菜…トマト、キャベツなど
③たんぱく質…ソーセージ(肉類)、焼き魚など
④炭水化物…パン、白米など
プリンの原材料はGI値が低い卵と牛乳。
牛乳は糖質の吸収をゆるやかにしてくれるのでプリンはおすすめの低GIデザートです。
【朝食編】脳に良い低GI食品
記憶力や集中力をアップさせるおすすめの低GI食品はチョコレート(GI値42)。
チョコレートに含まれるカカオ・乳成分には血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる効果があります。
またカカオに含まれる苦味成分が交感神経に作用して脳を活性化させるとされており、朝にぴったりの低GI食品なんです。
【昼食編】脳に良い低GI食品
GI値を低くするお弁当の食べ方はレンジでチンせず冷たいまま食べること。
糖質の元となるでんぷんを多く含む白米に含まれる炭水化物は、冷やすことで一部が固まり「レジスタントスターチ」に変化。
固まったでんぷんで腸内での消化吸収が緩やかになり、血糖値の上昇も緩やかにすることができます。
おわりに
脳に良い低GI食品、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。